モンゴル国に行ってきました (8) モンゴル、ウギー湖の幽霊?
ハラホリンの北、約70kmのところに、ウギー湖があります。湖畔の草原にはいくつか、観光客用のゲル・キャンプが点在しています。
ここです。(Googleマップ http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=&ie=UTF8&ll=47.769791,102.762337&spn=0.099223,0.197067&t=h&z=12&om=1)
明るい日差しが湖面にキラキラと反射し、遊牧民のゲルがなければ、地中海かどこかのリゾート地に来たようです。
せっかく湖に宿泊するので、夕食は湖から獲れた魚を注文しました。ところが、ドライバーのTさんは食が進みません。「肉が無ければ、食事ではない」といわれるくらい、モンゴル人にとって肉は半主食といってもいいものだそうです。羊肉が出たときの、Tさんの食欲は、あっぱれでした。魚はあまり好きではなかったようです。
でも俺たちは、もちろん魚のフライに満足しました。淡白な白身の魚。醤油でもかければ日本食と同じです。
食後、レストランの表へ出たら、外はすっかり暗くなっていました。そして湖面に映る月と、満天の星空を見上げました。「天の河」というのは、ほんとに「河」に見えるんですね。こんな星空を見たのは、去年のマダガスカル以来です。どっちも、空気が澄んでいて、空がきれいなところです。ここウギー湖は海抜1300mほどで、高原にあるのでなおさらです。
宿泊施設のゲルの写真を撮ったら、三本足の幽霊が映っていました。(↑の写真)
もちろん、嘘です。これは誰でも撮れるトリック(というほど大そうなものでもないですが)です。ちょっと遊んでみました。「心霊写真もどき」を撮るのは、いとも簡単、という例です。騙されないように。
三脚にカメラを立てて、約30秒間、バルブでシャッターを開けておきました。レストランの明かりがゲルを照らします。だから「幽霊さん」には、その間、体を揺らしてくれるように頼みました。そうするとこういう写真が撮れます。「幽霊さん」はガイドさんです。俺も自分が幽霊になった写真を撮りましたが、美しく撮れなかったので、残念ながら公開は断念します。ご了承ください。
ゲルの中では、作家のSさんと編集者のKさんはウオッカを楽しんでいました。薪ストーブが嬉しい、ウギー湖の夜でした。
「モンゴル国に行ってきました (9) 「ノホェホル(番犬をつないで)」」
「モンゴル国に行ってきました (7) 映画『ウルガ』について」
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