第4回アフリカ開発会議 (1) 日本は、遠くて疲れました
(写真はマダガスカル上空から)
日本とアフリカ諸国の首脳が議論する、第4回アフリカ開発会議(TICAD)が、今日28日から3日間、横浜市内で開かれます。
昨日は、各国首脳との懇談、出迎えでたいへんだったようです。迎えにいったのに、飛行機に乗っていなかった首脳や、本国で不信任が出されて途中で引きかえした首脳など、さすがと言っては失礼ですが、「アフリカの混迷」を象徴しているようなエピソードです。
アフリカから日本は遠い。ある首脳は、「遠くて疲れました」と正直に福田さんに訴えていました。日本としては、国連の常任理事国入りを目指して、アフリカ票を確保したいということもあるようです。
でも、アフリカが遠いということは、逆に言うと、歴史的には、どろどろしたものはないので、かえって友好関係を築きやすいということはあるかもしれません。
日本とアフリカ、新たな協議の枠組み創設へ・開発会議28日開幕
(NIKKEI NET http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080528AT3S2701L27052008.html )
政府開発援助(ODA)と投資額を2012年までの5年間で、それぞれ倍増させるということです。コメ生産の倍増計画も入っているらしい。「ネリカ米」のことだと思います。「ネリカ」とは、「New Rice for Africa」の略ですが、アフリカの気候に合わせて開発されたコメです。日本人が協力しています。
個人的にも、アフリカの「遠さ」が、関心の低さにつながっているのは正直に認めるし、こんな会議があるときこそ、アフリカにちょっとでも関心を深めたいなぁとは思っているんですが。
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