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2007/11/23

「消費期限」や「賞味期限」の改ざん事件

071123
昨日、北海道のチョコレート菓子「白い恋人」の販売が再開されたというニュースがありましたが、1ヶ月前、伊勢神宮に行ったとき、「赤福」の問題が起こり、「消費期限」や「賞味期限」という数値についてあらためて考えさせました。

嘘の表示をして利益を上げようとしたことに問題があるのは当然としても、消費期限をちょっとでも過ぎたコンビに弁当や、回転寿司が廃棄されている映像を見て、「消費期限をちゃんと守っていてりっぱだな」と思うよりは、「もったいないな」思う俺はケチなんでしょうか。(家畜飼料や肥料として再利用するところもあるそうですが)

今、「うちでも不正をやってる」という内部告発がたくさん来ています。一種のブームです。そんなこと、少しはどこでもやっているんだろうな、くらいは想像できました。そもそも、まだ食べられるものを捨ててしまうことに罪悪感を覚える世代が社長とかやってるわけだし。

ただ、これは消費者側にも問題があるのではないかなぁと思うのです。極端に言えば、腐ったものを食べたら死ぬかもしれないという、生存に関わるとても大事なことを、「消費期限」という数値に頼りきっているって、考えてみればおかしなことです。

腹をこわしたら、当然、製造元に文句を言いに行くんでしょうね。すべて誰かのせいにしないと気がすまない。そういうことが、消費期限をなるべく短く設定してしまうことに結びつき、本来なら食べられるものを捨ててしまうことになってしまう。

発展途上国へ行ったら、そんなものあるのかないのかさえわかりません。たとえ「消費期限」が書いてあっても信用できないので、最初は鼻と目で確かめ、大丈夫そうなら少し食べてみて舌で確かめ、そして最後は自分の責任で食べます。

「消費期限」がなくてもいいと言っているのではありません。俺もこれは便利だと思っているし、でも、自分の感覚をもっと信用したいなぁと思っているだけです。感覚を鈍らせたくないのです。


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コメント

ともえさん

あんこの再利用で安く売れば俺も買いたいですね。
消費期限の改ざんが、食品業界で広く行われているということを考えれば、添加物についても、ほんとに表示通りなのか、他にも使っているんじゃないだろうかと疑いを持ってしまいますよねぇ。
そういう食品全体に対する信用を落としたことの責任は大きいと思います。

投稿: あおやぎ | 2007/11/25 09:46

私もウソはつくのはよくないと思いますし、
食の安全は確保したいですが、
日本人の賞味期限(そもそも消費期限でさえなかったり)等に対する反応はちょっと異常だと思ったりします。
赤福のあんこの再利用はアイデアとして素晴らしい。まだ食べられるのに、もったいない。
いっそ一般のものと分けて超格安で商品にすればいいのに。
ぐらい思ってしまいます。(現実的であるかないかは別として)
テレビで若い女性キャスターみたいのが、賞味期限切れを許せないなどと怒っていたけど、やはり違和感です。
どちらかというと、添加物やらペットフードのひどさなんやらの方がヤなんだけどなあ…。

投稿: ともえ | 2007/11/24 17:01

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