長野での、オリンピック「呪火」リレー
長野で行われた聖火リレーでは、ちょっとした妨害活動がありました。中国、チベット、ウイグル、日本国旗がうごめく騒然とした雰囲気の中、欽ちゃんが笑顔で走っているのが、逆に不思議に見えました。
行列の外側の混乱と、内側の何事もないような笑顔。このギャップはなんなんだろう。
何十人もの機動隊と警察官に守られた、ものものしい行列。こんなに警備が厳重なVIPは、よほど偉い人か、よほど嫌われているか、どちらかです。今回の聖火はどっちなんでしょうか。少なくとも、「平和」の象徴ではないし、「聖」なるものにはとうてい見えません。どろどろした、「呪火」とでも言うべきものではないでしょうか。
それにしても、昨日も触れましたが、中国人たちの愛国心を見せる「ハッスルぶり」は、異常に見えます。中には、「ふり」をしてる中国人たちもたくさんいるだろうとは思いますが、文化大革命時代の紅衛兵が、赤い旗を振っている姿とだぶるのは俺だけでしょうか?
人よりも愛国心を示そうという態度がエスカレートして、自分で自分の首を絞める、オリンピックそのものの開催が危ぶまれる結果になることに気がつかないとしたら、なんだかとても悲しい。
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コメント
ん窯の五郎さん
コメントありがとうございます。
報道によると、長野では、インターネットで呼びかけられた中国人留学生が集められたということです。この活動が自発的なものなのか、どうか知りませんが。
圧倒的な数によって、少数意見(あるいは不都合な意見)を消してしまうという戦法は、私も中国を方々旅したとき、漢民族対少数民族の場面で、よく見ました。「数の力」とも言えるかもしれません。手は出さなくても、数で相手を威圧することはできますから。
投稿: あおやぎ | 2008/04/27 22:20
はじめまして。私にも聖火リレーに対する中国人の応援ぶりは異様に映ります。でも動員とは気づきませんでした。政治に疎いですね。このブログを読んで納得がいきました。五輪、万博後がこわいです。
投稿: ん窯の五郎 | 2008/04/26 20:55