山形県白鷹町「深山和紙」
山形県白鷹町に深山(みやま)和紙の伝統を受け継いでいるTさん夫婦がいます。
Tさんが、俺の棚田の写真を試しにプリントしてくれました。いずれ、こういうふうなプリントを作りたいと考えていたので、これはいけるかなと思いました。
まるで浮世絵のような落ち着いた色になります。和紙独特の表面の荒さがまたいい味を出しています。(写真ではよくわからないかもしれませんが)
たぶん、俺の写真の「質」というか「性格」が、和紙には合うんでしょうね。(つまり土臭いということか?)
以前、浦和市の「ギャラリー楽風」で写真展をやったとき、土壁に写真がはまり込んで、まるで写真が壁の一部になったようだと、以前書きましたが、この和紙との相性も同じような、俺の写真の「質」と関係しているのでしょう。
機会を見て、和紙へのプリントで展示してみようと思います。
この深山和紙は、400年前に始まったといいます。農家の冬の仕事でした。でも、だんだんやる人がいなくなったとき、Tさんたちは、技術を教えてもらいながらも、試行錯誤でその伝統を引き継いでいます。
深山和紙センターでは和紙漉き体験もできます。
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