雲南省の棚田 4 バックパッカーが地球を救う
この年末年始にかけて、「環境」「地球」をキーワードにした番組が多かったように思います。それだけみんなの感心が高くなっている証拠なのでしょう。
過去、大きな文明が滅んでいったのは、快適さや便利さの麻薬から抜け出せなくなったこと、というのもひとつの理由でしょうか。もちろん俺も、快適さや便利さに慣れきっているひとりです。
あるコメンテーターは「エネルギーを使いすぎているのはわかるけど、今さら江戸時代のレベルには落とせないんだよなぁ」と言っていました。
俺も、そう思います。でも、待てよ、とも思いました。レベルを落とせないと考えるのは、便利さや快適さが、右肩上がりに「上昇」することがあたりまえだという思い込みからきているのかもしれません。
たとえば、バックパッカー。必需品はすべてバックパックひとつに収まってしまうし、発展途上国を旅すると、エネルギー消費や便利さと快適さは、江戸時代並、と言ってしまうと大げさですが、でも、日本で日常生活しているときと比べると、確実に「低い」のです。
だから、できないことではないし、逆戻りしたからと言って、不幸なんかではありません。その覚悟があるかどうかですかね。かなりの覚悟ですが。
正直、俺にはまだその覚悟はできません。一時的な旅ならいいですが、一生となると考えてしまいます。
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