ミャンマーの穀倉地帯/エーヤワディー・デルタ 4
この日、ミャンマーのエーヤワディー・デルタ、ピャーポンは、偶然にも10月満月の祭りの日だったので、水田のあぜ道に立つ精霊信仰「ナッ」の祠にもローソクが灯され、夜は、寺院で、踊りや歌が披露されてたいへん賑やかでした。
よく言われますが、ミャンマー人は信仰心があつい。決して過激でも派手でもなく、静かで慎ましやかな祈りなのですが、内に秘めたエネルギーのようなものを、ひしひしと感じます。普段はおとなしいけど、怒ったらすごいよ、という感じでしょうか。「素朴な人」というのは、いったん怒ると怖いのです。
今回、軍政府の救助の遅さに対する不満・怒りが、みんなの中に芽生えたかもしれません。それが今後、また爆発してしまう可能性はあるのではないでしょうか。
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