トンネルを抜けると、桃源郷だった (3) それでも俺は「桃源郷」を探したい
どうしてこう、何事も自分の思い通りにならないのでしょうか。今までのことを振り返ってみても、「こうあってほしい」ということが実現したことは、ほんとに少ない。
理想とする状態が、何でも実現してしまうのは、それこそ理想的な「桃源郷」と言えるのかもしれないけど、実際、そんなことはないし、もし仮にそんな簡単に何事も実現してしまったら、嬉しくも楽しくもないと言うことにもなります。矛盾してますね。
なかなか思い通りにならないからこそ、なったときは嬉しいし、幸せな気分にもなります。だからこその「桃源郷」なのでしょう。
そう考えれば、桃源郷の入口には、命を失ってしまいかねない危険があるのもうなずけるし、「擬似的な死」とか「死と再生の儀式」が必要でもあるのでしょう。
でも、それをわかってもなぁ・・・と凡人の俺は思ってしまいます。
思い通りにならない辛さが弱まるわけではありません。辛いのは辛い。それは変わらない。でもしかたないんでしょうね。
なんてこった。
それでも俺は「桃源郷」を探したい、とは思いますよ。
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