海からの手紙とメコン河からの手紙
10数年前、小学生のときに、風船にくくり付けて飛ばした手紙が、100kmはなれた千葉県銚子市の沖合の海底から見つかったというニュース。
カレイの背中に張り付いた手紙は、漁師さんの手から、元小学生(今は大学生)の白髭奈津実さんの手に戻されました。
10数年前のものとは思えないほど、紙も字もしっかり残っていたので、歳月や距離よりも、どうしてだろう?と、そっちも気になりました。
そして、「そう言えば」と、突然、思い出したのです。
俺も今から15年前、当時「メコン河」を撮影していて、源流域のチベット高原、中国青海省の草原を旅しましたが、そのとき、源流から140kmほど下流の橋の上から、ペットボトルの中に手紙を入れて、メコン河に投げ込みました。
その途中には、ダムもあるし、たくさんの滝も中州もあるし、海まで流れることはないだろうとは思いながら、でも、南シナ海に出たペットボトルが、黒潮に乗って日本、あるいは、もっと東へ流れ着き、書いた住所に届く可能性は、まったくゼロではないので、いつか、自分の手紙と対面できたら面白いなぁと思っていました。
今回のニュースを知って、俺も、まだ諦めるのは早いなと思いました。と言うか、すっかり忘れてしまっていたんですが。
あっ、でも、当時書いた住所から、3回引っ越してます。ちゃんと届くかな。
本当に届いたら、「水(海・川)」はつながっているんだなぁとわかるでしょうね、実感として。
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コメント
未央さん
コメントありがとうございます。
写真集買っていただいてありがとうございました。ずいぶん昔のことのような気がします。また行ってみたくなりました。
投稿: あおやぎ | 2008/01/26 22:39
うわぁ、懐かしいです
私も写真展に本を買って読んで
タイ北部へメコン河へいったのを思い出しました
おかげさまで楽しい旅になりましたよ
投稿: 未央 | 2008/01/26 19:08