2008年秋 東北撮影旅(5) 東北のハサ掛け
東北のハサ掛けは、立てた杭に掛ける縦型方法(上の写真)と、水平に渡した棒に掛ける横型方法(下の写真の右上)と、ふた通りある。
今回、山形→岩手→秋田と移動したが、岩手の北上市から遠野市に向かったとき、途中で縦型から横型に変わった。
ちょうど混在している村のおばさんと話したとき、どうしてふた通りの方法があるのか?と尋ねたら、「人それぞれだから」という答えが返ってきた。
まぁ、その人のやり方が違う、それはそうだ。おばさんの言う通り。でも、やっぱり、地域差に関わるのは間違いない。まったく個人の趣味、嗜好で、ハサ掛けの形が決まっているとは思えない。
ハサ掛けの方法に地域差があるのは、棚田をまわり始めてから気がついたが、どこがどういう方法なのかちゃんと調べたら、意外とおもしろいテーマかもしれない。そのハサ掛けの方法の違いと、何が一致するのか、興味のあるところだ。たとえば、言葉とか、食事とか・・・。言葉でも、何が同じところではハサ掛けの方法も同じだとか・・・。そんなことはないのだろうか。
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