« 2007初夏、車中泊の撮影旅(付録4) 京都府伊根の舟屋 | トップページ | 東京MXテレビの番組 「よみがえる棚田~美しき日本の原風景~」 »

2007/06/20

2007初夏、車中泊の撮影旅(付録5) 富山県砺波散居集落

070620
5月26日の記事で書いたように、砺波平野の散居集落を見渡せる展望台は、夕方まで雨が降っていましたが、一瞬だけ、雲が切れて光が田んぼに射し込みました。そのときはフィルムカメラでしか撮る余裕がなかったので、その次の日ブログに載せた写真は、そのあとデジカメで撮った写真でした。でも、おとといフィルムの現像を終えたので、今日は、約束どおり、この写真を載せます。

「こんなことあるんだなぁ」という瞬間が、たまにあります。それは写真を撮っている人間にはたまらなく幸福な瞬間で、何か見えない力で撮らされているような瞬間でもあります。この偶然に感謝したくなります。

ついでに言うならば、写真のおもしろさは、こんな偶然が実際あるんだぁと知ることに尽きるでしょう。その偶然が、「ほんとにあった」と知っているのは俺だけです。なぜなら、パソコンを使えば、これくらいの「創作」はできてしまうからです。(自分以外は騙すことができるということです)

この写真は、夜中の3時に、宮沢賢治『風の又三郎』ふうの「どーどど、どどーど、どどーど、どどー」を奏でていた例の「極端に大きな音でバイクを走らせるにいちゃんたち」とともに、一生忘れられないものとして、心に刻みこまれたのでした。(トラウマになったのです)

初めてこのブログに来て、宮沢賢治の「どーどど、どどーど・・・」って、何の話?と、わからない方は、ぜひ、こちらをご覧ください。

「2007初夏、車中泊の撮影旅(7) 砺波平野の散居集落と、『宮沢賢治』」

ところで、彼らが宮沢賢治を練習しているのでは?と考えた瞬間、少し笑ってしまったのでした。あんな恐怖のどん底にいても、人間は笑えるんですね。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ランキング参加中。クリックして1票お願いします。
Banner_01にほんブログ村 写真ブログへ人気ブログランキング【ブログの殿堂】

|

« 2007初夏、車中泊の撮影旅(付録4) 京都府伊根の舟屋 | トップページ | 東京MXテレビの番組 「よみがえる棚田~美しき日本の原風景~」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2007初夏、車中泊の撮影旅(付録4) 京都府伊根の舟屋 | トップページ | 東京MXテレビの番組 「よみがえる棚田~美しき日本の原風景~」 »