2007秋、車中泊の撮影旅 (18) 芸西の琴ケ浜松原
10月25日、木曜日、雨のち曇り
お知らせです。
去年に引き続き、今年も「東京棚田フェスティバル」があります。ここで俺はスライドショーをやります。今、撮影中の、撮れたての棚田写真も使う予定ですので、よかったら来てください。
詳しくは、棚田ネットのホームページでどうぞ。
http://www.tanada.or.jp/
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《第2回東京棚田フェスティバル》
【日時】11月10日(土) 正午~午後5時
【場所】東京交通会館前広場 <地域の物産と棚田米販売>
交通会館1階「農's(のうず)ギャラリー」<スライド上映ほか>
【農'sギャラリーでのプログラム】 ※入場無料
・スライド&トークショー:写真家・青柳健二
・スライド:棚田ビオトープの生き物たち(仮題)
・DVD上映「よみがえる棚田~美しき日本の原風景~」
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今朝は雨。あとで曇りになってきた。「道の駅 大山」を出て、国道55号線を高知市の方へ。15kmほどの芸西の琴ケ浜松原に寄って写真を撮る。手前に、砂浜と松原を見渡せる休憩所があった。下のテトラポッドまで降りていって、波しぶきを避けながら写真を撮る。
そのあと、近くまでいった。和食駅の先だ。(これは「わじき」と読む。地元のじいさんは、外の人はみんな「わしょく」と読みますとのこと)ここに地元の直売所、「かっぱ市」があり、その横の道を海岸に降りていくと、松原が広がっている。
琴ケ浜松原は、芸西村の小高い海岸砂丘に広がる松原で、松林の姿が琴の形に似ているから、また、風邪が吹くと、琴を奏でているような音が聴こえるところから、琴ケ浜松原の名前が付いたそうだ。
土佐藩の文献によると、野村兼山という人物が、防風や潮害防止を目的に松を植林したということだ。風を受けた松の木は、全部陸側に傾いている。(写真。歩いているおばさんが傾いているわけじゃないよ)
それだけすごい風が吹くということだ。潮が吹きつけられて、農作物にも被害が大きかったろう。それを何とか防ぎたいという思いが作り上げた、りっぱな文化的景観だ。
おじいさんが松の木の前に座っていた。通り過ぎようとしたら、突然「ワシを撮っちゃ、いかんぜよ」といった。「おじさん撮りに来たわけじゃなくて、松の木です」
でも、このおじさん、自分のことを良く知ってるね。撮りたくなるような風貌、雰囲気をかもし出している。『ペルソナ』を撮った写真家の鬼海さんなら、きっと写真集の中に納めるだろう人物だ。
カッパ市に寄った。ここで、海産物がすごく安かったので、俺は、昼用に、ヒメイチの寿司(写真 250円)、生節(ビンチョウマグロ 180円)を買った。
高知市からは国道56号線を西に行って、土佐市に。ここのマックでブログをアップ。これからまた山へ入るので、俺のピッチは圏外でブログのアップができなくなる(と思う)。
須崎市から国道197号線に入り、四万十川の源流を目指すつもり。今から15年ほど前、ある雑誌の撮影で、四万十川沿いを走ったことがある。それ以来だ。
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