第4回アフリカ開発会議 (4) 道路の整備を望むマダガスカル
マダガスカル島の西部にあるムルンダヴァ。首都から陸路で行くのは、道が悪く時間がかかると聞いたので、飛行機で飛びました。
ムルンダヴァで、バオバブを見たことは、すでに書きました。中央高地は気候も穏やかで、住んでいる人たちの顔つきも、アジア人なのですが、モザンビーク海峡に面した港町、ムルンダヴァまで来ると、さすがに「アフリカ」の匂いが強くなってきます。
まず、めちゃくちゃ暑い。それと、アフリカ系の人が目立つようになります。
毎朝、日の出とともに、近くの漁村から小船がやってきます。魚を運んできて、ムルンダヴァの市場で売る漁民の人たちです。日焼け止めの白粉を顔に塗っている女性もいます。角を曲がったとたん、彼女たちとはちあわせすると、びっくりしてしまいます。
それと帆船がモザンビーク海峡に出て行きます。マダガスカルは、陸上の道路があまり整備されていないので、この帆船は、海岸沿いの街へ行くときには便利なのだそうです。と、言うより、これしかないのです。
アフリカ開発会議は昨日閉会しましたが、分科会では、「ケニアやマダガスカルの担当者は、新鮮な農産物を市場に届ける道路を整備することが農業を産業として育てていくために重要だと主張した。」(asahi.com http://www.asahi.com/international/update/0529/TKY200805290163.html )
とのことです。
ムルンダヴァ市内でさえ、舗装されていないどころか、水溜りのあるぼこぼこ道で、郊外に出ると、ほとんどが土道・泥道。窪みを避けながら進まなければならないので、時間がかかってしまいます。
道路というインフラを早く整備したい気持ちは、車に揺られ、ホコリまみれになるとよくわかります。これ以上道路は要らないだろうというところにまで道路を作る、どこかの国とは事情が違います。
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