2007秋、車中泊の撮影旅 (9) 伊勢神宮 内宮「初穂曳き」、紀北町
10月16日、火曜日、晴れ時々曇り
今朝、6時に起きて、すぐ伊勢市へ向かった。まだ祭りまで時間があるので、コインランドリーを探した。五十鈴川駅近くでみつけた。車中泊の旅で、ちょっと面倒だなと思うのは、洗濯とゴミの問題。
ちょうど都合のいい時と場所でコインランドリーが見つからないこともある。最近は、道の駅もゴミ捨て禁止のところが多いので、コンビニで買ったものはコンビニのゴミ箱にとか、ガソリンスタンドで処理してもらうとか、ペットボトルなどはスーパーでというふうに、なんとか処理しなければならない。
まぁ、それよりも、この少ない持ち物で生活できるということに、意外と自由を感じるので、それほど煩わされる問題というほどでもない。
いかに普段物を持っているか、旅に出るとよくわかる。それこそ、バックパック1個に収まるもので、半年も1年も旅できるのだから、少ない物でも、慣れれば問題ないのだ。
とはいえ、俺も家に戻れば、いろんな物に囲まれて生活するのも嫌いじゃないけど。「シンプル イズ ベスト」などと言うつもりもないし。不便さを知れば、便利さもわかる、ということかな? (えらそう?)
パソコン4台は使いすぎといわれても、俺にとっては必要だしね。気に入った器で料理を楽しむことも大好きだ。まぁ、パソコン、カメラ関連以外の物は、平均的な人より、圧倒的に少ないという自負(?)はあるけど。
こんなこと書いているうち、洗濯と乾燥が終わった。内宮近くの駐車場に行き、車を停めることにする。
五十鈴川の河川敷では、9時半に出発式があった。偉い人たちの挨拶のあと、神主さんのお払い。お神酒で乾杯。そして川ゾリ(ソリを付けた船)をクレーンで吊り上げて川原に落ろした。
今日の祭りは、地元内宮領の人たちによる、この川ゾリでの初穂曳きだ。勇壮なホラ貝の音や、木遣り唄が響く中、五十鈴川をさかのぼっていく。
昨日と同じように、2本の白い綱で引く。時々、左右の人たちが川の真ん中でぶつかり合い、水を掛け合う。滑って転ぶ人もいて、観客の笑いを誘う。
途中、休憩、昼食をとって、午後3時過ぎ、内宮に到着(するらしい)。俺は、もういいかなと思って、午後1時には離れてしまった。
腹減ったので、キスとウルメの干物焼きの試食後、「おかげ横丁」に寄った。この前、長い行列を作っていた「豚捨」が気になっていた。串カツとメンチカツを買って食べてみる。カツは堅めに揚げてあるが、香ばしくてうまい。昔のカツは堅めだったのだろうか。
3日間滞在した伊勢市。ようやくサヨナラ。ずいぶん、この町が気に入ったもんだ。予定外。でも、おもしろい祭りだったので、充実感はある。
県道13号線で西へ向かい、国道42号線に出た。それを南へ。途中のガソリンスタンドで、このあたりの日帰り温泉を聞いたら、丹生温泉というのがあるらしい。ただ、火曜は休み。残念。
山道を南に進み、荷坂トンネルを抜けると、海が見えた。紀北町だ。「道の駅 紀伊長島マンボウ」で休憩。
情報カウンターがあった。係りの人が、町についていろいろ教えてくれた。日帰り温泉は「古里温泉」。また、この町には、熊野古道が遺されている。明日行ってみよう。食べるところも聞いた。マンボウ料理が名物だが、予約が必要らしい。などなど。
それと、嬉しいことに、パソコンが置いてある。インターネットが自由に見ることができる道の駅というのは、まだそれほど多くないが(実際俺は2ヶ所しか知らない)、そのうち常備になると思う。このブログをしっかりチェック。
教えてもらった「古里温泉」(500円)に行った。アルカリ温泉なのか、肌がツルツルだ。一皮むけて、10歳若返ったよう。こんな中年の肌に興味はないでしょうが。休憩室で、ゆっくりブログを書く。いい温泉だ。
今夜は、もちろん、「道の駅 紀伊長島マンボウ」泊。
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