タリバンが、韓国人人質を殺害
(写真はイラン・ヤズド)
韓国人がアフガニスタンのタリバンに誘拐されて、その中のひとりが殺害されてしまいました。ペ・ヒョンギュ牧師(42歳)で、今回のボランティアグループのリーダーでした。拉致された韓国人女性が、パキスタン側に助けを求める電話をかけてきたといいます。韓国人たちの恐怖は想像もつきません。
タリバンは、自分たちの仲間の釈放(それと身代金。これは払われたようです)を条件にしているようです。
韓国人たちはキリスト教徒で、布教しにいったという報道もあり、もしこれがほんとうなら、火に油を注ぐようなもので、反感をかうかもしれません。でも、もしそうだったとしても、人質は日本人の可能性もあったのではないか、という気もします。外国人を人質に取るやりかたは今後も続くかもしれません。
結局、タリバンが勢力を盛り返し、アフガニスタンは数年前に逆戻りしているようです。テロへの報復といって、さんざん人を殺し、物を壊しながら、こんな結果しか生まないとしたら、あまりにも悲しい。
ここ数年で「テロと闘う」といえば、戦争がしやすくなったともいえます。それも、このアフガニスタンが原点でした。
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