横瀬祭り (2) 横瀬の人形芝居
横瀬祭りで上演された「横瀬の人形芝居」は、安政年間(1854~1860)に始まったもので、人形を一人で操る「一人遣い」と、回り舞台を持つというのが特徴だそうです。「横瀬ふくさ人形」とも呼ばれています。
今回は、『八百屋お七忍の場 江戸紫恋緋鹿子』という演目でした。
八百屋九兵衛の娘お七が、学山という坊主に言い寄られるシーン(写真・中)には、笑ってしまいました。学山が抱きつくのを振りほどいて逃れるところや、学山のいやらしいしつこさが、人形とは思えないほど、リアリティーを感じさせたからです。いや、人形だからこそ、その「感じ」が、よく伝わるのかもしれませんが。
人形遣いも良かったですが、1時間ほどひとりで勤めた語りのすばらしさには感心しました。
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