浦山の獅子舞(2) 大日如来堂
正午前、もう一方の会場である大日如来堂で踊っていた獅子が、昌安寺からの獅子を迎え、全部で6頭になった獅子、花笠、笛太鼓の行列が、紅葉が始まりかけた峡谷の道を、大日如来堂へ向かいます。
笛と太鼓の音が峡谷に響き、なんともいえない「山の祭り」の情緒を感じます。
薄暗い木立の中にある大日堂の境内で披露される獅子舞は、口に刀をくわえた勇壮なもので、獅子の間を通ろうとした参拝者のおばさんが、関係者から「ダメ!」と激しく怒られていました。刀は真剣なので、ケガをするからです。
この「危なさ」は良いですね。緊張感があります。わくわくします。
参拝者は「願旗」という幟旗を手に持ち、獅子といっしょにお堂を回りながら、家内安全、交通安全などを祈願します。
お堂では、「御夢想」と書いた白い袋を売っていました。中には、稗玉が3個入っていました。縁起物です。昔は浦山でも稗を作っていたので、よく食べていたそうです。
中国青海省玉樹へいったとき診てもらったチベット医が処方してくれた丸薬そっくりでした。ご利益ありそうです。
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