第4回アフリカ開発会議 (2) マダガスカルのバオバブ
第4回アフリカ開発会議(TICAD)が開かれている話は、昨日書きましたが、今日もアフリカの話。
俺は、アフリカといっても、モロッコ、エジプト、マダガスカルにしか行ったことはありません。参加国の名前を聞いても、ぴんとこない国があります。
カーボヴェルデ、ブルキナファソ・・・。どこにあるか知りませんでした。
マダガスカルは、大陸の東に浮かぶ島国で、アフリカといっても、昔、東南アジアから移住してきた人たちと、アフリカ系の人が混血した人たちなので、いまだに、アジアの方を向いています。だから、典型的なアフリカとは言えないかもしれませんが。
マダガスカルの西海岸、ムルンダヴァにある、バオバブの写真ギャラリーを作りました。
サン・テクジュベリの『星の王子さま』で有名なバオバブの木。でも、この印象的な景観は、農業と深い関係があります。バオバブの周りは水田や畑です。ジャングルの中にあるバオバブは、目立ちません。ですが、水田や畑を拓くためにジャングルを焼くと、太い幹に水分を多く含むバオバブだけ焼け残ったという事情があるようです。
そして、耕作地を増やすために、今もバオバブを切っているので、年々少なくなっているそうです。バオバブの木も、貧困の問題と無関係ではありません。貧しい事情を考えると、「ジャングルをつぶすな」「バオバブを切るな」と単純に非難できるものではありませんが。
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コメント
時間たってしまいましたが、ようやくバオバブの写真ギャラリーを作りました。
宣伝、お願いします。
投稿: あおやぎ | 2008/05/30 18:20
きゃー相変わらず素晴らしいです♪
わたしのミクシイからもお知らせしちゃいます。勝手に。。
投稿: 未央 | 2008/05/29 21:06