雪は、嫌いだけど、好きだ
一昨日は、山形県朝日町の旅館に泊まったのでしたが、翌朝、目の前の消雪道路を眺めながら、女将さんと話をしていたら、最近雪が降らなくなって助かっていますよという話になりました。
実は私も出身は河北町なんで、雪がないと助かる気持ちはわかりますよといいました。
そうなんですよね。俺は気象学者じゃないので、雪が少なくなっていることが、地球温暖化のせいなのかどうかわかりませんが、もしそうならば、「温暖化」で助かっているところもあるんだなぁと思いました。ただし、局地的なメリットよりは、全地球的なことから考えなければならないのでしょう。そこまで切羽詰った問題だと思います。
雪国の除雪費の負担は莫大なものです。雪下ろしは大変です。かといって、雪がまったくなくなったら、これもどうかなと思いますが。雪が多いという「逆境」を逆手にとってスキー場などをやっているわけだし、雪による経済的メリットはあるし、山に積もった雪は、ゆっくりと融けて田畑を潤してくれる貴重な水資源になるし、なにより、雪景色の美しさを知っているのも、雪国の人たちです。
だから雪に対しては、「嫌いだけど、好きだ」という感情ではないでしょうか。俺はそうです。矛盾するふたつの感情を雪に対しては持っていますね。
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