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2008/01/31

中国製ギョウザ。激震走る

080131
とうとうこういうことが起きてしまいました。中国製ギョウザによる食中毒。日本列島に激震が走りました。

去年あたりから、中国(日本もだけど)の食品に関しては、信頼感が急激になくなっているところでの今回の事件(事故?)。まだ真相はわかりませんが、中国はかなり深刻な状況に追い込まれていくのではないでしょうか。

工場で、食品を作る。あたりまえの光景です。でも、昨日この工場の映像を見たとき、ちょっと違和感を覚えました。

日本に向けての輸出品。社員は、自分では口にすることもないだろうし、「日本人」が口にする「物体」に、関心がないのは当然かもしれないと思いました。

彼らとの「感覚の違い」を見た気がします。「食品」ではなく、お金になる「物体」を作っている感覚なのかもしれません。


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2008/01/30

【ひとり会議 その五】 コーヒー飲むと大腸癌になりにくい?

080130
【ひとり会議 その五】 コーヒー飲むと大腸癌になりにくい? (ホームページ意外はフィクションです)


桃: コーヒーを3杯飲む女性は、大腸癌になる確率が低くなるというニュースがあったわね。
「男はビタミンB6、女はコーヒーが効果…大腸がん予防」
(YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070801-OYT8T00201.htm 参照
こういうの、どうかしらね?

ボゾルグ: 何が? 科学者が言うんだから正しいでしょ。去年の納豆ダイエットで、科学者が言ってもないことを言ったようにねつ造するのはまずいけど。

桃: う~ん。どうかな。むしろ、科学者が言うから、問題だとも思うし。

ボゾルグ: わからないな。言いたいこと。

桃: つまりね。こういうことなのよ、ひっかかるのは。コーヒー飲んでる人が、飲んでない人よりも大腸癌になりにくいと聞いて、それが事実としても、だからどうなの?

ボゾルグ: いいじゃないか。癌にかかりにくいんだったら、コーヒーを飲めば。

桃: でも、これは統計の話よね。つまり、「私」や、「あなた」がコーヒーを飲むと、大腸癌にならないって話じゃないでしょ。どうなるかは、全くわからないのよ。

ボゾルグ: あたりまえじゃん? そんなのわかってるよ。

さぶじい: 桃さんは、統計の問題を、「私」や「あなた」に適用するのはおかしいと思うわけですか?

桃: 何だかへんだなって思うわけ。だって、統計を取ったら、どんなものでもそういう数字は出てくるじゃない。たとえば、「棚田好きな人」と、「棚田に興味のない人」をピックアップして、何歳まで生きたか統計取ったら、かならず、ある数字は出るでしょ? どっちが長生きするか。

ボゾルグ: どうしてここで「棚田」なの?

桃: まぁいいじゃない。知り合いに「棚田病」の写真家がいるのよ。それで、仮に、棚田好きな人の方が長生きする結果が出たとして、じゃぁ、「棚田好きは長生きする」といわれても、ちょっと違和感を持つでしょ。長生きする、癌になるならないなんていうのは、何万、何億、いえ、数え切れない理由の積み重ねであって、そのなかで、ひとつだけの理由で統計を取ってみたところで、学問的意味はあるけど、私たちの具体的な生活には関係ないんじゃないの? これが「棚田」だから、おかしいとすぐに気がつくけど、コーヒーや納豆と言われると、信じてしまうのよね。

さぶじい: 一種のマジックですかな。

ボゾルグ: でも、「棚田」だからおかしいんじゃない? コーヒーなら食品だし、それが体に与える影響は当然あるだろ? いいじゃないか。統計でも、確率を教えてくれるんだから。コーヒー飲んだほうが癌にかかりにくいのは事実だし。因果関係はあるんだよ。これは科学的なんだから、占い以上に意味はあるよ。

桃: ほんとにそう? コーヒーを飲んだほうが癌にかからないとしてもね、そのかわり胃潰瘍にはなるかもしれないし、別な病気になりやすくて、早死にするかもしれないわよね。その統計はどうなの? 別な病気との因果関係を調べた統計は?

さぶじい: 絶対的に体に「いい食品」とか「悪い食品」もありませんし。

ビーノ: 「悪い食品」なんて、さいしょから「食べ物」じゃないじゃん。

さぶじい: たしかに、ビーノさんのおっしゃるとおりですな。

ビーノ: あっ、みんなぁ、こんな記事を見つけたよ。
「カフェイン摂取で流産の危険上昇=1日コーヒー2杯でリスク倍に-米研究」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080122-00000011-jij-int(削除されました)

桃: ほらね。片方では、こういう統計が出るわけ。

ビーノ: こんなのも見つけたよ。人間はおもしろい動物だね。
「夫婦げんか、長寿のもととなる可能性」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000482-reu-ent

桃: いくらでも作れるのよ。統計なら。でも「私」や「あなた」の話じゃないの。

ボゾルグ: 桃の言いたいこと、少しわかってきたけど、いいじゃない。やっぱり、信じる人の自由だと思うよ。

桃: そうかしらねぇ・・・。

ボゾルグ: 科学者の中には、ただ自分の研究に没頭して、そのことが社会的にどんな影響を与えるか、考えない人もいるんじゃない? あるいは、マスコミが、そういった「おもしろい結果」に飛びついて、勝手に発表してるとか。

さぶじい: もしかしたら、それを研究してる科学者は、もっといろんなことを説明したいのかもしれませんよ。そのくらいの良心はみなさん持っているのではないでしょうかな?

桃: そう信じたいわね。

ボゾルグ: と、いうことはマスコミに責任があるのかもしれないね。ある「部分」だけ切り取ってしまう。健康に関する記事にはみんな興味を持つからね。

さぶじい: でも、マスコミの仕事は、いろんな情報を、短くまとめてくれることでもあるのです。だから、センセーショナルな内容になりやすいのも、ある意味しかたないのかもしれませんな。

ボゾルグ: 今の先進国は、既存の宗教を信じなくなっているのに、やたらと「健康教」は信じるんだよね。どうしてだろう?

さぶじい: やっぱり人間には宗教が必要なんでしょうかな。何でも手に入る社会になって、あとは自分の健康・寿命くらいしか興味がもてないのかもしれませんし。

桃: 「科学的」であれば何でも正しいと信じてしまうのも、逆に非科学的ともいえるけど。

ビーノ: 「健康教」そのものが、「科学的」だから信じるの。「科学的」が現代の宗教なの。

桃: ビーノ、あんた、スゴ~ぃ。よくできました。はい、ボーロちゃんあげる。ほら。

ビーノ: カシュカシュカシュ・・・ムグムグムグ・・・


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2008/01/28

長野県千曲市の棚田

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2008/01/27

【ひとり会議 その四】 「パースド・フード店」という提案

080127
【ひとり会議 その四】 「パースド・フード店」という提案 (店名など、まったくのフィクションです)


ボゾルグ: 去年は食品の産地偽装や、消費期限・賞味期限切れの問題が多かった。

さぶじい: うちでは、ちゃんと時間が経ったスシは廃棄処分してますよ、というところをわざわざ見せた回転スシ店がありましたね。でもあの映像をみたとき、わたしは、消費期限を守って立派だと思うよりは、もったいないことをすると思いました、正直。わたしは物の少ない時代に育ったもので、どうも、あの廃棄処分の映像が胸に痛いのですよ。

桃: わかるよ。私も、そう感じたわ。

ビーノ: でも、しかたないじゃん。痛んだものを食べさせるのは、悪い人だよ。

桃: スシは短時間で痛むから、だめかもしれないけど、そうでもない食品や弁当はあるわよね。捨てるくらいなら、安く売れば、買う人もいると思うんだけど。

ビーノ: ボクは絶対食べたくないよ。お金を出してでも、安全なものを食べたいな。

ボゾルグ: ビーノは、意外と贅沢者? 犬のくせに。

ビーノ: ボクは、セレブ犬なんだ。

ボゾルグ: あぁ、ごめんごめん・・・。

桃: みなさーん! こういう店を提案します。「パースド・フード店」。

ボゾルグ: 「ファースト・フード」? マックやモスバーガーみたいな?

桃: 違うの。「ファースト・フード」に引っ掛けて、「パースド・フード」。つまり英語で「passed food」(過ぎた食品)という意味ね。

ボゾルグ: 何、それ?

桃: 「消費期限・賞味期限が過ぎた食品」を買い取って、ふたたび販売するの。もちろん安い値段でね。それが「パースド・フード」。

ボゾルグ: でも、製造者責任ていうのもあるだろうし、製造元は、イメージがダウンするからって、許可しないんじゃないの。

桃: だから、これは、一個人や一企業ではできないわね。国家プロジェクトよ。そういう無駄な食品を少なくするという一大プロジェクト。環境先進国をめざすのよ。そういう取り組みは、日本人も、やるなぁと、世界的な評価を受けるかもよ。

さぶじい: 「もったいない」の復権ですかな。今まで「もったいない」と言うと「ケチ!」などと言われそうでしたが、これからは、堂々と言えそうですな。

ボゾルグ: そのためには、みんなの意識が変わらなきゃね。かなり難しいかも。何かあると絶対誰かのせいにしないと気がすまないヤツがいるから。

ビーノ: ボクもでーす。ぽんぽん壊したら、高い治療費ふんだくりまーす。

さぶじい: それではこうしたらいかがですかな。いったん期限切れした食品は、国が買い取って、「パースド・フード」というステッカーか何か貼って、製造元から完全に独立させるんです。これでお腹を壊したとしても、製造元と「パースド・フード店」には一切責任を問わないというふうに法律を作る。責任は、すべて買った本人が負う。そういう日本人全体の常識というか合意が生まれれば、成り立つ商売なんじゃないですかな。

ボゾルグ: 「パースド・フード」が、時代の先端を行くかぁ。おもしろいアイディアだね。でも、また別な偽装が出るよ。「これは期限切れの食品です」と「パースド・フード」をうたいながら、実際は、出来立ての新鮮な食品を売る店。

桃: ははは・・・。まるで最近の、古紙なんか入れてないくせに、「再生紙」として売ったエコ偽装みたい。

さぶじい: 偽装する人は、いつの時代も出るでしょうな。残念ながら。

ビーノ: そしたら、ボクが社長さんになってあげるよ。偽装が発覚して記者会見することになったら、「頭が真っ白になってやってしまいました」って、桃、隣でささやいてね。「老舗料亭なんば吉凶」のおばあさんみたいに。

桃: あんた、ちょいワル犬だわ。

ビーノ: ボクはイヌだけど、「なんば吉凶」のおばあさんは、タヌキだよね。


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2008/01/26

海からの手紙とメコン河からの手紙

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10数年前、小学生のときに、風船にくくり付けて飛ばした手紙が、100kmはなれた千葉県銚子市の沖合の海底から見つかったというニュース。

カレイの背中に張り付いた手紙は、漁師さんの手から、元小学生(今は大学生)の白髭奈津実さんの手に戻されました。

10数年前のものとは思えないほど、紙も字もしっかり残っていたので、歳月や距離よりも、どうしてだろう?と、そっちも気になりました。

そして、「そう言えば」と、突然、思い出したのです。

俺も今から15年前、当時「メコン河」を撮影していて、源流域のチベット高原、中国青海省の草原を旅しましたが、そのとき、源流から140kmほど下流の橋の上から、ペットボトルの中に手紙を入れて、メコン河に投げ込みました。

その途中には、ダムもあるし、たくさんの滝も中州もあるし、海まで流れることはないだろうとは思いながら、でも、南シナ海に出たペットボトルが、黒潮に乗って日本、あるいは、もっと東へ流れ着き、書いた住所に届く可能性は、まったくゼロではないので、いつか、自分の手紙と対面できたら面白いなぁと思っていました。

今回のニュースを知って、俺も、まだ諦めるのは早いなと思いました。と言うか、すっかり忘れてしまっていたんですが。

あっ、でも、当時書いた住所から、3回引っ越してます。ちゃんと届くかな。

本当に届いたら、「水(海・川)」はつながっているんだなぁとわかるでしょうね、実感として。


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2008/01/25

富山県砺波市の棚田

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2008/01/24

【ひとり会議 その三】 「KY」な世の中

080124
【ひとり会議 その三】 「KY」な世の中 (これはフィクションです)


ビーノ: 「KY」って、さぶじい知ってる?

さぶじい: 失礼な。知ってますよ。「今年も・よろしく」ですかな。

ビーノ: さぶい! それ『LOST』の宣伝で言ってた。あっ、だから「さぶ爺」って呼ばれるの?

さぶじい: まぁ、それは冗談として「空気を読めない」ですね。

ボゾルグ: KYが、悪いことのように言われるけど、なんか、へんだ。空気を読むって、結局、「長いものに巻かれろ」ってことだろ? 多数派になることじゃないの?

ベンダン陳: 他人に対する気持ち、想像力、配慮、足りないと感じます。KYな人、自分勝手な人。

ボゾルグ: ここでこんなこと言ったら嫌われる、へんなやつだと思われるから、内心は違っていても、その場の雰囲気にあわせているんじゃないの。だから、空気を読むやつって嘘つきなんだよ。

ベンダン陳: じぁ、正直でさえあれば許される? 他の人の気持ち、考えず? それ、おかしい。ストーカー、問題になってる。ストーカーだって、KYな人ね? 自分が嫌われていること、気がつかない。

桃: あなた日本語じょうずねぇ。

ベンダン陳: アリガト。

ボゾルグ: ストーカーは極端な話だよ。仲間内でわいわい楽しくやる分は良いかもしれないけど、その仲間内だけの固有の「空気」が、他の人間にはたまらない悪臭を放っていることもあるよ。とくに日本人はそういう傾向があると思う。例えば、一人一人は誠実でおとなしい人間なのに、集団になったとき、まるで凶暴になったり、恥知らずな行動を平気でするようになったり。外国旅行では良く見たね。

さぶじい: 日本人は、昔から個人の顔が見えない国民だというふうに外国人からは言われてきましたね。日本人は、「個」の前に、所属する「集団」で、どのように生きるかということが大切なので、この集団の「空気」を読むことは、大事なことだったんでしょうな。

ボゾルグ: 俺は戦争当時を想像してしまうよ。「戦争する」「戦争しなきゃならない」みたいな空気になってきたとき、だれも反対できずに戦争に突入してしまった。あれも、「空気を読み過ぎた」ってことじゃないの? そして、最近、あれっ? また?と思うわけ。

桃: 子どもたちの間でも、空気を読めないことがイジメの対象になったりしているらしいわね。

さぶじい: 危うい感じがします。

ベンダン陳: 戦争の話、また別ね。そういう大きな話じゃなく。せっかくその場の雰囲気、盛り上がったとき、空気を読めない人、その場、だいなしにしてしまう。KYな人、鈍感で、自分勝手ね。

ボゾルグ: そんなに空気を読めないことが悪いのかなぁ。むしろ空気を読めない人たちが歴史を正してきた気もするけどね。俺は絶対KYで行くけど。

ベンダン陳: いちいちそんなこと、言わなくても。ボゾルグ、じゅうぶんKYね。

さぶじい: 最近は、地球温暖化の問題で、温室効果ガスが話題になるので、「KY」というのは、「空気の中の温室効果ガスのパーセンテージが読めないふとどき者」というふうに、「温暖化問題に鈍感」の意味に使い方を変えればいいんじゃないですかな。

桃: それ、分かりづらい。さぶじいも、KYな人かも・・・。


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2008/01/21

長野県大岡村

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2008/01/20

【ひとり会議 その二】 過激な環境保護団体「海のドーベルマン」

080120
【ひとり会議 その二】 過激な環境保護団体「海のドーベルマン」 (団体名など、フィクションです)


ボゾルグ: 日本の調査捕鯨船に乗り込んだ反捕鯨の環境保護団体「海のドーベルマン」のニュース、聴いた?

桃: あれはね。捕鯨国と、反捕鯨国じゃ、受け取り方が違うんだろうな。

ボゾルグ: やつらは、騒ぎたいだけなんだよ。自分が正義の味方にでもなったつもりで。地球環境の警察きどりが、鼻につくなぁ。

桃: 日本にも問題はあるんじゃないかしら? 何でも食べちゃうから。今じゃ、日本人ほど世界中の食糧を食べ散らかしている国民もないしね。

さぶじい: 日本人のように、クジラに文化的関わりを持っていると、単純に、「クジラがかわいい」とばかりは思っていませんしね。「クジラはおいしい」でもあるんですね。わたしらが若い時分は、学校の給食によくクジラが出たものです。「イルカ」って呼んでましたけど。

ビーノ: 「幸せのバブル・リング」を出す、あんなカワイイ動物食べちゃうの? だから日本人は残酷だって思われてしまうの。

さぶじい: いえ、いえ、イルカじゃありませんでした。実際はクジラです。

ボゾルグ: 結局は同じだけどな。

ビーノ: ボクは、クジラなんか食べなくても平気だよ。捕鯨なんかやめちゃえばいいじゃん。

ボゾルグ: 調査捕鯨はちゃんと認められているんだよ。調査もしないで、感情論だけで動物保護を訴えてもねぇ。

ビーノ: そうか・・・。

ボゾルグ: でも、やつらが気に食わないのは、世界的に見て今、面と向かって反対できない「錦の御旗」を手に入れたってこと。「環境保護」「動物保護」っていうのは、今はやりだから。

さぶじい: たしかに、この「環境保護」「動物保護」というお題目さえ唱えていれば、何でも許されるような空気になっていますね。反捕鯨国の、クジラに縁もゆかりもない人たちは「クジラがかわいそう」という感情に流されやすいですからね。

ビーノ: ボクみたいに?

ボゾルグ: ビーノ、そうだよ。そこからは文化的な側面が、スッポリと抜け落ちている。だから「海のドーベルマン」の行動は、たんなる嫌がらせさ。動物には優しくて、人間には厳しい、環境保護、動物保護って、なんだか矛盾してるんだよね。

桃: 私は、今回の件は、クジラだけが理由じゃないと思うわ。反捕鯨国のクジラに対する一方的な「かわいそう」という感情もどうかと思うけど、世界から見たときの日本人の非常識が背景としてあるから非難されるんじゃないかしら。

さぶじい: 先進国の中では、日本の食糧自給率が一番低いといってもいいくらいですし。そこがまた、外国人から見たら、お金で世界中の食糧を買っている日本人の節操のなさに映るんでしょうな。そこまでして、まだクジラまで獲ろうというのか、なんという国民なんだ、日本人は、という・・・。

ボゾルグ: 江戸時代だったらね、俺は「あんなにカワイイ牛なんか食べる人間は野蛮人だ!」って非難してやったんだけど。

ビーノ: それは無理だよ。ボク、クジラはいらないけど、牛丼は大好き。

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2008/01/18

【ひとり会議 その一】 成人式の大騒ぎ

080118
【ひとり会議 その一】 『成人式の大騒ぎ』(これはフィクションです)


さぶじい: 今年も成人式では、酒を飲んで暴れたやつがいたそうですね。

ボゾルグ: テレビ、見たよ。酔っ払ってパトカー壊した男もいたそうだ。ああいうやつらは、テレビ報道するとき、モザイクなんかかけないで、顔を出してやればいい。騒げばテレビに映ると思ってるやつもいるんだから、わざわざモザイクなんかかけてやらなくてもいいんだよ。馬鹿な英雄気取りさ。

桃: でも、それって、不公平じゃない?

ボゾルグ: 何が?

桃: それほどのことかっていうことなの。成人式で大騒ぎすることが。酒飲んで暴れるなんて、大人の世界じゃあたりまえでしょ? とくに、さぶじいと同世代のおじさんはね。帰宅の電車内での醜態。見てられないわ。酒に酔って喧嘩はするは、痴漢はするは。

さぶじい: ごもっとも、耳が痛いですな。

桃: 酒を飲んで騒ぐのは、それこそ「成人」のあかしなのよ。成人式で、酒を飲んで暴れるって、だから、今の日本を象徴しているんじゃないかしら。

ボゾルグ: 桃、あんたはどっちの見方なんだい? でも、そう思うなら、自分だけで騒げばいい。成人式を楽しみにしている人だっているんだから、その邪魔をするなんて、許しちゃいけないよ。

桃: 別に私は、あの暴れた人たちの見方でもなんでもないわ。ただ、ちょっと不公平だと思っただけ。だって、それこそ年金問題やら、薬害問題やらで、表に出さなきゃならない人は後ろに隠れてる。それなのに、たかが成人式で酒飲んで暴れただけで、顔まで出されて犯罪者(物を壊したら実際そうかもしれないけど)扱いするのは、どうも納得いかないわ。

さぶじい: わかりやすい人がスケープゴートにされるということでしょうかな。

ボゾルグ: スケープゴートって何だよ。

桃: 身代わり、生贄っていうことよ。

さぶじい: ほんとに悪いやつらは表になかなか現れませんねぇ。そういえば、ライブドアの堀江君だって、スケープゴートですかな。もっと悪どいことをしているやつらはいると言われてますからね。

桃: そうなのよ。見かけの悪人を非難している間に、もっと悪い人たちは、それを見て内心ほくそ笑んでいるのよね。

ボゾルグ: 単純さに騙されるなっていうことはわかるけど・・・。俺も単純だからな。でも、悪いところから直していかないと、ね? とにかく、ガキじゃないんだから。見苦しいよ。

さぶじい: 成人式の意味が問われてもいるんだと思いますよ。昔にくらべて、儀式としての意味がなくなってきましたから。彼らは、自分でもわからず、感情のおもむくまま、形だけになってしまった儀式に反旗をひるがえしているのかもしれませんよ。中には、同窓会気分でやってくる人もたくさんいるようですしね。何も問題意識を感じていない人たちね。そもそも儀式とは・・・。

ビーノ: 早く成人式やりたいな。お酒のめるんでしょ? それだけでいいの、ボク。

桃: ビーノ、あなた、今出てこなくていいの。まだ子どもなんだから。

ボゾルグ: まぁ、成人式をちゃんと待って酒を飲むような優等生は、暴れたりしないけどな。暴れるようなやつは、ずっと前から飲んでるはずだよ。

さぶじい: なるほどね。さて、儀式とは・・・。

桃: さぶじい、今日はもういいですってば。


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2008/01/16

長野県白馬村青鬼

080116
静かな長野県白馬村青鬼集落。

きゅっきゅっと雪の締まる音がする。

いつも写真を撮るところに立つ。棚田と集落と山々。非現実的な光景に思えるほど、棚田は一面真っ白で、山々の頂がはっきりと見える。

こちらにも青鬼の写真があります。

Ya_2「糸魚川、白馬、諏訪湖(2007/02/10)」


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2008/01/12

新潟県十日町市まつだい峠の棚田

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写真は、まつだい峠の棚田。

昨日は、昼ころまで晴れ間も見えたが、そのあと曇ってきた。

今日は朝からみぞれが降っている。


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2008/01/11

新潟県十日町市まつだいの棚田

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昨日は、新潟県十日町市まつだいにやってきた。

蒲生の棚田で夜明けを待つ。それほど寒くはない。というより暖かく感じるほど。

うっすらと明るくなり、6時前、オレンジ色の太陽が出た。

撮影後、今度は、車で20分のところにある峠の棚田へ。雪が積もっていて車は展望できるところまでは入れないので、その先は歩きだ。

曇り空なので、棚田の段差がよく見えない。でも、1時間待ったとき、雲が動いて、太陽光線が棚田を照らした。一瞬の出来事だった。


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2008/01/09

雲南省の棚田 4 バックパッカーが地球を救う

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この年末年始にかけて、「環境」「地球」をキーワードにした番組が多かったように思います。それだけみんなの感心が高くなっている証拠なのでしょう。

過去、大きな文明が滅んでいったのは、快適さや便利さの麻薬から抜け出せなくなったこと、というのもひとつの理由でしょうか。もちろん俺も、快適さや便利さに慣れきっているひとりです。

あるコメンテーターは「エネルギーを使いすぎているのはわかるけど、今さら江戸時代のレベルには落とせないんだよなぁ」と言っていました。

俺も、そう思います。でも、待てよ、とも思いました。レベルを落とせないと考えるのは、便利さや快適さが、右肩上がりに「上昇」することがあたりまえだという思い込みからきているのかもしれません。

たとえば、バックパッカー。必需品はすべてバックパックひとつに収まってしまうし、発展途上国を旅すると、エネルギー消費や便利さと快適さは、江戸時代並、と言ってしまうと大げさですが、でも、日本で日常生活しているときと比べると、確実に「低い」のです。

だから、できないことではないし、逆戻りしたからと言って、不幸なんかではありません。その覚悟があるかどうかですかね。かなりの覚悟ですが。

正直、俺にはまだその覚悟はできません。一時的な旅ならいいですが、一生となると考えてしまいます。


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2008/01/08

雲南省の棚田 3 「欧米主導型文明に対する『ささやかな反抗』」

080108
棚田の曲線は、「自然に認められた最後の妥協点」の目に見える形、とでもいったらいいでしょうか、そんなふうに感じられます。

俺にとって棚田を撮るということは、欧米主導型の文明に対する「ささやかな反抗」であるのかもしれません。

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2008/01/05

年末ジャンボ宝くじは、やっぱりハズレ

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(写真は雲南省元陽の棚田)

12月21日に買った年末ジャンボ宝くじは、やっぱりハズレ。

「素直な気持ち」で買えば「良いこと」があるという占い情報をラジオで聞いたのでしたが・・・。

たぶん、こう言われてしまうんでしょうねぇ。

「あなたは、素直ではなかったから」
「『良いこと』とは、必ずしも『当選する事』ではないですよ」と。

前も書きましたが(商用利用されそうだったので削除しました)、宝くじの当選番号は、まったくの偶然で決まります。だからこそ、みんなに平等なのです。どんなところで買おうが、何番を買おうが、何枚買おうが、1枚当たりの確率は、まったく平等。

その平等が保障されているからこそ、宝くじは成り立つのです。もし当選番号を予想できたら、宝くじは成立しません。だから、当選確率を上げたかったら、数多く買うこと。それしかありません。

そして、なかなか当たらないからこそ、当たったときの嬉しさは何倍にもなる・・・。

ただ、そんなことをわかっているはずなのに、「どこかに確率の偏りがあるはずだ」と信じたくなります。だれでもいいので、確率の偏りを示して欲しいと思う気持ちはわかります。たとえ何の根拠がなくても、占いを信じてみる気になる不思議。結局、どっちでもいいとき、ちょっと背中を押して欲しいということかな。

初詣のおみくじは、「末吉」。今年も運が悪そうです。


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2008/01/04

初夢は、雲南省のカステラ

080104
(写真は雲南省元陽の棚田)

初夢は、食べ物の夢でした。

場所は中国雲南省。ビニール袋に入った黄色いカステラを売っている商店で、どんな大きさのものを買おうか迷っているというものでした。雲南省のカステラは、しっとりとした食感があり、好物です。ただ、どうして大きさがバラバラなんだろうと思っているところで目が覚めました。

去年は食品の偽装や改ざん問題がたくさんあって、世の中を賑わしました。今年も、食に関しての関心は高くなっていくことでしょう。

そういう意味で、初夢が「食」に関するものだったことに、少し因縁を感じます。たぶん当ブログでも、「食」に関したことをたくさん書くことになりそうです。初仕事も、「食」の撮影だし。


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2008/01/01

謹賀新年 今年もよろしく

080101
謹賀新年

今年も『一心一写』をよろしくお願いいたします。


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