モンゴル国に行ってきました (10) モンゴル伝統アクロバット「ウランノグラルト」
モンゴル滞在最後の夜、ウギー湖からウランバートルに戻った俺たちは、モンゴル伝統の音楽や踊りのショーを見に行きました。観光客用に毎晩やっているようです。
仏教の仮面劇、「ホーミー」、馬頭琴の演奏、モンゴルふうモダンバレエ、アクロバットなど、いろいろあって退屈しませんでした。
「ホーミー」とは、緊張した喉から発する笛のような声のこと。どこから響いてくるのかとあたりを見回してしまいました。かなり金属的な声です。タイのプーケット島で聴いたセミの声に似ていました。おそらく、大草原で、遠くまで届くようにと発展してきた声の出し方なのかもしれません。
歴史的には、「アルタイ山脈周辺の地域では、浪曲節のような喉を詰めた声で歌う叙事詩や賛歌が発達しており、喉歌はその叙事詩を装飾する目的で発達してきた」そうです。(Wiki 「ホーミー」参照)
それにしても、「ホーミー」の演者が朝青龍と似ていたのには驚きましたが。
3人少女たちの、モンゴル伝統のアクロバットには、もっとびっくりです。モンゴル語では「ウランノグラルト」というそうです。(↑の写真)
5,6歳から練習を始め、12歳~14歳くらいが現役。世界的にも有名で、別グループが海外公演に行っているそうです。(日本にも来たかもしれません)
それにしても彼女たちの体はどうなっているのでしょうか。不自然なくらいの体の曲がり方。ポールの先で絶妙にバランスを取りますが、まるでスパイダーマンですね。
少女たちのけなげな演技を見ていると、どんな練習が行われているんだろうかなどと、余計なことが気になってしまい、「すごい」というよりは、少しだけ痛々しさを感じてしまいました。
「モンゴル国に行ってきました (11) モンゴルの通貨(紙幣)」
「モンゴル国に行ってきました (9) 「ノホェホル(番犬をつないで)」」
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