浦山の獅子舞(3) 悪魔祓い
2日目に行われた浦山の獅子舞は、夕方クライマックスを迎えます。
大日如来堂で最後に3頭の獅子舞が終わると、悪魔祓いの行列が集落をめざします。
希望する家におもむいて、その家の不幸災いをお祓いします。今年は4軒。3人の若者が悪魔に扮しました。
悪魔は、家の中に上がりこんで、「悪魔祓い~~」と大声を上げながら、竹の棒で畳をたたきます。家族は、部屋の真ん中に固まってじっと座り、悪魔が去っていくのを待ちます。
秋田の「なまはげ」のようでした。
最後、集落のはずれで、350年以上前の、浦山の獅子舞の由来が書いてある巻物の入った箱を中心に、3頭の獅子が舞い納め。
獅子や悪魔が身につけているワラジ、飾り物には悪霊が取り憑いているそうです。なので、ワラジの縄も真剣で切って、悪霊を祓ったあと、みんな村に帰っていきました。
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