イランで服装の取り締まりが始まった
(写真はイラン・エスファハーン)
きのう、「おつかれさん」という店について書いた流れで、今日もイランの話題です。
イランで厳しい服装取り締まり
(2007年07月23日 20:01 発信地:テヘラン/イラン http://www.afpbb.com/article/entertainment/fashion/2258491/1855450 参照)
4月の新聞で、イランの服装の取締りのニュースを知ったのでしたが、そのあとどうなったかなと思っていたら、7月23日からまた厳しい取締りが始まったようです。
俺がイランに行ったのは、もう2年前です。旅行中は、意外と女性の服装がカラフルだったことに驚き、道のまん中で女子大生から握手を求められて、やっていいのだろうか?と、逆に俺が周囲の目を気にしたりして、でも、ちゃんとやりましたが、そんな開放感がありました。
市内バスも、男女別の席だと聞いていたのですが(最近、日本の電車にもある「女性専用車両」と似てる(?))、エスファハーンやシーラーズでは、平気で男女いっしょの席に座っていたし、イスラムの厳格さが色濃い「イラン」のイメージが変わったのでした。
でも、それから事情が変わったらしい。あのとき、ちょうど大統領選挙があって、保守強硬派のアフマディネジャド氏が勝利しました。核開発についても強気な発言が目立ちますが、国内的にも引き締め政策が取られているようです。
でも、若い人たちは、そんな政策についていくんでしょうか。町では、さすがにマックやケンタッキーはないものの、イランふうファーストフード店で、若者たちはハンバーガーやピザを食べているし、テレビでは、ハリウッド映画もやっていました。アメリカは嫌いだけど、アメリカ文化は好きだというイラン人はたくさんいるようです。
でも、服装が乱れているといっても、「足首が見える」「髪の毛が見える」という程度なんです。それでも厳格なイスラム教徒には許されないんですね。それなら、日本女性の服装は、ほとんど下着姿、いや、ほとんど裸です。倖田來未なんて、即、逮捕でしょう。日本の女性はほとんど犯罪者になってしまいます。(俺も、西洋のロゴ入りシャツを着ることがあるので、逮捕されます)
ずっといると気が付きませんでしたが、俺はこんな国に住んでいたのかぁと、あらためて思いましたね。もちろん、がっかりしたわけではありませんが。
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