中国で狂犬病が流行の兆し
増えるペット、広がらぬ狂犬病予防 中国で流行の兆し
(asahi.com http://www.asahi.com/international/update/0906/TKY200809060051.html)
中国では、狂犬病の流行の兆しがあるようです。
「犬に噛まれて20年のベテラン」として、アドバイスさせていただきます。
以前、「俺はどうして犬に噛まれるのか? (2006/07/29)」という記事でも書いてますが、中国の犬は、ちゃんと噛みます。これは、俺の体験からですが、日本の犬の感覚で近づいたり、手を出したりすることは危険です
とくに、地方に行ったときですね。放し飼いの犬がいます。日本でなら、たいていは、無視すれば何も起こりませんが、中国では、とくに、放し飼いの場合、人間から石を投げつけられた経験があり、人間を敵視していたり、極端に恐れています。だから、ちょっとした弾みで、襲われる可能性があります。
犬を見つけたら不用意に近づかないことですが、もし襲われそうになったときは、しゃがんで、石を拾ってください。最悪、石がなくてもかまいません。「拾った」という姿を見せると、犬は逃げていきます。これが犬の撃退法のひとつです。
ただこの方法が、中国全土で通じるかは保障しません。(雲南と貴州は使えます。夜は、懐中電灯の明りを目に当てると効果があるようです。チベット高原では、石をくくりつけた紐をまわします) だから、もし地方の遺跡や寺院などに出かけたとき、野良犬がいそうな雰囲気だったら、前もって、棒や石を用意しておいたほうがいいかもしれません。
お菓子で手なずけようとしても、たぶん、失敗します。(俺も失敗しました) お菓子だけ取られて、また吼えられます。
もちろん、都会では、ペットとして飼っている犬も増えたようで、それはそれほど凶暴ではないかもしれません。ただ、狂犬病の予防注射をしていない可能性があるので、やっぱり、日本の犬と同じだとは思わないほうがいいのではないでしょうか。
犬に噛まれるとたいへんですよ。仮に狂犬病ではないにしても、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になって、しばらく犬の恐怖から抜け出せませんでした。俺はその後リハビリをし、犬が怖くなくなるまで、10年以上かかりました。
ただ、今でも、犬に噛まれやすい性格だけは治っていないようですが。飼い犬に時々噛まれています。
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