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2008/11/26

メキシコの空港で暮らす日本人 「ホームレス 外国でやれば 文化人」 (2)

昨日、メキシコの空港で暮らしている日本人、ノハラ・ヒロシさんについて書きましたが、どうも気になるので、今日もこの話を書きます。

昨日も少し触れましたが、俺自身、彼のような生活をしてみたいと思うようなところがあり、「うらやましい」とまでは言いませんが、ちょっと気になります。

以前、「やってみたいこと。「ターミナル」を観て」(2005/10/05)でも書いたように、こういった状況で暮らしていれば、特別な視点をもてるはずです。

ほかのブログなどでは、「日本人の恥だ」とか「金がないなら働けよ」だとか、さんざん非難されています。だから、へそ曲がりな俺は、なおさら彼の肩を持ちたくなってきたということかもしれません。

空港の人たちは、捨て猫が迷い込んできたので、みんなで世話をしている、みたいな、ほのぼのとした雰囲気を感じます。そして彼には、居場所をなくした捨て猫的な哀愁が漂っています。(失礼!)

もっとも、これはやっぱり、外国人だから、もっと言えば、日本人だからこその、暖かい扱いなのであって、メキシコ人と言えども、誰にでも同じように接するかは疑問です。

たとえば、アラブ系ならどうでしょうか。今の時代、アラブ系には警戒しますからね。やっぱり、もっと強引に退去させられているでしょう。日本人だから捨て猫の扱いなのです。

「目的はね、外国で大成したいと。今後は南米に行ってみたい」

と語っているそうです。(ちょっと、訳がわからない・・・) でも、俺は、これは、聞かれたから答えただけの、マスコミ用の答えのような気がします。「気がついたらこういうことになっていた」と、最初言っていたことのほうに真実味を感じます。そして、俺はそれでいいような気がするのです。「気がついたらこういうことになっていた」 自分の意志で、こういうホームレスを、わざわざ外国の空港で始めたら、ちょっとあざとい。ノハラ・ヒロシさんの自然さ(意志のなさ)が、また捨て猫的な、同情を呼んでいるのではないでしょうか。

ところで、ノハラ・ヒロシさんは、誰から捨てられたのかな?


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コメント

sachi3155さん
「棚田を歩けば」、ありがとうございます。
時間をかけて作った本です。だから愛着があります。
いわゆる、美しい写真だけで構成する「作品集」ではありませんが。

投稿: あおやぎ | 2008/11/27 17:17

こんばんは♪昨日言い忘れました!私、決めました。「棚田を歩けば」この本を近日中に絶対購入しますから~。福音館から出てるなんて!!!素晴らし~い☆実は仕事柄 福音館の絵本をよく購入するのですが、ここの本は間違いないです。←それほど素晴らしい本が沢山あると言うことです。写真は撮り方で個性・感性が光りますよね。私は趣味でしかありませんが・・・こうやって作品を見るのも大好きです。何だか、これからが楽しみです。日本の原風景を撮ってらっしゃるような・・・。毎回癒されてま~す。内容も楽しいです。(にこにこ)

投稿: sachi3155 | 2008/11/26 22:26

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