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2007/09/30

映画 『ブラッド・ダイアモンド』 (1) 映画を観て泣いた理由

070930
(↑の写真はマダガスカル)

映画 『ブラッド・ダイヤモンド』 (Blood Diamond) をDVDで観ました。お勧めの映画ですよ。

アフリカのシエラレオネ共和国での内戦(1991-2000年)での、「ブラッド・ダイヤモンド」(紛争の資金調達のため不法に取引されるダイヤモンド、いわゆる紛争ダイヤモンド)を巡るサスペンス映画。(Wiki参照

ストーリーなどは、公式ホームページでどうぞ。
http://wwws.warnerbros.co.jp/blooddiamond/

俺が一番この映画で気になったのは、「善悪」の問題です。

ディカプリオ扮する、主人公のダイヤ密売人アーチャー、家族と引き裂かれ、大粒のダイヤを見つけたソロモン、そして紛争ダイヤモンドの真実を暴こうとするジャーナリストのマディーが、RUF(革命統一戦線)という反政府勢力の襲撃から逃れた先が、ベンジャミンという元先生の施設でした。RUFに捕らえられて、少年兵士にしたて上げられていた子どもたちを取り戻し、普通の子どもに戻す活動をしている元先生です。

そこでの、ベンジャミンと、アーチャーとの会話が印象的です。

(ベンジャミン) 「私は性善説を信じたいが、現実を見ると違う。君はどう思う? 多くの人間は善だと思う?」
(アーチャー)  「いや、ただの人間だ」
(ベンジャミン) 「その通り。善悪は行動で決まるんだ。悪人でさえ、一瞬の愛情があれば、人生に意味を与えられる」

アフリカで生まれた白人の苦悩を、ディカプリオは見事に演じていたのではないでしょうか。軍隊では白人と黒人がいっしょに戦いました。敵は、共産主義のはずだったのに、実は、象牙、金、石油、そしてダイヤモンド、つまりアフリカ外の外国人たちの利権と戦っていたわけです。

アーチャーは、さんざん人を殺し、金のためなら何でもするような男で、ソロモンからダイヤをねこばばしようとさえしていたのに、最後の最後、ある「善いこと」をするのです。結局、アーチャーは、ベンジャミンが言ったような人生の意味を得たのでした。そしてもうひとつ、ジャーナリスト、マディーという女性に出会ったことも、人生の大きな意味になりえたのです。

人を「善人」「悪人」というふたつの言葉で判断することの無意味さ・・・。まさにアーチャーのような人間を、「善人」「悪人」と分けることはできません。いや、人間だけではありません。何が「善」で何が「悪」か、この映画を観ているとわからなくなります。

ダイヤモンドを密輸すること、それは「悪」?それとも「善」? ダイヤモンドが、闇取引され、いろんな場所を経由して、正規のダイヤに化けて加工され、各国で売られ、それを結婚指輪として買うことは「悪」?それとも「善」? 俺にはわかりません。

そのわからなさが俺自身ふがいなく、また、このやるせなさをどこにぶつけていいのかわりませんでした。そして人生の意味は、最後の最後までわからないものなんだなぁと思ったり、いろんな物が頭を渦巻いて、泣いてしまいました。泣く以外、この気持ちの収まりどころを探せなかったのです。

ただ、誤解して欲しくないので、わざわざ書き足しますが、人が殺されて可愛そうとかいう「同情心」とか「人道主義的な気持ち」で泣いたのではありません。


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2007/09/29

【予告!】「車中泊の旅」、秋の部をやります (2) 今度は紀伊半島まで行けるかな

070929
ミャンマー情勢、緊張が続きます。

日本在住の知人のミャンマー人が、日本に戻りましたが、報道されている以上に、僧侶が殺害されているらしいとのこと。事態はエスカレートするのではと心配しています。そういえば、インターネットも遮断されて、情報統制が始まっているようです。

    ☆

昨日の続きです。「車中泊の旅」、秋の部をやりますよー。ブログ、期待していてください。

覚えている人もいるかもしれませんが、前回は、九州で足の炎症を起こし、紀伊半島は割愛して帰ってきました。なので、今回は、紀伊半島まで行くつもりです。(できれば、四国まで)

まぁ、でも、いつものことですが、どこまで進めるかは、あくまでも予定であって、目的地ではないのでわかりません。途中でいいところがあったり、いい写真を撮るために天気待ちするかもしれません。そのときは時間切れで帰ってくるしかありません。一応、こんな俺でも、時間無制限ではないので。

ところで、車の話です。

最近は、日中ヘッドライトを点けている車が増えています。でも、全国走っていても、まだそれほど多くはなく、だから、緊急自動車と間違えたり、近くにトンネルでもあるのかなと思ったりします。

日中点いていると、親切に「点いてるよ」と教える対向車のドライバーもいますが、俺は最近、「わざと点けているのかもしれない」と思って、教えてあげたりはしません。(前からしませんでしたが、そんなおせっかい)

これを事故防止策として奨励しているのか知りませんが、たしかに、日中ヘッドライトを点けていると、車の存在に気がつきやすく、事故は減るような気がします。

ただ、これをみんなやり始めたら、どうかな?と、ひねくれ者の俺は思うのです。今は、少ないから、「あっ」と思って注意するけど、全員がやり始めたら、その「驚き」はなくなるし、結局は、点いてないのと同じになってしまうのかな、と。すべてのことに慣れるのが人間です。

まぁ、そうなったらそうなったで、今度は、ヘッドライトを消して走ればいい、なんてことはないよね。俺が、将来の交通事情の心配をしてもしかたないので、とりあえず、今は、これでいいとしましょうか。

もうひとつ、車の点灯についての話です。

いつも、「危ないな」、そして、「この人は勘違いしているな」と思うことがあります。それはトンネルでの点灯です。

長くて暗いトンネルならみんな点灯しますが、比較的短いトンネルでは点けない人がいますよね。たぶん、点けない人は、「点けなくても見えるから大丈夫」と思って点けないんでしょうね。

でも、とくに快晴で、太陽光線が強い日なんですが、後ろに明るい出口が見えていると、入ってきた車は、その明るさに消えて一瞬見えなくなるんですよね。無灯火の場合は。

一度、狭いトンネルでそういう目にあい、あやうく、無灯火の車にぶつかりそうになってしまいました。トンネルの点灯は、自分のためでもあるけど、対向車のためでもあるということだと思うんですが、どうでしょうか。自分が見えるから、相手も見えるはずだというのは、危険な思い込みですよね。


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2007/09/28

【予告!】「車中泊の旅」、秋の部をやります (1) 旅の記録でブログをアップするのか、ブログをアップするために旅するのか

070928
ミャンマーでは、長井健司さんという「APF通信社」の契約カメラマンが撃たれて亡くなりました。治安部隊の銃で、正面から撃たれたらしい。

これを受けて、外務省の「ミャンマー危険情報」は、現在「渡航の延期をお勧めします。」にレベルが引き上げられています。

海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=018#header

    ☆

ところで、今度また15日間ほど、「車中泊の撮影旅」をやります。

前回の「2007初夏、車中泊の撮影旅」(2007/05/20~2007/06/15)の最中は、毎日ブログをアップしていましたが、けっこうアクセス数が増えて、それが快感になってきて、旅を記録するためにブログをアップしているのか、ブログをアップするために旅しているのか、わからなくなるような、ヘンな感覚がありました。

俺自身、こんなブログは、万人ウケしないことを知っているし、興味を持ってくれる人だけ見てくれればいいやと思っているので、それほどアクセス数を気にしていませんが、そんな俺も、このアクセス数の魔力に、はまることがあるんだなと気がついたのでした。「アクセス数ハイ」というのが確かにあるようです。

たぶん、この魔力から抜けられなくなったブロガーもたくさんいるのかもしれません。「アクセス数さえ増えれば・・・」という考えに陥ってしまうと、ちょっと危ないかなと思いますが。

まだはっきりしませんが、出発は10月7日ころからの予定です。ブログをチェックしてみてください。


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2007/09/27

ミャンマーの僧侶たち拘束される

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ミャンマーには敬虔な仏教徒がたくさんいます。3年前の10月の満月には、ヤンゴンの中心地に建っているスレーパゴダでお祭がありました。そのとき、信者が次から次へとやってきて、境内には、たくさんのローソクが灯されました。(↑の写真がそうです)

決して過激でも派手でもなく、静かで慎ましやかな祈りなのですが、内に秘めたエネルギーのようなものを、ひしひしと感じたものです。普段はおとなしいけど、怒ったら怖いよ、という感じでしょうか。

1988年以来の大規模なデモです。あのときは、たしか学生が中心でした。今回は僧侶です。ミャンマー人たちが尊敬する僧侶たちは、民衆の不満(民主化というより、苦しい生活のこと)を代弁しているのでしょうか。

ミャンマー情勢は予断を許しません。この写真のスレーパゴダでも昨日、デモ隊と治安部隊の衝突がありました。そして今日のニュースでは、治安部隊がヤンゴンなどの複数の寺院に突入し、僧侶たちを拘束したようです。

ところで、この軍事政権を支えている隣国、中国は、「内政不干渉」といって、この政権の援助を続けています。ただ、最近、批判があるので、民主化を促す方向へ傾きつつあるとも聞きました。でも、そもそも自分の国が民主化してないのに、ミャンマーの民主化を進めるという図式は、パクリ遊園地同様、漫画的で笑ってしまいます。(民主化すれば、すべてバラ色とも思わないですが)

大国の思惑が、小国の一般市民の幸不幸を左右してしまうどうしようもない現実があります。


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2007/09/26

ミャンマーのヤンゴン、デモ隊と治安部隊が衝突

070926
この何日間か、きな臭いニュースが流れていました。そしてついに、ミャンマーのヤンゴンで、僧侶たちのデモに対する規制が始まり、騒乱状態になっているようです。

ミャンマーデモ、治安当局が僧侶らを殴打・騒乱状態に
NIKKEI NET http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070926AT2M2601E26092007.html 参照)

ミャンマーは長年軍事政権下にあり、なかなか民主化しません。アウン・サン・スー・チーさんが軟禁されて、4年4ヶ月過ぎましたが、僧侶たちに返礼する彼女の姿が公開され、3、4日前ニュースになりました。

3年前、ミャンマーを1ヶ月弱旅しましたが、風景は美しく、人が素朴で、欧米文化に毒されていず、正直「いい国」だと思いました。でも、そのことは、「民主化していない」ことと無関係ではありません。皮肉なことに、軍事政権下の半鎖国状態は、ミャンマー独自の伝統文化を残す結果になっている側面もあります。

外国人旅行者が「いい国」と言っているミャンマーは、住んでいる人たちにとっては、「不自由な国」として不満を持たれています。

今回の軍事政権に抗議するデモは拡大するのでしょうか。ただならない胸騒ぎがします。


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2007/09/25

新しい単位を流行らせよう (2) 「1沢尻エリカ、2沢尻エリカ、・・・」

070925
昨日の続きです。

単位は、使う人たちで、前もっての合意があれば、何を基準にしても、分かり合えます。昨日書いた雲南省のおじいさんの単位も、俺もしょっちゅう地元のバスに乗っていたのでわかりました。でも、これが初めて中国へ行った日本人には、使えない単位でしょう。

そこで今日は、ひねくれ者の俺が提案する新しい単位です。

「ねこばばする金銭の単位」 → 「1社保庁、2社保庁、・・・」
(1社保庁≒X円で換算。でも、このX値は、これからもだんだん大きくなって行きそうな気配ですね。まだ決定できません)

あくまでも、これは冗談です。社保庁の人でも、ちゃんとやっている人が多くいることは、知ってはいませんが、想像することはできます。でも、最近明るみになった横領の事実が、あまりにも俺たちをばかにしているので、こういう単位でも使って鬱憤を晴らそうというわけですので、なにとぞ、社保庁のみなさん、ご了承ください。

では次。

「理由を言わずに姿を消す迷惑度の単位」 → 「1安倍総理、2安倍総理、・・・」
(1安倍総理≒2朝青龍でもあるかもしれませんね。昨日の記者会見で、安倍さんが姿を消したのは、病気だったと判明しましたが)

用例。「Aは、こんなに会社がたいへんなときに突然いなくなったのか? Aはホントに、3安倍総理くらいひどいヤツだな」

とか、ねぇ。悪いことだけじゃありません。これなんか、冗談じゃなくて、実際に使えそうですが。

「カップルの年齢差の単位」 → 「1沢尻エリカ、2沢尻エリカ、・・・」
(1沢尻エリカ=22歳で換算できます。俺の周りには、0.5沢尻エリカ、0.68沢尻エリカ、0.45沢尻エリカのカップルの知り合いがいます)

でも、今日書いた、新しい「単位」ですが、ぜんぶ、1年後には、使えなくなっていそうですね。単位は、やっぱり、あまり流行に左右されないものを用いたほうがよさそうです、はい。


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2007/09/24

新しい単位を流行らせよう (1) 何でも単位にできそうです

070924
ちょっと前のニュースですが、韓国で尺貫法が廃止されたそうです。

外国との貿易など、グローバル化へ向けてのことらしい。また、尺貫法は日本植民地時代の遺物だと考えもあるようです。

違反すると、50万ウォン(約6万円)の罰金なので、こっこう厳しい法律です。

単位というのは、人が考えたひとつの約束事にすぎません。

単位を合わせるメリットは大きい。それを使えば便利だからという考えは俺にもわかります。

日本も明治以降、メートル法を採用して単位を世界に合わせたことで、経済大国になりました。

でも、ひねくれ者の俺は思いました。逆に言えば、何を単位にしてもいいわけですよね。

おもしろいおじいさんがいました。中国雲南省の元陽から金平へ向う山道で、道を尋ねたときでした。「金平の町まで、あとどのくらいですか?」 すると、沿道の村に住んでいるおじいさんは、こう答えたのでした。

「2元(約30円)!」

おじいさんは「キロメートル」という距離や、「何時間、何分」という時間ではなくて、公共バスの料金で教えてくれたのでした。バス料金がひとつの単位になっていたんです。これには不意をつかれました。そしておもしろいと感心しました。

考えてみれば、地図を見たことがないからキロメートルなんて実感がないだろうし、時計を持たないから何時間なんていうのも実感がないんでしょう。それよりも確実なのは、バスに乗ったときに払わなくてはならない料金。

おじいさんの生活から生まれた単位なのでした。そしてそれは、俺を一瞬動揺させましたが、「あぁ、2元くらいか」と、だいたいの距離は俺にもわかったので、これもりっぱに単位として使えるなぁと思ったのでした。

(つづく。明日は、具体的な新単位の提案です)


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2007/09/23

「プチ★不幸」な人間

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映画『ウルガ』のオリジナルサウンドトラックCDを聴きながら、これを書いています。心の深いところに染み入るような、ほんとにいい音楽です。だから、今日は、ちょっとした「幸福論」を。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演の映画『幸せのレシピ』が公開されますね。

でも、この映画の内容について書こうというのではありません。(キャサリン・ゼタ=ジョーンズはいいなと思いますが) このタイトルから思い浮かべる、ある特殊な「幸福」についてです。

幸せのレシピというものがあるとすれば、それは、家庭料理の味がそれぞれ各家庭のレシピで違うように、幸せのレシピもそれぞれ違っていて当然です。これしかない、という絶対的なレシピはないのです。

「プチ★不幸」という言葉を思いつきました。

ホントに不幸であっては、不幸を感じますが、かと言って、周りからも、自分自身でも幸せだと思える状況になったとき、そこに違和感を覚え、むしろ、少し不幸目の方が、逆に幸せを感じてしまうという人間、それを「プチ(小さな)★不幸」な人間と呼ぶことにしましょう。

「少し不幸目に幸せを感じる」と書きましたが、「少し不幸目だと気持ちが落ち着く」「どこかに不幸を抱えているほうが楽だ」ということかもしれません。

ほんとに人の気持ちは謎ですね。周りからも「あなたは幸せだね」といわれ、自分でも「幸せだ」と自覚があって、にも関わらず、心の深いところでは幸せを精一杯感じていないことに気がつく瞬間。いや、誰が見ても幸せだと思える状況になる前に、その状況を拒んでしまう、ということもあります。

なんででしょうかね。自分が幸せになることは、別な他人を不幸にしていることを気にするからでしょうか。だから、自分が幸せになることの後ろめたさでしょうか。幸せと感じる気持ちは長続きしないかも、という怖れでしょうか。あるいは、幸せに伴って付いてくる責任の重さがたえられないからでしょうか。

いずれにせよ、この「プチ★不幸」の状態で落ち着けるなら(幸せに対する免罪符であれ)、これもまた、幸せのレシピのひとつであることに違いはありません。人それぞれなんだから、それでいいと思います。ちょっと特殊と言えますが。それを認めてくれる人がきっといます。

俺の中にも、「プチ★不幸」な人間の、性質はあるようです。だから、そういう気持ちはわかります。


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旅する画家、「福井昭夫絵画展」

070923
友人の『福井昭夫絵画展』が、自由ヶ丘のギャラリー喫茶「るなん」で開かれています。

福井さんは、アジアを旅する絵描きです。今年3月の、「『福井昭夫 旅の絵画展』 アジアの風景」(2007/03/22)でも紹介しました。

10月2日まで。(26日(水)は定休日)
12:00~21:00 (最終日20:00)
COFFEE&GALLERY るなん
東京都目黒区自由ヶ丘1-9-6
Phone 03-3724-1785

自由ヶ丘南口を出て、メルサの向かい側、東京書房の2Fです。

今回は、アジアの花の絵と、イエメン、タイなどの風景画です。福井さんの絵に囲まれ、コーヒーでも飲みながら、アジアの風を感じてください。


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2007/09/22

和太鼓奏者、富田和明参上! (2) 富田さんに誘われた、恐怖のステージ

070922
昨日は、和太鼓奏者、富田和明さんとの出会いを書きました。

今から10年ほど前、1度だけ、富田さんから誘われて、築地本願寺近くにあるライブに出たことがあります。ミュージシャンとしてです。あとにも、先にも、これだけですが。

自分で言うのもなんですが、不思議なステージでしたよ。富田さんは、もちろん和太鼓。俺は、パソコン。和太鼓の生音と、パソコンが演奏するオリジナル曲『ASIAGE』とのコラボレーション(というほど格好よくないですが)。アナログとデジタルの対極にあるふたつの音が、混沌とした雰囲気(つまり、わけがわからないということ)をかもし出していたのではないでしょうか。

しかも、お客さんをステージに上げて、その場で、パソコンを使って作曲してあげるという、今から思えば恐ろしいステージを決行しました。ユニークといえばユニークだったかもしれないです。パソコンがフリーズしたらアウトなのに。(勇気があった) 当時使っていたパソコンは、「Mac LC630」というやつで、よくフリーズしてたんです。

まぁ、なんとか無事にライブは終わりましたが。みんなの感想がどうだったかなんて、俺は、いっぱいいっぱいで、ぜんぜん覚えていません。

富田さんのコンサート情報を、もう一度載せておきます。まだ余裕がありますので、チケットは、ホームページでどうぞ。

富田和明 太鼓芸能生活三十周年記念 東京公演
あの音が聞こえる~道行きの太鼓
『千客萬來』

2007年10月5日(金)夜7時 開演(ロビー開場5時半・客席開場6時半)
会場/カメリアプラザ3F・カメリアホール

http://www.tomida-net.com/tokyo30kinen.html


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2007/09/21

和太鼓奏者、富田和明参上! (1) 富田さんとは中国で出会った

070921
和太鼓奏者、富田和明さんの30周年コンサートがあります。

富田和明 太鼓芸能生活三十周年記念 東京公演
あの音が聞こえる~道行きの太鼓
『千客萬來』

2007年10月5日(金)夜7時 開演(ロビー開場5時半・客席開場6時半)
会場/カメリアプラザ3F・カメリアホール

チケットなど、詳しくは、こちらのホームページでどうぞ。
http://www.tomida-net.com/tokyo30kinen.html

富田さんとは、18年ほど前、中国で出会って以来の友人です。初めて会ったのは、貴州省安順の公共バスの中でした。当然、富田さんは、人民服を着ていた俺のことは中国人だと思ったようですが。そのバスで、貴陽の町までいっしょに行ったのでした。そのとき、富田さんは、中国に留学中でした。

その後、日本にいったん帰りますが、12年間を過ごした新潟県佐渡の鼓童を退座して、ふたたび中国語や中国民族打楽器音楽を勉強するために北京に留学しました。

北京のあとは、延辺大学で朝鮮語などを学びました。北京と延辺の留学時代の日記は、それぞれ単行本として出版されています。

帰国してから、音楽活動を再開しました。その独特のステージにはユーモアがあふれています。とくに、中国語と朝鮮語を流暢にあやつるトークは、「長い」というクレームは一部あるようですが、おもしろい。富田さんは話術に長けています。もちろん、和太鼓には魂がこもっています。外国へ出て、自分の「和」の要素を再認識した結果だと、俺は思っていますが。

今度の公演も、人を飽きさせないサービス精神旺盛なものになると、期待しているところです。

興味のある方は、10月5日、ぜひどうぞ。


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2007/09/20

映画『ウルガ』のオリジナルサウンドトラックCD

070920
欲しい、欲しいと思っていた映画『ウルガ』のオリジナルサウンドトラックCDを、先日、ある人から、手に入れることができました。

その人の奥さんが当時、『ウルガ』の配給会社に勤めていたらしく、そんな偶然から、また『ウルガ』の音楽に再会することができました。ありがとうございました。

音楽を担当したのは、エドワルド・アルテミエフ。『ウルガ』の映画監督ミハルコフや、タルコフスキーの映画作品の音楽を担当してきた作曲家で、1980年モスクワオリンピックの開会式でのカンタータも彼の作品だそうです。

モンゴル国へ出発する前日、映画について書いているので、こちらでどうぞ。

Ya_2「今、何かと話題のモンゴル(8) モンゴルの草原といえば、映画『ウルガ』」(2007/08/14)

音楽を聴いて、当時のことが懐かしく思い出されました。映画『ウルガ』のこともそうですが、撮影に熱中していたメコン河のことなど、もろもろです。

どことなく切なくなる音楽です。泣いてもいいんだよ、と言われている、みたいな・・・。柄にもない? 気持ちワリい? (ですよね・・・) でも、何と陰口をたたかれてもかまいません。ホントウに、泣けてきます。

音は、心に訴えかけるのが、直接的です。空気の振動という物理的な力が、直接耳の中の敏感な部分を刺激するのだから、エネルギー量がそもそも大きいためかもしれませんが。(適当に言ってるだけですよ。信じないでください)

あのゆったりとした時間の流れ方は、モンゴルの大草原と大河メコンで、共通するものがあるようです。音楽を聴くと、メコン河の風景が思い浮かぶのも、俺にとっては自然なことなのでしょう。


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2007/09/19

遊びについて

070918
昔、こんな話を本で読んだ記憶があります。

雨が降ったあとの水溜り。ふたりの子どもが来ました。ひとりは、水溜りに入ると、泥の中に手を突っ込んで、「魚」を捕まえるようなかっこうをしながら、楽しく遊び始めました。

もうひとりも、楽しそうだと思って、水溜りに入りました。そして、先に入った子どもから、「魚」を手渡されたのでした。でも、その子どもは、その「魚」を見て、がっかりしました。それは単なる石ころだったのです。「なぁんだ、ただの石じゃないか」と、子どもは怒ってしまい、水溜りから上がると、家に帰ってしまいました。

でも、先の子どもは、泥の中で、「魚」を捕まえる遊びを続けました。

こういう話です。何の本に書いてある話だったのか、今となっては忘れてしまいました。でも、これを読んだとき、この泥の中で、「石」を「魚」にして遊んでいる子どもの気持ちがわかりました。

俺はここで、「石」を「魚」にして遊べる子どもの方が、想像力があっていい、などと単純に言うつもりはありません。ある意味、この子どもは、「石」を「魚」と言い張る頑固者で、自分の快感を優先させる、ちょっと困ったちゃん、という面もあるし。(こういう人間の家族は迷惑してると思うよー。こういう人間て、俺のこと?)

ただ、「遊び」の本質を表している話だなぁとは思いました。道具がないと遊べない、なんていうのは嘘です。(道具がありすぎて、本当の遊びではないというのも、嘘です。テレビゲームでも、遊びは、遊びです) 道具の問題ではなくて、想像力の問題ですね。

そして、「遊び」だから不真面目で質が悪く、「仕事」だから真面目で質が高いとは、必ずしも言えないし。(例えば、写真のことです)

かと言って、俺もいつでも「石」で遊べるか?というとそうでもないです。バカバカしいと思って帰るときもあります。いつも好奇心を全開にするなんて、疲れてしまいます。遊びの持つ余裕さえなくなってしまうのでは、本末転倒でしょう。


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2007/09/17

ブログは俺のウンコだ!

070918
「書く」という行為にも、何か精神的な安定化作用はあるんでしょう。写真を撮ること、絵を描くこと、音楽を作ることと同じように・・・。と、昨日書きました。

以前、友人(詩を書いていた)とこんな話になったことがありました。

写真を撮ることや文章を書くことは、心に溜まったものを外に出す感覚で、言ってみれば排泄物と同じかもしれない、などと。じゃぁ、人に写真を見せるのは、ウンコを見せていることになるの? 失礼な話じゃないか、アハハ・・・みたいなことだったと思います。

このときは、勢いで言ったことでもあり、冗談ふうに笑われて終わったのでしたが、昨日ブログを書いていて、ふと、このことを思い出し、その考えはあまり変わっていないなぁとあらためて思ったのです。

そう、このブログも、毎日排泄し続ける俺の「ウンコ」です。

ここで、「あっ、ウンコだ。汚い」と思って拒否してしまう人と、「おもしろいウンコだなぁ」と思って、もっとくわしく観察する人の2種類に分かれるでしょう。

後者が、たぶん、この1週間書き続けてきた「代理旅行家」に対して「おもしろい」と興味を持ってくれるような人たちなんでしょう。ウンコを最初から「汚いものだ」と決め付けずに、ウンコにも何かおもしろさがあるはずだと考える種類の人たち。(違ってたらスミマセン)

そう言えば、今から20年前、初めて中国へ行って厠所(トイレ)で見たウンコの種類の多さに驚き、人間のウンコはこんなにも千差万別なんだぁと感激したこともありましたね。太さ、長さ、色、堅さ、匂い。日本では、あまり他人の(家族のでさえ)ウンコは見る機会がなかったので、それは衝撃でした。

もちろん、俺が言っている「ウンコ」とは、「精神的な澱」みたいなもので、比ゆ的に使っているだけで(あたりまえです!)、この「本物のウンコ」の強烈なアンモニア臭に、「いい匂いだ」と言う人はいないと信じますが。

ほんとに中国の厠所(トイレ)はすごかったんだから。何度泣いたことか。「アタックNo.1」の鮎原こずえふうに言うと、「だけど、涙が出ちゃう、男の子でも・・・」


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「代理旅行家」という新しい仕事 (6)

070917
代理旅行家について書くのは、昨日で終りだったはずですが、今日も書いてしまいます。

あまり本気になって、「遊び」ではなくなるのも、どうかなぁと思う、といったことについて、前に触れました。

極端に言うと、すべてが何かの意味づけがなされて、がちがちに固まってきたこの世界が、時々、息苦しくてしかたないことがあります。だから自由な「遊び」が欲しい。

個人的には、自分が「写真家」になってしまったことでの、不自由さを少し感じるのです。その「写真家」という枠が自分を縛り始めているようです。そこから抜け出したいと思うこと。それがここ何日間かブログで書いてきた、「写真家の『間』」という言葉で表したいことなのかもしれません。

もがいています。あがきもあります。もちろん、俺は「写真家」と名乗るほうが、仕事をやりやすいことは知っているので、この肩書きを捨てるつもりもありませんが。捨てるつもりもないのに、「写真家」の枠を壊したいなどと言うのは、「自民党をぶっ潰す」と言っておきながら自民党を守った誰かさんと同じかもしれません。ずるい、と言われれば、ずるいです。

でも、俺は正直、何者でもないし、何者にもなりたくありません。何物からも束縛されず、何物にもくっつかず、心は、「球」のような形をイメージします。それが理想です。

わかってもらえたでしょうか? わからない? そうでしょうねぇ。実は、俺にもよくわからないんです。

でも、少なくとも、こうやって代理旅行家などという、半分冗談ぽいことを書いていることで、心は落ち着いて、「球」に近づいているような気分に浸れるのです。「書く」という行為にも、何か精神的な安定化作用はあるんでしょう。写真を撮ること、絵を描くこと、音楽を作ることと同じように・・・。


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2007/09/15

「代理旅行家」という新しい仕事 (5)

070915
代理旅行については、とりあえず、今日までにしておきます。(しつこい?) でも、個人的には、代理旅行という仕事に、なんだか「枠を外れるような自由」を感じます。だから、このことを考えるのが、とても楽しいので、毎日飽きもせず書き続ける・・・。

俺のたわごとに、意外にも反響があったので、気をよくしているのですが、きのう、acornさんからもらったコメントに、「これは、夢や希望を託すのに似ていますから、」とあり、みんなの反応がいいのは、そのあたりにもあるのかなぁと思いました。

これまでは、どちらかというと、代理旅行家サイドからいろいろ書いてきました。でも、根本問題として、仕事である以上、お金を払うお客さん(依頼者)は、何かを得ないと、成立しないわけです。

そこであらためて、「俺が旅を楽しむこと」にお金を払う人が、得るものはなんだろうか? お客さんサイドから考えると、やっぱり夢や希望なのかもしれません。似たような関係は、宮廷画家を囲っていたパトロンとか、そんなとこですかね。(ちょっと違う?)

逆に言うと、夢や希望にお金を払うためには、その代行者にかなり魅力がないとだめなんでしょうね。ともえさんのコメントに、お墓参りの代行サービスについて書いてあったので、墓参りの代行にお金を払う人は、「やってもらうと気持ちが晴れる」と書きました。代理旅行も同じかなと思ったのですが、それよりも一歩も二歩も進んだところで、もっと抽象的な、夢とか希望を得るということなのでしょう。だから、代理旅行業はお墓参り代行業よりも、ご利益がはっきりした形で見えにくいぶん、難しいと思われます。

とにかく、難しいことは百も承知で、お客さんを長い目で待ってみます。コメントいただいた人たちには、代理旅行家プロジェクトの一員になってもらいましょう。実際、お客がひっきりなしに来るようになったら、とてもじゃないけど、俺一人だけではこなしきれませんから。(本気でそんなことを?) お手伝い、お願いします。

ところで、俺はすでに、代理旅行をし、その報告としてこのブログを使っている、なんていうふうにも考えられますね。代理旅行の予行演習をしているような・・・。代理旅行を、俺自身が、バーチャル体験しているような気がします。

もちろん、ブログは無料で公開しているし、誰か、お客さんに依頼された旅でもありません。ただ、こう考え方を変えれば、どうでしょうか。それは、お客さん(依頼者)が、俺自身であれば。そして、このブログが多少でも夢や希望を与えているのであれば。


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2007/09/14

「代理旅行家」という新しい仕事 (4)

070914
おとといの午後4時ころ、ある編集者と会ったとき開口一番、「安部さん、辞めたの知ってる?」と言いました。

まさか安倍さんが・・・。どうしてこのタイミングで? このまえ所信表明演説したばかりなのに。そして、選挙であれだけ負けて、辞めろ辞めろと非難され続け、それでもかたくなにや辞めなかった安部さんが、どうしたのか。耳を疑いました。

       ☆

この件については、また後日、ということで、今日も、代理旅行について、まだまだ引っ張りますよ。

いろんなアイディアが浮かびます。ポイント制を導入しましょうか。たとえば、マイルを貯めると、俺の体験談を一晩中聴けるとか。ただで、(つまり俺の自費で)旅行してあげるとか。そんな得点付き。

他にも何かアイディアがあったら教えてください。

と、ここまで4日間、「代理旅行家」という新しい仕事の話を書いて、だんだん具体的になってきましたが、ふと、「待てよ」と、思います。

ちょっと初心に帰ってみます。というのは、これを本気でやったらどうなんでしょうか?

バカバカしいことを真面目にやることが好きです。だからお笑いは大好きです。「でも、そんなの関係ない! はい、オッパッピー!」みたいな、意味のないことを、大真面目にやっている姿に大笑いできます。

だから、俺も初めは、代理旅行家も、「ありえない」からこそ、それをいっしょうけんめいやるのが、とてもバカバカしくて、「遊び」としておもしろいかなと思ったところが、正直言うと、あるんです。それなのに、だんだん本気になっていくのが、ちょっと引っかからないでもない・・・。

まぁ、「ありえない」と思いながらも、どこかに「ありえるかも」と期待している自分がいるんですけどね。もし本当にお客さんが来たら、俺はあらためて「人間はおもしろい」と思うだろうし「生きていて良かった」と思うでしょう。

代理旅行家のホームページが完成したら、お知らせします。


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2007/09/12

「代理旅行家」という新しい仕事 (3)

070912
まさか代理旅行に、こんなに反応があるとは思わなかったので、調子に乗って今日も、代理旅行について続けます。

今日、このブログを読み出した人のために、もう一度説明しておきます。代理旅行家とは、お金はあるけど、身体的理由や時間的理由で、旅が、したくてもできない人に代わって、旅をしてあげる仕事のことです。

代理旅行家は、旅・旅行をするだけで、お客さん(依頼者)を満足させなければなりません。だから、多少のテクニックはいります。まったくの初心者的旅のしかたではいけませんが、かと言って、あまりにも旅慣れすぎている旅のしかたでも良くないでしょう。もちろん、どんな旅をしてほしいかは、お客さんしだいなので、それに合わせはしますが。

自慢するわけではありませんが(といって自慢ですが)、若いころからずっと旅をしてきて、いろんなレベル、タイプの旅のノーハウはあるし、「俺が旅を楽しむ」自信はあります。これこそ「天職」かなぁ。

「旅 travel」は「トラブル trouble」と言われるくらい、旅にトラブルは付き物で、それがまた旅の醍醐味でもあるのですが、「トラブル」があった場合は、内容によりますが、追加料金をいただきます。そのかわり、思い出深い旅になるわけですから、安いもんでしょう。

ところで、たとえば、こういう依頼は引き受けられません。何かブツを運ぶこと。これは運搬業になるし、なんかヤバいものを運ばされるのは嫌です。

あと、「これを買ってきてくれ」とかいうのもどうでしょうか。みやげ程度ならいいですが、中東の国へ行って、石油の採掘権を買ってきてくれなどという依頼も(来ないよね)、ダメです。あくまでも、「俺が旅を楽しむ」ということから外れてしまっては、代理旅行家のプライドに関わります(そんなもん、あるのか?)。

それと、昨日のTAKAさんからのコメントで気がついたのですが、かなり命がけの場所や紛争地帯ですね。それも断るかもしれません。

あとは、旅の仕方として、サハラ砂漠をマラソンしてくれとか(疲れるから嫌だ)、南極を犬ぞりで横断してくれとか(極地旅行のノウハウを持ってない)、1日1ドルで旅してくれとか(低予算過ぎ)、こういうのもお断りします。

まぁ、いいでしょう。とにかく、新しい仕事だし、どんな依頼、お客さんが来るかもわかりません。そこは臨機応変に対応したいと思います。「応相談」というやつですね。なるべくお客さんの希望に添えるようにがんばります。

ただ、これはボランティアではなくて、あくまでも仕事なので、予算しだいともいえますね。ところで、確定申告で、「代理旅行家」という職業、認められるんでしょうか。

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2007/09/11

「代理旅行家」という新しい仕事 (2)

070911
昨日、「代理旅行家」の話を書きましたが、ふたたび、本気モードに入りました。

実は、ホームページを作りかけていたんです。でも、3年前は、「俺もバカなこと考えるなぁ」と思い、いつのまにか、この「新事業」に対する意欲もなくなってしまっていました。

でも、意外と皆さんからの反応が速かったし、コメントしてもらったひなたさんの話から、これは本当にやれるのではないかと自信(?)を持ちました。

お金はあるけど、身体的理由や時間的理由で、旅が、したくてもできない人。その人に代わって旅をしてあげる、これはサービス業ですね。

だから、本来は(理想では)、昨日も書きましたが、体験談も話さず、俺が旅を楽しむことだけで満足してほしいのですが、今の段階では、「バーチャル体験できる装置」というものはないし、やっぱりそれなりに体験談を語ったり、写真やビデオを見せることで、疑似体験してもらうという方法しかないかもしれません。

そのうち、「バーチャル体験できる装置」はできるでしょう。実際、今医療現場では、遠隔操作で手術もできるらしいし、そういった技術を応用していけば、きっとできる。(工学部でちゃんと勉強しておくんだった) 手塚治虫が「鉄腕アトム」が活躍する世界を創作したとき、だれも「夢物語」だと思っていたのは、わずか、50年ほど前のことです。

じゃぁ、こうします。とりあえず、今のところは、体験談も写真もビデオも、お客さんが望むものを提供することにします。そして、この体験談は、お客さん以外の他人には話さないことにしましょうか。(代理旅行家としての守秘義務?)

いやぁ、待てよ。ちょっとこれはキツいかなぁ。それでなくても、俺は旅の話はベラベラと人に語りたいほうなので(だからブログなんてやっているわけだし)、おもしろいことを黙っているストレスには耐えきれないかもしれません。そもそも、「俺が楽しむ」ということが大前提だから、やっぱり体験談は思う存分話させてもらいます。

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2007/09/10

「代理旅行家」という新しい仕事 (1)

070910
おとといの話の続きです。

高座に上がっているだけで認められる落語家のように、話と話の間の空白の時間の「間」にこそ、俺のやりたいことがあるのではないか、などという、たわごとを書きました。

これを一歩進めれば(つながりが無いようにも思えますが)、俺の理想はこうです。ただ、旅をして写真を撮っているだけで、みんなを幸せにして、しかもお金ももらえるような人になれたらなぁ。

「旅人」という職業は残念ながらありません。旅をして収入を得るには、旅で撮った写真を売る「写真家」や、体験を文章で売る「文筆家」になるしかない。あるいは、旅行の添乗員としてという手もあるけど、でも、純粋に自分の旅だけしていて、そのことだけで収入を得ることはできません。

そこで俺は考えました。「代理旅行家」という職業です。(いわゆる、航空チケットやホテルを手配してくれる旅行代理業ではないですよ。これは免許か何かいるし・・・)

「代理旅行家」とは何か? 「何か?」と言っても、3年ほど前、思いつきで考えただけなので、はっきりしたものではないですが、旅をしたいけどできない人に代わって旅してあげる仕事です。(ここからは話半分で聞いてください)

3年前、この話をしたら、友人から、「なんで、わざわざ金を払ってまで他人に旅をしてもらわなくてはならないの? ありえないでしょ」と言われました。その通りですねぇ。俺でさえ、そう思います。

ただ、世の中は広い。「いるかもしれない」と考えるのが、俺のいいところでもあるし、バカなところでもある。それは自覚してます。

どうでしょうか? だれかいませんか? お安くしておきます。どんな旅をするかによって料金は変わりますが、基本、「旅行費用全部と旅行に関わる必要経費」プラス「俺のギャラ」となります。

あなたのためにだけ、俺がすばらしい旅をしてあげます。そして、その体験は、あなただけに話します。いや、本来なら、話もしてあげません。厳密に言うならば、体験を話して収入を得るのは、「代理旅行家」とは言えなくなるからです。お客さん(依頼者)には、俺が旅を楽しむことで、満足してほしいのです。

でも、今はキャンペーン中なので(ホントか?)、「ブログを見たよ」という人に限り、体験談を話してあげてもいいですよ。


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2007/09/08

落語家の「間」、写真家の「間」

070908
落語家、柳家小三治の「間」はすごいなぁと思いました。名人と呼ばれる人の「間」は、母性本能をくすぐります。

あれ、どうしたのかなぁ?と思って心配になるほど、無言の「間」は続き、これ以上長いと客が困惑してしまうという、その絶妙のタイミングで次の言葉を発する。こんな長い「間」を、堂々とやれるから名人と言われるわけで、俺には怖くて耐えられません。つい、言葉を次から次へと発して、「間」を埋めようとします。

それにしてもなんですねぇ。落語家でも、名人といわれる人は、話をしなくても、いやそれどころか、高座で眠っていても、客は喜んで見ているらしく、そこまでくると、存在そのもので認められるということなのです。(柳家小三治は全身落語家と言われているようです)

こんな名人になってみたいものです。俺は時々、「カメラを持たないで写真を撮りたい」「写真を撮らない写真家になりたい」などと、冗談で言っています。もちろん、「カメラを持たないで写真を撮ること」も「写真を撮らない写真家」も、矛盾していて、ありえないことなのですが、ただ、言いたいのはこういうことです。

写真も旅も、もちろん好きだし、やめるつもりはないですが、でも、これだけやっていてもなぁ・・・。何かが違うんですよね。別のことをやりたいということではないんですが。「いい写真」は撮りたいですが、少なくとも「じょうずな(つまり技術的にですが)写真」を撮る気はなくなりました。

それで、もしかしたら、こういうことかなと気がついたんです。この小三治の「間」を見て。つまり、落語家の「間」とは、空白であって、「言葉」の、それこそ間にあるものです。本来落語家がやるべき仕事と仕事の間の「間」。この「間」があるからこそ、その前後にある「言葉」が生きてくる。ここに実は、俺が求めるものがあるのではないかということ。

だから、言葉の表現としては「カメラを持たないで写真を撮る」とか「写真を撮らない写真家」とか言うしかないみたいな気がしますけど。写真家にとっての「間」、ですね。どうでしょうか。

なんだかわからない?

バカだなぁと思われるでしょうね。俺も自分でそうだと思ってます。


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2007/09/06

モンゴル国に行ってきました (11) モンゴルの通貨(紙幣)

070906
外はすごい風と雨。台風が接近しています。

モンゴルの写真整理も一段落つき、ブログも、モンゴルの話題は今日までにします。最後に、モンゴルの通貨(紙幣)を掲載しておきます。(単位はトゥグルグ)

写真の上から、1000、500、100、50,20,10トゥグルグです。この上に、2万、1万、5000トゥグルグがありますが、現地で使ってしまい手元にありません。そして、5、1トゥグルグという小額紙幣もあるそうですが、今回の短い滞在でお目にかかることはありませんでした。

現在のレートは、1.00 トゥグルグ = 0.0972 日本円 です。つまり、写真一番上の1000トゥグルグは、日本円で約97円です。

ウランバートルの空港、銀行、両替屋などでは、日本円も両替できますが、地方では米ドルだけらしいので、地方を旅する時は注意したほうがいいですよ。

今回は短期旅行で、しかも仕事だったので、個人旅行者用の情報はほとんどありません。いずれ、またモンゴルへは個人的に行ってみたいなぁと思っています。いつのことになるか、わかりませんが。

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (10) モンゴル伝統アクロバット「ウランノグラルト」」


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2007/09/05

モンゴル国に行ってきました (10) モンゴル伝統アクロバット「ウランノグラルト」

070905
モンゴル滞在最後の夜、ウギー湖からウランバートルに戻った俺たちは、モンゴル伝統の音楽や踊りのショーを見に行きました。観光客用に毎晩やっているようです。

仏教の仮面劇、「ホーミー」、馬頭琴の演奏、モンゴルふうモダンバレエ、アクロバットなど、いろいろあって退屈しませんでした。

「ホーミー」とは、緊張した喉から発する笛のような声のこと。どこから響いてくるのかとあたりを見回してしまいました。かなり金属的な声です。タイのプーケット島で聴いたセミの声に似ていました。おそらく、大草原で、遠くまで届くようにと発展してきた声の出し方なのかもしれません。

歴史的には、「アルタイ山脈周辺の地域では、浪曲節のような喉を詰めた声で歌う叙事詩や賛歌が発達しており、喉歌はその叙事詩を装飾する目的で発達してきた」そうです。(Wiki 「ホーミー」参照

それにしても、「ホーミー」の演者が朝青龍と似ていたのには驚きましたが。

3人少女たちの、モンゴル伝統のアクロバットには、もっとびっくりです。モンゴル語では「ウランノグラルト」というそうです。(↑の写真)

5,6歳から練習を始め、12歳~14歳くらいが現役。世界的にも有名で、別グループが海外公演に行っているそうです。(日本にも来たかもしれません)

それにしても彼女たちの体はどうなっているのでしょうか。不自然なくらいの体の曲がり方。ポールの先で絶妙にバランスを取りますが、まるでスパイダーマンですね。

少女たちのけなげな演技を見ていると、どんな練習が行われているんだろうかなどと、余計なことが気になってしまい、「すごい」というよりは、少しだけ痛々しさを感じてしまいました。

Ya_2モンゴル国に行ってきました (11) モンゴルの通貨(紙幣)」

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (9) 「ノホェホル(番犬をつないで)」」


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2007/09/04

モンゴル国に行ってきました (9) 「ノホェホル(番犬をつないで)」

070904
今回モンゴルに行って覚えた言葉は、

こんにちは         サンバェノー
みなさん、こんにちは  サンバェツガーノー
ありがとう          バイラルラー
笑って            イネゲレー
いくら?           ヒットウェ?
高いね            ウンテー

買い物して値段を聞いたときは、「安いね」はあまり使わず、だいたい「高いね」しか使いません。なので、覚えるのは「ウンテー」だけでもいいんです。そしてもっとも重要だったのは、

番犬をつないで!    ノホェホル!

これは、牧畜民のゲルを訪ねるときには、必須の言葉で・・・と、思っていたのですが、そう思っていたのは、もちろん俺ばかりだったようです。

ゲルに近づくと少しは吼えますが、咬まれることはありませんでした。咬む犬は、最初からつながれているそうです。だから走ってくる犬は、逆に安全と考えてもいいのでしょう。でも、油断は禁物です。チベット高原で、2回も犬に咬まれている俺としては、今回のモンゴル行きで、唯一心配なことでした。

標高の高いところではモンゴルでも、高原牛であるヤクが放牧されていましたが、このヤクの子どもがすばしっこくて、遠くから見ると、犬のようにも見えるのでした。あそこにいるのは、犬か、ヤクの子供か。放牧地に行くと、それが気になってしかたがないのです。

そんなに犬に神経質にならなくても、と思われるかもしれませんが、咬まれてみないと、この恐怖、わかりませんよ。

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (10) モンゴル伝統アクロバット「ウランノグラルト」」

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (8) モンゴルの幽霊?」


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2007/09/03

モンゴル国に行ってきました (8) モンゴル、ウギー湖の幽霊?

070903
ハラホリンの北、約70kmのところに、ウギー湖があります。湖畔の草原にはいくつか、観光客用のゲル・キャンプが点在しています。

ここです。(Googleマップ http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=&ie=UTF8&ll=47.769791,102.762337&spn=0.099223,0.197067&t=h&z=12&om=1

明るい日差しが湖面にキラキラと反射し、遊牧民のゲルがなければ、地中海かどこかのリゾート地に来たようです。

せっかく湖に宿泊するので、夕食は湖から獲れた魚を注文しました。ところが、ドライバーのTさんは食が進みません。「肉が無ければ、食事ではない」といわれるくらい、モンゴル人にとって肉は半主食といってもいいものだそうです。羊肉が出たときの、Tさんの食欲は、あっぱれでした。魚はあまり好きではなかったようです。

でも俺たちは、もちろん魚のフライに満足しました。淡白な白身の魚。醤油でもかければ日本食と同じです。

食後、レストランの表へ出たら、外はすっかり暗くなっていました。そして湖面に映る月と、満天の星空を見上げました。「天の河」というのは、ほんとに「河」に見えるんですね。こんな星空を見たのは、去年のマダガスカル以来です。どっちも、空気が澄んでいて、空がきれいなところです。ここウギー湖は海抜1300mほどで、高原にあるのでなおさらです。

宿泊施設のゲルの写真を撮ったら、三本足の幽霊が映っていました。(↑の写真)

もちろん、嘘です。これは誰でも撮れるトリック(というほど大そうなものでもないですが)です。ちょっと遊んでみました。「心霊写真もどき」を撮るのは、いとも簡単、という例です。騙されないように。

三脚にカメラを立てて、約30秒間、バルブでシャッターを開けておきました。レストランの明かりがゲルを照らします。だから「幽霊さん」には、その間、体を揺らしてくれるように頼みました。そうするとこういう写真が撮れます。「幽霊さん」はガイドさんです。俺も自分が幽霊になった写真を撮りましたが、美しく撮れなかったので、残念ながら公開は断念します。ご了承ください。

ゲルの中では、作家のSさんと編集者のKさんはウオッカを楽しんでいました。薪ストーブが嬉しい、ウギー湖の夜でした。

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (9) 「ノホェホル(番犬をつないで)」」

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (7) 映画『ウルガ』について」


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2007/09/02

モンゴル国に行ってきました (7) 映画『ウルガ』について

070902
モンゴルへ出かける前、映画『ウルガ』について、(今、何かと話題のモンゴル(8) モンゴルの草原といえば、映画『ウルガ』2007/08/14)のなかで、「ウルガとは、先に輪が付いた馬を捕まえるための竿のことです。これが草原に立ててあれば、そこで男女が仲良くしてますよ、というサインにもなるらしい。つまり、草原にウルガを見つけたら、近寄らないことが遊牧民のエチケットらしいのです。粋なサインですね。」と書きましたが、どうも、訂正しなければならないようです。

ガイドさんに、ウルガの話をしたら、モンゴル国にはそんな意味はない、慣習はないというのです。それは中国の内蒙古だけの意味・慣習ではないでしょうか?といわれました。つまり、フィクションなのかもしれないことがわかりました。あくまでも映画なので、それはありえる話です。

映画の中では、ウルガが象徴的に扱われていましたが、この意味・慣習がフィクションだとしても、映画の良さに変わりはありません。

ところで、俺たちも、ツェンケル温泉の草原で、乗馬を体験しました。女性のガイドさんは、普段は優しい顔なのに、馬に乗ったときだけは、表情が厳しくなりました。そのりりしい姿に、さすが騎馬民族だなぁと思いました。

俺たちが落馬して怪我でもされないようにと緊張していただけかもしれませんが、そのギャップにちょっとびっくりしました。


Ya_2「モンゴル国に行ってきました (8) モンゴルの幽霊?」

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (6) 朝青龍、ドリームランドに滞在か?」


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2007/09/01

モンゴル国に行ってきました (6) 朝青龍、ドリームランドに滞在か?

070901
10日前まで行っていたところがこんなに話題になるとは思ってもみませんでした。今回モンゴル行きの話が来たのは6月中旬。当然、朝青龍の問題が起こる前です。

そういえば、俺が行ったところでは、何か騒動が起こっている気がしてなりません。バリ島では爆弾テロ事件。4年前のベトナムでは「サーズ」の発生、一昨年のイランでは地震がありました。去年のマダガスカルでは「チクングンヤ熱」の流行・・・・。もちろん単なる偶然だとは思いますが。

モンゴルの話題で、これだけブログを引っ張れると思いませんでしたが、しばらくはモンゴルの話題です。

高砂親方は、早々と、昨日の早朝出発のMIYAT(モンゴル航空)便で帰国しました。首都ウランバートルからハラホリンまでは、6、7時間。往復13時間あまり。道の8割がたは、舗装されていない悪路を走ります。「草原、草原、また草原の道(2007・8・27)」でも書いたとおり、草原の道は意外とたいへです。

一行は、30日未明にハラホリンのドリームランドに着きました。その後、高砂親方は、50kmはなれたホジルトの温泉病院をチェックして、ウランバートルに戻ったらしい。ただ「行きました」「チェックしました」という高砂親方の証拠作りの目的は果たせました。

でも考えてみれば、高砂親方は、これ以上、ハラホリンにいてもしかたない。まさか、俺たちのように、世界遺産の「エルデニ・ゾー」の見学や、乗馬体験やってる場合でもないし。それこそ、そんなことをしたらとんでもないことになってしまいます。今度は高砂親方が病気になって故郷に帰らなくてはならなくなります。

俺は、前も書きましたが、朝青龍にはきちんと、けじめをつけて、日本角界に復帰してもらいたいと思っています。モンゴルに実際に行ったことで、すごくモンゴルに親近感をもつようになったし、好意的に見るようにもなっています。

日本のマスコミのパパラッチ的取材が、モンゴル人の目にどう映っているか。地元では、あまりにもしつこいと、批判的な話も出始めているらしい。精神的な病なら、そっとしておいてあげるのが一番なんですが。(つまり、マスコミは、また仮病だと思っているわけで・・・)

いままで、「モンゴル人力士を暖かく迎えいれてくれた日本人」というイメージが、今回のことで崩れてしまうんでしょうか。

でも、朝青龍も、今の状態ではどうしようもない。とにかく、今回は「本当の病気」(ここまで来たら、病気になるしか事態を収める方法がなかったと思うけれど)なんだから、しっかり病気(あるいは仮病?)が治ったら、モンゴルと日本で記者会見をして自分の言葉で、謝るなり、なんなりして欲しい。

それが、モンゴルの男として尊敬されるブフ(モンゴル相撲)の力士の姿なのではないですか。英雄ならば、ぜひ、そういう態度を見せてほしいと思っているファンのひとりです。


Ya_2「モンゴル国に行ってきました (7) 映画『ウルガ』について」

Ya_2「モンゴル国に行ってきました (5) こんな天気、見たことない」


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