« 出雲伊波比神社の流鏑馬 | トップページ | 東秩父村。萩平の笠鉾 »

2008/11/05

東秩父村。「神代里神楽」

081105
東秩父村の坂本集落にある八幡神社で、11月3日行われた「神代里神楽」。

神楽を舞うための、4m四方の屋根つき舞台があって、天井には、ウマ、タヌキ、ツル、ヒツジ、サル、コイ、フクロウなどの動物の絵が描いてありました。

おどけた感じで、ひょっとこが観客に向かって、ときどき何かを投げました。子どもたちが「お餅ちょうだい!」「お菓子ちょうだい!」と手を出します。あとで、拾ったものを女の子に見せてもらったら、紅白の三角餅や、鼈甲飴でした。

餅の写真を撮らせてもらったら、女の子のお母さんが「これどうぞ」といって、その紅白餅を俺にくれました。「大人も拾っていいんですか?」と聞くと「縁起物なので、誰が拾ってもいいんですよ」という答え。

笛や太鼓の音が山里にやさしく鳴り渡ります。この雰囲気、たまらなくいいですね。

昔からこの神楽を見ている地元のおじいさんの話。

「昔は子供もたくさんいて賑やかだったんだがねぇ。今日はどれだけ子供が出てくるか・・・」

神楽そのものも良かったですが、やっぱり、この子どもたちの「お餅ちょうだい!」という声が賑やかに響くことが、おじいさんに「祭りだなぁ」と実感させるんでしょうね。

村人がのんびり神楽を楽しんでいる様子は、時間帯は違いますが、インドネシアの影絵「ワヤン」を見ているような感じでした。


Banner_01にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ

|

« 出雲伊波比神社の流鏑馬 | トップページ | 東秩父村。萩平の笠鉾 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 出雲伊波比神社の流鏑馬 | トップページ | 東秩父村。萩平の笠鉾 »