ミャンマーの穀倉地帯/エーヤワディー・デルタ 3
ヤンゴンからバスと、トラックを乗り継いで約6時間、ピャーポンというデルタの街を訪ねました。
ここもミャンマーのコメどころで、港に停泊しているたくさんの船がコメ袋を積み込んでいました。だいたいが首都ヤンゴンへ運ばれるコメです。
大量のウンカが部屋中を飛び回って、熟睡できない辛い夜をすごしたのでしたが、まだ暗いうちから騒がしいので、なんだろうと、ホテルのベランダから見下ろすと、川沿いには、朝市が立っていました。
手漕ぎボートがこちらの岸に何艘も向ってきます。やがて、対岸にぽっかりと太陽が出たとたん、急に暑くなりました。
活気のある市場では、コメ食品はもちろんのこと、魚、野菜、果物、生活雑貨がずらりと並んでいました。もともと物資は豊富なところです。ただ、今回の災害で、ここもどうなってしまったか・・・
今は、雨季。「水は、雨水を集めればなんとかなるけれど、食べるものがない」と、被災した人がテレビで訴えています。
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コメント
hikomaさん
コメントありがとうございます。
中国では、今までとはちょっと違い、地震報道もある程度はやっているし、日本からの救援隊を受け入れました。昨日は、医療チームが行って、活動拠点の交渉をしています。だから、中国四川大地震については、十分ではないにしても、情報がある程度は入ってきます。
それに引きかえ、ミャンマーの被災地の情報はほとんどありません。まったく「人災」としか言えない状況になっています。きっと、被災者たちは、不満を爆発させるのではないでしょうか。
投稿: あおやぎ | 2008/05/21 23:51
いつも青柳さんの熱いメッセージを熱い思いで拝見しております。四川大地震も大災害ですが、ミャンマーの方がもっと悲惨な状況にあるように思えます。是が引き金で軍事政権は遠からず崩壊するのではないでしょうか。そして中国共産党独裁政権も。災害が政権を終結させるのはチェルノブイリのソ連がそうであったように。
今後とも世界のアクチュアルな報告を楽しみにしております。
投稿: hikoma | 2008/05/20 21:57