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2008/03/31

棚田のイベントです。 『棚田~知ろう、食べよう、行ってみよう!』

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『棚田~知ろう、食べよう、行ってみよう!』
青柳の棚田写真(37点)、棚田ネットワークのパネル、農作業の道具などの展示です。また、会場では、DVDで、棚田のスライドショーを上映しています。長さは15分。このイベントのために特別に編集したオリジナルです。

期間: 2008年4月1日(木)~4月30日(水)

開館時間: 月~土 11:00~19:00
(日・祝・4月28日は休館。最終日4月30日は13:00まで)

丸の内さえずり館
千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1F
TEL/FAX: 03-3283-3536
(JR有楽町駅 日比谷口 ビックカメラの隣のビル)
http://www.m-nature.info/


期間中トークイベントがあります(18日、23日ともに、棚田米の試食付き。先着40名 参加費無料。申し込みは、丸の内さえずり館まで)

 4月18日(金) 18:30~20:30
 棚田ネットワーク
 「棚田~知ろう、食べよう、行ってみよう!」

 4月23日(水) 18:30~20:30
 「写真家・青柳健二と世界の棚田を旅しよう」
 (スライド&トークショーです。日本、中国、インドネシア、ベトナム、フィリピン、イラン、マダガスカルの写真と話です)


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2008/03/29

【ひとり会議 その十一】 『宇宙の中心で悪を叫ぶ』

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【ひとり会議 その十一】
『宇宙の中心で悪を叫ぶ』
(映画名など、フィクションです。写真はバリ島爆弾テロで焼け融けたビールのケース)


桃: 昔、こんな映画があったわね。地球を侵略しようとする宇宙人が現れて、それまで戦争をしていた世界中の人間は、戦争をやめて、いっしょに宇宙人と闘った。こんな話だったんじゃないかな。

ビーノ: それ知ってるよ。『宇宙の中心で悪を叫ぶ』でしょ? おもしろい映画だった。

ボゾルグ: なんで、犬が映画を観るの?

ビーノ: ボク、意外と映画やテレビは好きなの。室内で飼われていて、近くにテレビが置いてあるから。

桃: そうなんだ。とにかく、戦争してる場合じゃなくなったわけよね。外から大きな敵が来ると、団結するしかなくなるの。つまり、今の環境問題だけど、「環境破壊」というのが、「宇宙人の侵略」と考えられるかなと。

さぶじい: 敵は「環境破壊」ですか。だから、世界が団結できる機会だと。

桃: そう。ピンチはチャンスとも言うじゃない? 人間どうし、戦争している場合じゃないのよ。そんなことをしてたら、大きな敵「環境破壊」で、人類そのものが滅ぼされてしまうんだから。

さぶじい: 戦争自体、大きな環境破壊ですし。おもしろい考えではありますな。しかし桃さん、あまりにも理想論でしょうな。

ボゾルグ: 桃の考えそうなことだよ。ちょっと現実離れしてる。桜の時期で、浮かれてるのかな。桃の両親は、たしか桜だったし。

桃: 理想は理想。いいじゃない? 理想を語らなければ、未来なんかないわ。

ボゾルグ: 映画のように「敵」と「味方」がはっきりしている地球侵略と違って、環境問題は、「敵」と「味方」がはっきりしないんじゃないの。むしろ、「敵」は、環境破壊そのものじゃなくて、「先進国」かもしれないよ。環境問題が、南北問題でもあると言われているね。今までさんざん資源を取り尽し、温室効果ガスを出しておいて、発展途上国にも同じように規制しろといっても、発展途上国の人が納得しないのは当然だ。たとえば、こんな話を聞いた。日本で捨てられた家電製品や車やバイクが、海外の発展途上国に輸出されている。まぁ、これは、日本側も、発展途上国側も、双方にメリットがあるように感じる。でも、意地悪な見方をすれば、廃棄物を外国に移動しているともとれる。医療廃棄物を日本からフィリピンに不正に輸出していた事件があったけど、これなんかは論外。でも、普通の中古品だって、壊れたものは、代えの部品もなくて、結局捨てるしかなくなる。中古品を輸出するという建前の、体の良いゴミ捨てだ。

ビーノ: またまた。ボゾルグはひねくれてるなぁ。

ボゾルグ: そういう面もある、ということ。俺だって、一応それがビジネスとして成立しているんだから認めるし。発展途上国の人たちも、新品じゃ手が出なくても、中古品なら買えて、便利さを享受できるんだから、その意義は認める。

さぶじい: つまり地球温暖化を防ごうとしているのは、先進国の都合であるかもしれないということですかな。発展途上国側からすれば、先進国だけでCO2のほとんど半分も出しているんだから、自分たちで何とかしろっていう感じかもしれませんな。

ボゾルグ: でも、やっぱり、宇宙人の侵略みたいな、急激な変化がないと、地球人一致団結なんてことはないよ。桃が言うのは、単なる理想論だな。

さぶじい: 急激な変化に対しては、危機意識が出て、何とか回避しようという行動が生まれますが、環境問題のように、何年後の危機であったり、時間がかかるゆっくりとした危機であったりすると、なかなか行動がとれませんしな。しかも、環境問題というのは、どうも「大きな話」になりがちです。けきょく、自分がやった行為が、環境に負荷をかけているのは確実なんですが、あまりにも問題が大きくて、個人の責任は、逆にそれと反比例するように小さくなってしまう、ということがありますな。要するに、私一人がやっても、やらなくても今さら同じだろうという・・・。

桃: その怠慢なのよ。環境問題の一番の敵は、きっと。

ボゾルグ: 敵は、先進国でもなかったか・・・。

ビーノ: 人間は怠慢。ボクは、自分で出したものは、自分で何とかしようとしているよ。

ボゾルグ: この前の話、気にしているの? もう、その先は、言わなくていいから。

さぶじい: そうですなぁ。本来なら、自分が生産し、自分がゴミをかたづけるということだったのに、いつのまにか、それを人任せにしていった。それが、怠慢。だから、自分が見てないところなら、たとえば、発展途上国なんかに、どんなにゴミを輸出しようが、自分とは関係ないと思うことができてしまう。

ボゾルグ: そんなふうで、この環境問題に、個人としての責任、感じられる? 俺には無理だね。

ビーノ: 怠慢が人間の文明そのものだよ。「楽したい」という理由で、人間の文明は発展したといってもいいでしょ?

ボゾルグ: 怠慢と闘うって、すごく難しい。けっきょく、自分との闘いだしさ。それよりは、「環境保護、環境保護」って、お題目を唱えているほうが、楽。

桃: あるいは、戦争をしかけてしまうとか、ね? 矛盾だよね。一方では、戦争しておきながら、環境保護を訴えている国、あるじゃない? 戦争がどんなに環境を破壊しているのか、わざと見ないふりしてるとしか思えないわ。

ボゾルグ: なんだか桃のいうこと、わかる気がしてきたよ。ばかばかしいね。俺たちが、(俺はやらないけど)、いっしょうけんめい、ちまちまと、ゴミの分別したりしても、爆弾一発爆発させれば、その努力もいっぺんで吹っ飛んじゃう。

桃: 兵器産業なんて、だから、二重の環境破壊をしてるってことよ。

ボゾルグ: そうだね。なんだか、無性に腹が立ってきた。

ビーノ: ボゾルグは、単純だね。

さぶじい: 素直とも取れますなぁ。

桃: 疑り深いのにねぇ。


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2008/03/28

「撮らされた写真」

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そのとき雲南省のアイニ(ハニ)族の民家のベランダで、女の人たちが裁縫の仕事をしているところを撮っていました。

たぶん、この少年は、そのとき現れたのでしょう。少年がいたことは覚えています。ただ、この写真を撮った記憶がありませんでした。

そんなバカなと思われるかもしれません。でも、あとでフィルムを現像して、はじめてこういう写真を撮っていたことを知ったのです。

もちろん、前後のコマも俺が撮影した写真なので、他人が勝手にシャッターを切ったということはありえません。

俺が無意識で撮ったのは間違いなさそうです。あのときは、女の人たちの撮影に気を取られていたので、藍染の布の間から顔を出した少年に、一瞬で「いい」と反応しシャッターを切り、すぐ元の体勢に戻ってしまったので、忘れたのかもしれません。

たまにこういうことがあります。それを「撮らされた写真」と呼んでいますが。みなさんはないでしょうか?


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2008/03/27

国立は桜の季節 『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』へどうぞ

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今日から東京都国立のギャラリーカフェ亀福で、『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』をやっています。

昨日飾り付けをしましたが、「トンパ教」の祭壇のようになりました。青柳の写真は22点展示しています。

以前もお知らせしましたが、時間・場所など、詳しくは、こちらのページでどうぞ。

Ya_2『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』

亀福は、おいしい台湾茶の専門店です。国立はちょうど桜も満開です。お近くにおでかけの際は、亀福にもぜひお立ち寄りください。


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2008/03/22

『グレートジャーニー』を観て

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昨日、関野さんの番組、『グレートジャーニー』について触れましたが、今日も続き。

「どんなに【秘境】といっても、この地球上で、環境悪化から逃げられる場所はないということでしょうか」と昨日書きました。

どんなに伝統的な生活を送っていたとしても、CO2排出が少ない生活を送っていたとしても、他の地域で出されたCO2や、汚染された大気や雨からは逃れられません。

逃げられないものは、もうひとつ、空からやってくるテレビの電波。「秘境」にテレビが入り込むことで、伝統的な文化が内側から変化していきます。

それが「良い」とか「悪い」とか単純に言える話ではありませんが、テレビを見ることで、自分たちの生活と、都会の生活とのギャップを知って、自分たちの「貧しさ」に気がつく。いや、本当は「貧しさ」ではないのですが、それを「貧しさ」と感じざるをえない現在の文明なので、「秘境」の人たちは、結局、都会にあこがれ、都会の文明にあこがれ、地元の環境・文化に不釣合いな生活を送り始めるとか、若者なら、都会に出て行ってしまうという現象が各地の「秘境」で起きています。番組でも、それらしい話が出ていました。

でも、俺は、それが悪いことばかりとも思っていません。自分たちが世界でどういう「位置」にあるのか知ることは大切だと思うし、自分の「貧しさ」を知って、なんとかしようと思い始めることは、長い時間のなかで考えれば、必要なことでもあるのではないでしょうか。

短期的には、卑屈にもなるでしょう。悲しくもなるでしょう。怒りも感じるでしょう。だから外見上は、不幸に見えるかもしれません。でも、そういった「負」であっても、大きな心のエネルギーは、その人たちを動かしていくような気がします。

日本人だって、そういう時期がありました。だから、伝統的文化を捨てた姿に「あなたたちは不幸だ」と単純に言われるのだけは心外でしょう。「捨てた」というより「変わった」と言うべきかもしれません。

でも、そうは言っても、何百年にもわたってはぐくまれてきた文化を、たかだか数十年でなくしてしまうのは、やっぱり、もったいないと思いますが。失ってみないと(体で思い知らないと)、なかなかわからないものなのかもしれません。


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『グレートジャーニー』 関野さんのメコン旅

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テレビ番組『グレートジャーニー』で、関野さんのメコン川の旅をやっていました。相変わらずタフな関野さん。

懐かしい風景。俺が青海省のメコン源流域へ初めて行ったのは1992年のこと。

まだメコンの源流がどこだか誰も知らない時代でした。未調査だったのです。俺は現地のチベット人たちに「ザチュ・ザナチュ(メコン)の源流はどこですか?」と聞きながら、「文化的な源流」を探しました。昨日の番組でも、それに触れられていました。地理学的な「科学的源流」と、地元の人たちが信じている「文化的源流」があるということです。そしてそのふたつは、違った場所になっています。俺が行ったのは、「文化的源流」でした。1994年のことです。

ところで、1992年に現地のチベット族が言っていたある話は、あぁこういうことだったのかと、今になってわかりました。それは何かというと、「数十年前から、なぜか雨が降ると草地が崩れて、土砂が川に流れ込んでしまう。だんだん草地が少なくなっている気がする。どうしてなんだろうか」と。草原の沙漠化ですね。

当時はそれほど環境問題に関心はなかったので、聞き流したはずですが、なぜか妙に覚えていて、今では、それが地球規模の環境変化と何か関係はあるんだろうなと想像できます。酸性雨、気象の変化、大気汚染など考えられます。それと、家畜が増えて(人間が増えて)、放牧のし過ぎもあるのかもしれません。

メコン河が赤いのは、土砂が流れ込むからです。それがますますひどくなっているようです。昨日の番組を観ていて、そう感じました。途中のダムも、土砂がたまって長くもたないのでは?とも思います。

どんなに「秘境」といっても、この地球上で、環境悪化から逃げられる場所はないということでしょうか。


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2008/03/20

チベット、ティングリの石塚「オボ」

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チベット高原のラサからネパールへ抜けるときに通ったティングリの村。

ここに2泊したと記憶していますが、村の旅社には、たまたま日本人旅行者も泊まっていて、彼といっしょにヒッチし、トラックでネパールとの国境へ向ったことを思いだしました。

右側にあるのは、「オボ」と呼ばれる祈りの石塚。チベット人は、信仰心が篤く、ちょっとした場所にこの「オボ」が設けられています。

こんな牧歌的に見える田舎ティングリでも、1993年10月中国軍がチベット人に発砲するという事件が起きたそうです。


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2008/03/19

『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』

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東京都国立駅から徒歩5分の、「GALLERY CAFE 亀福」で、『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』をやります。

写真は青柳、ジュエリーは桑野奈保さんとの合同展です。

トンパ文字は、雲南省西北部、世界遺産にも登録されている古都、麗江を中心に、少数民族ナシ族に伝わる象形文字ですが、桑野さんは文字をモチーフにジュエリーを作り続けている作家です。

今回、写真は雲南省の風景と少数民j族を約22点展示します。今日掲載の写真は、その中の2点。上は、麗江の街並。下は、文化大革命で壊された小さな寺を修復していたチベット僧。

今、チベットの暴動がニュースになっていますが、雲南省北西部にも、チベット族が住んでいます。チベット族のデモが雲南にまで広がる可能性は低いと思いますが、同じ民族なので、これから影響が出てくるかもしれません。

展示会の最終日、4月6日(日)には、音楽家・劉宏軍さん出演のサロンコンサート『心を表現する少数民族の音色』もあります。


『中国雲南省の写真とトンパジュエリー展』
入場無料(カフェとは別です)
2008年3月27日(木)~4月6日(日)
OPEN: 10:30~19:30
(木・金・土 10:30~23:00 定休日:水曜日)

GALLERY CAFE 亀福
〒186-0002 東京都国立市東1-14-21 グリーンライフ国立1F,
TEL/FAX: 042-573-3580
URL: http://www.kamefuku.info/
※JR 国立駅南口より徒歩5分
地図はGALLERY CAFE 亀福のページで

サロンコンサート『心を表現する少数民族の音色』

4月6日(日)
14:00~(開場13:30)
出演:劉宏軍さん
入場料3000円(台湾茶・お菓子付き)
お問い合わせ・予約は亀福まで


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2008/03/18

チベット自治区ラサでの大規模暴動 3

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チベット自治区や甘粛省などから、外国人ジャーナリストが締め出されているようです。

と、言うことは、何か問題があるので、外国人の目に触れさせたくないということの裏返しでしょうか。

昨日、中国当局が発表した「ラサは、平静を取り戻した」ということが本当なら、何も隠す必要はないはずです。

オリンピック開催は、どうなるのでしょうか。ボイコットなどという事態になれば、選手たちがかわいそうですが。


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2008/03/17

チベット自治区ラサでの大規模暴動 2

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写真は、ポタラ宮を望むチベット・ラサのジョカン寺の屋上です。

ラサの、あるチベット寺院に行ったとき、青年僧から「日本人?」と聞かれて「そうです」と答えると、「ちょっと見せたいものがある」といって連れて行かれたのは、倉庫のようなところに無造作に置かれた一体の仏像でした。

ただ、普通ではなかったのは、弾の跡がいくつも空いたスクラップ状態になった仏像だったのです。

「これは文化大革命のときに、漢民族に壊されたものなんだ」

一旅行者としてチベットを旅していても、当時から、漢民族とチベット族との反目は感じていました。

日本人は(とくに俺は)漢民族に見えるので、ある祭りにいったとき、漢民族だと誤解されたようで、チベット僧から棒で小突かれたこともあります。今、もし、中国のチベット圏を旅するなら、漢民族に間違われないようにしたほうがいいと思います。

普段はチベット族も穏やかですが、いったん均衡が崩れると、心の深いところでくすぶっている憎悪に火がついてしまうということでしょう。

暴動はチベット族が一方的に起こしたもので、中国当局は、鎮圧に当たって銃撃はしていない、ラサはもう平静を取り戻したみたいな発表をしていますが、誰か信じる人がいるのでしょうか。


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チベット自治区ラサでの大規模暴動 1

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中国チベット自治区ラサで発生した大規模暴動鎮圧について、チベット仏教最高指導者ダライラマ十四世はインドのダラムサラで記者会見しました。

「チベットの治安を維持するために武力に頼っている」と中国政府を批判。

中国当局の取り締まりについての抗議が周辺の、四川省、甘粛省などにも飛び火しているらしい。

人権にうるさい欧米諸国が、オリンピック開催でどう動くか? そのとき日本がどうするか、難しいことになりそうです。


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2008/03/16

山形県村山市 中沢の棚田

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やまがた棚田20選に選ばれた棚田のひとつ。村山市の中沢の棚田です。


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2008/03/15

山形県村山市 眠る雪

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2008/03/14

ご冥福お祈りいたします

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これは、Sさんがとても気に入ってくれた冬の棚田の写真でした。

大雪の降る日、Sさんからあたたかい雑煮のおもてなしを受けたことを、昨日のことのように思い出します。

ご冥福お祈りいたします。

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2008/03/13

新潟県十日町峠(星峠)の棚田

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こちらに、星峠の棚田の写真ギャラリーがあります。
Ya_2http://asia-photo.sakura.ne.jp/oryza/oryza/japan/gallery/hoshitouge/index.html


Ya_2雑誌『デジタルカメラマガジン』の取材で、新潟県の棚田地帯へ(2009/06/05)

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2008/03/12

新潟県十日町市雪景色

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2008/03/11

新潟県十日町市雪景色

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2008/03/10

新潟県十日町市雪景色

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2008/03/09

【ひとり会議 その十】 エコ商品て環境に優しい?

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【ひとり会議 その十】 エコ商品て環境に優しい?


ボゾルグ: この前、地球の「こころ」を感じるって話があったけど、その「こころ」が「地球をこれ以上壊さないで」と言っていることは、なんとなく感じるとしても、やっぱり、具体的に何をすればいいのかちょっとわからないな。

さぶじい: 地球環境を守ろう、ということは誰も異論はないでしょうが、異論がないということは、逆に言えば、「環境保護、環境保護」と、お題目のように唱えていても、何にもならない。むしろ、唱えることで安心してしまうということにもなってしまう。

ボゾルグ: 安心するという意味では、「エコ商品」も似てるよ。なんだか、この「エコ商品」というものが、信用できないんだよね。うさんくさい。「エコ商品」を使うことが、環境のことを考えていると思い込んで安心できる、一種の免罪符にもなっているんじゃないの。

桃: 私は、使うことに反対はしないけど、メーカーは、その心理をついている部分も、たしかにあるでしょうね。環境にいいことを何かしたいと思い始めている人たちが増えている。でも、何をやったらいいかわからない。そこで、手軽に、目に見える形でできるのが、エコ商品を使うこと。

ボゾルグ: だいたいにして、環境の悪化は、人間の大量生産、大量消費、大量廃棄が原因でもあるんだから、ほんとに環境を考えるなら、商品そのものを買わないということが、一番のエコだろ?

ビーノ: そしたら、ボクなんか、一番のエコだね。見て見て。服も買わないし、テレビも買わないし、携帯も買わない。電気も使わないし、グルメでもない。廃棄物はオシッコとウンコとCO2と熱だけ。ちょっと毛が抜けるけどね。

さぶじい: 矛盾ですな。エコ商品を作るためにもエネルギーは使っているわけだし、今持っているものを、とにかく長く使うことが一番のエコのはずなのに。たしかに、ボゾルグさんが言う通りなんですが、しかし・・・。

ボゾルグ: 電化製品なんか、まだまだ使えるのに、「電気を節約できる商品ですよ。環境に優しいエコ商品ですよ。たくさん買ってください」とコマーシャルして、購買意欲を刺激する。でも、その節約分なんか、本体の値段に比べれば微々たるものだし、しかも、買い換えたら、前の商品は捨ててゴミにしてしまうわけで、結局、一番環境に優しいのは、使えるものは捨てずに使うことなんだと思うけどね。そういえば、CO2排出が少ない電車で出張しましょう、みたいなコマーシャルもあるね。たしかに電車からはCO2は出ないかもしれないけど、その電気を作るときはCO2を出しているし、車両や線路や駅舎をつくるにも、CO2を出している。

さぶじい: そんなことを言い始めたら、それこそ、「何をやっても無駄だ」ということになってしまいますな。少なくとも、自動車よりは、電車を使うほうが一人当たりのCO2排出が少ないのは事実だし、今は、比較の問題ではありませんかな。まったくCO2ゼロの乗り物が発明されるまでは、まだまだ時間はかかるし、かといって、それができるまで何もやらないというのもどうでしょうか。少しでも、少ない方法でやっていきましょうという方向性は重要なのではないですかな。

桃: あんたのように、何でもかんでも文句を言う人はいるわね。そう言う人に限って、何もやらない。でしょ?

ボゾルグ: そこをつかれると痛いなぁ。でも、なんだか、俺にはメーカーが、「売るため」にだけ、安易に「エコ」と名づけているような気がしてしかたないんだよね。信用できないのは、そこだよ。

ビーノ: ボゾルグ、ひねくれているよ。この前も、「地球温暖化は100パーセント人為的なものかどうかわからない」「温暖化で海面上昇するなんて、ほんとかわからない」なんていってたよね?

ボゾルグ: 俺は疑り深いだけだよ。

さぶじい: 疑うのは大切です。しかし、疑ってばかりいても、環境問題はなかなか前に進まないのではないですかな。何が原因か、将来どうなるのか、今どうすればベストなのか、などと、誰にもわからないのですからな。なにしろ、人類誕生してから、これほど大きな試練は初めてなんです。疑わしくても、手探りで行くしかないと思いますよ。何もしないよりましです。仮に温暖化して大きな被害が出なかったとしても、それはそれでいいでしょう? そして、メーカーも、商品を売らなければ、つぶれてしまうので、売るしかないわけです。社員には家族もあるし、メーカーがつぶれていったら、日本経済がどうなるか。それこそ、ボゾルグさんが恐れるように、生活水準を落とさなければならなくなるかもしれないですよ。

ビーノ: ボクから言わせてもらえば、生活水準を今のままで、CO2を減らそうということじたい、間違っているんじゃないの? ボクのような生活をすれば、いっぺんでCO2は減るよ。

ボゾルグ: はいはい、その通り。でも、申し訳ありませんが、俺たちは、ビーノ様みたいな生活は無理なんだよ。犬とは違うんだ。

ビーノ: 犬って、またボクをバカにしてるだろ?

ボゾルグ: 犬は、廃棄物も食べちゃうくらいだからなぁ。「廃棄物ゼロ」って、スバラシイね。ビーノたちは、りっぱなエコ動物だよ。

ビーノ: ひど~い! ボク、ウンコなんか食べないよ。ボゾルグは、犬差別主義者なんだよ。

桃: まぁ、まぁ、ふたりともやめなさいよ。たしかにボゾルグがいうように、「エコ」と名前を付けさえすれば売れるという、エコ偽装みたいなものもあるわ。それは注意しないとね。古紙を使ってないのに、「古紙何パーセント」と、だまして売った製紙会社のニュースがあったばかりだし。とにかく、人間はエネルギーを使いすぎ。それを抑える方向はまちがってないはずよ。「地球のこころ」と同じ方向だと思うわ。ところでビーノ、あんた、口もと黄色いわよ。

ビーノ: ドキッ!

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2008/03/06

新潟県十日町市蒲生の棚田

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雪はどうしてこんなに清潔なのでしょうか。


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2008/03/04

新潟県夏井のハサ木

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新潟市夏井のハサ木に寄ってみました。1ヶ月ぶりです。

雪はありませんでしたが、ハサ木が折れていました。(写真)強風によるものでしょうか。倒れていた方向は、風の方向と一致しているので、そうだと思います。前回はなかったので、この1ヶ月内に倒れたのでしょう。

幹の中が空洞になっていました。近くの別なハサ木を注意してみてみると、半分空洞になりかけているものや、コルク状に、ぼろぼろになっているものもありました。

寿命なのでしょうか。それとも、環境悪化と関係あるのでしょうか。いずれにしても、ハサ木の何本かは危機的な状況にあるのかもしれません。前回は、気がつきませんでした。

強風に逆らって立つハサ木。とうとう力尽きて倒れてしまったようです。


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2008/03/02

やまがたの棚田20選

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やまがた景観シンポジウム08で、「やまがたの棚田20選」の認定書交付式があったことは、おとといも触れましたが、正確に言うと、「棚田百選」にすでに選ばれている3ヶ所(椹平、大蕨、四ケ村)と、新しく認定された20ヶ所の、合計「23選」です。

前から気に入っていて、このブログでも紹介したことのある、大石田町の「大浦の棚田」も選ばれました。(↑の写真)

今回、「20選」になった棚田は、景観保全活動、動植物の保護、観光交流の場としての活用など、将来に繋がる活動をしているかどうかを基準に決められたとのこと。景観としての美しさばかりではないということです。

今年は、この棚田20選をテーマにした写真コンテストや、棚田マップを作る計画もあるようです。具体的になってきたら、またお知らせします。


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2008/03/01

山形県白鷹町「深山和紙」

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山形県白鷹町に深山(みやま)和紙の伝統を受け継いでいるTさん夫婦がいます。

Tさんが、俺の棚田の写真を試しにプリントしてくれました。いずれ、こういうふうなプリントを作りたいと考えていたので、これはいけるかなと思いました。

まるで浮世絵のような落ち着いた色になります。和紙独特の表面の荒さがまたいい味を出しています。(写真ではよくわからないかもしれませんが)

たぶん、俺の写真の「質」というか「性格」が、和紙には合うんでしょうね。(つまり土臭いということか?)

以前、浦和市の「ギャラリー楽風」で写真展をやったとき、土壁に写真がはまり込んで、まるで写真が壁の一部になったようだと、以前書きましたが、この和紙との相性も同じような、俺の写真の「質」と関係しているのでしょう。

機会を見て、和紙へのプリントで展示してみようと思います。

この深山和紙は、400年前に始まったといいます。農家の冬の仕事でした。でも、だんだんやる人がいなくなったとき、Tさんたちは、技術を教えてもらいながらも、試行錯誤でその伝統を引き継いでいます。

深山和紙センターでは和紙漉き体験もできます。


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