モンゴル国に行ってきました (6) 朝青龍、ドリームランドに滞在か?
10日前まで行っていたところがこんなに話題になるとは思ってもみませんでした。今回モンゴル行きの話が来たのは6月中旬。当然、朝青龍の問題が起こる前です。
そういえば、俺が行ったところでは、何か騒動が起こっている気がしてなりません。バリ島では爆弾テロ事件。4年前のベトナムでは「サーズ」の発生、一昨年のイランでは地震がありました。去年のマダガスカルでは「チクングンヤ熱」の流行・・・・。もちろん単なる偶然だとは思いますが。
モンゴルの話題で、これだけブログを引っ張れると思いませんでしたが、しばらくはモンゴルの話題です。
高砂親方は、早々と、昨日の早朝出発のMIYAT(モンゴル航空)便で帰国しました。首都ウランバートルからハラホリンまでは、6、7時間。往復13時間あまり。道の8割がたは、舗装されていない悪路を走ります。「草原、草原、また草原の道(2007・8・27)」でも書いたとおり、草原の道は意外とたいへです。
一行は、30日未明にハラホリンのドリームランドに着きました。その後、高砂親方は、50kmはなれたホジルトの温泉病院をチェックして、ウランバートルに戻ったらしい。ただ「行きました」「チェックしました」という高砂親方の証拠作りの目的は果たせました。
でも考えてみれば、高砂親方は、これ以上、ハラホリンにいてもしかたない。まさか、俺たちのように、世界遺産の「エルデニ・ゾー」の見学や、乗馬体験やってる場合でもないし。それこそ、そんなことをしたらとんでもないことになってしまいます。今度は高砂親方が病気になって故郷に帰らなくてはならなくなります。
俺は、前も書きましたが、朝青龍にはきちんと、けじめをつけて、日本角界に復帰してもらいたいと思っています。モンゴルに実際に行ったことで、すごくモンゴルに親近感をもつようになったし、好意的に見るようにもなっています。
日本のマスコミのパパラッチ的取材が、モンゴル人の目にどう映っているか。地元では、あまりにもしつこいと、批判的な話も出始めているらしい。精神的な病なら、そっとしておいてあげるのが一番なんですが。(つまり、マスコミは、また仮病だと思っているわけで・・・)
いままで、「モンゴル人力士を暖かく迎えいれてくれた日本人」というイメージが、今回のことで崩れてしまうんでしょうか。
でも、朝青龍も、今の状態ではどうしようもない。とにかく、今回は「本当の病気」(ここまで来たら、病気になるしか事態を収める方法がなかったと思うけれど)なんだから、しっかり病気(あるいは仮病?)が治ったら、モンゴルと日本で記者会見をして自分の言葉で、謝るなり、なんなりして欲しい。
それが、モンゴルの男として尊敬されるブフ(モンゴル相撲)の力士の姿なのではないですか。英雄ならば、ぜひ、そういう態度を見せてほしいと思っているファンのひとりです。
「モンゴル国に行ってきました (7) 映画『ウルガ』について」
「モンゴル国に行ってきました (5) こんな天気、見たことない」
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