« エジプトの写真をアップ | トップページ | 奥多摩湖の紅葉 »

2008/11/20

そう言えば・・・。カイロのユースで「ウォシュレット」を見ました

080922
昨日、エジプトのことを書きましたが、そう言えば・・・思い出したことがあります。

カイロのユースに泊まったとき、トイレへ行ったら「ウォシュレット」だったんです。もちろん、当時(1982年)は「ウォシュレット」なんてなかったので、そんな呼び方はしませんでしたが。「これはすごい」と感心したものです。

アジア、アフリカのかなりの国々では、「大」の方の用を足したあとは、紙は使わずに、水で洗うという方法です。エジプトもそうでした。

ただユースの便器は、一般庶民の使うしゃがむタイプの便器ではなくて、腰掛けるタイプの洋式便器でした。外国人が多く泊まるからでしょうか。その便器の中には、パイプ(ノズル)が上を向いた状態で取り付けられていました。ちょうど肛門のあたりです。用が終わったら、蛇口をひねって水を出して肛門を洗うという仕掛けです。つまりこれは「ウォシュレット」そのものだったのです。

写真を撮っておけばよかったと後悔していますが、でも、撮らなかった理由は、あまりにもすさまじかったからだと思います。何が? 詳しい描写をすると、ひんしゅくを買ってしまいそうなので、想像してほしいのですが、このパイプ(ノズル)は、当然ながらがっちり固定されていました。しかも水は故障で出ないのもありました。それだけ言えば、だいたいわかってもらえるでしょう? 「感心した」と言いましたが、それは「仕組み」というか「方法」に感心したのであって、「現場」自体は、「すさまじい」の一言でした。

今では海外セレブも大絶賛の「ウォシュレット」ですが、どうも、このときの「すさまじい」光景を思い出してしまいます。「セレブ」のイメージとはあまりにもかけ離れている・・・。

「ウォシュレット(Wikipedia)」によると、TOTOが販売したのは1980年6月だそうです。

1964年には、「東洋陶器(現・TOTO)が、米国から温水洗浄便座「ウォッシュエアシート」を輸入、販売を開始」とあるので、それ以前からアメリカでは原型となるものがあったらしい。

それがどういうところから生まれたのか知りたい。アジア・アフリカの処理方法から発想したのでしょうか。

カイロのユースの便器が、どういった経緯で「ウォシュレット」型になったのか、アメリカの「ウォッシュエアシート」と何らかの関係があるのか、「ウォシュレット」のルーツは、エジプト(アラブ・アフリカ)にあったのか、ちょっと気になってきました。そのうち調べてみようかな。


Banner_01にほんブログ村 写真ブログ 風景写真へ

|

« エジプトの写真をアップ | トップページ | 奥多摩湖の紅葉 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« エジプトの写真をアップ | トップページ | 奥多摩湖の紅葉 »