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2008/06/23

テレビ画面に閉じ込められたチベット・ラサでの聖火

080623
新疆に引き続いて、チベットのラサで聖火リレーが行われました。

これを「何事もなく」とか「無事に」と表現すべきかどうかわかりませんが。

なにしろ、許可証のない一般人の見物はできなかったし、公安が聖火のまわりを固めて、厳戒態勢で行われたリレーですからね。

リレーを祝って(?)、沿道には、動員されたチベット人たちはいたようです。レポーターが、その動員されたチベット人たちに、「ダライラマ14世についてどう思うか?」とか「ラサの暴動についてどう考えているか?」とか、質問していました。

可愛そうです。そんな質問に答えられるわけないじゃないですか。

いや、このレポーターも、わからないはずはないから、わざと訊いているわけですか。いったい何のためでしょうか。嫌がらせでしょうか。

それにしても、テレビの画面に閉じ込められた聖火は、温かみも情熱も、ましてや聖なるものも感じさせません。ただ、むなしさだけが漂っています。


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コメント

今回の、中国オリンピック聖火リレーを見ていると、なんだか、火を消さないために、頑丈な箱に入れて、カギをかけているような感じがします。
実際、警備の人間が周りを固めているのですが。
そこまでしなければならない聖火リレーの意味ということを考えてしまいます。

投稿: あおやぎ | 2008/06/24 00:32

聖火リレーはスポーツの平和的祭典なのに、
許可証のない一般人には見れないなんて、おかしな感じですね。
世界中の人々に祝って貰ってこそ、“聖なる”という意味があるんだと思うのですが…。
もうすぐ、北京五輪が開催されます。
混乱もなく、無事に進行するといいですね。

投稿: 祝融 | 2008/06/23 23:55

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