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2008/11/27

秩父市荒川 「神明社神楽」

081125
秩父市荒川白久の神明社で行われた神楽を観てきました。

神明社は、この前「原の天狗まつり」が行われた場所から、1kmほど西にいったところにあります。神楽殿は、幅7m、奥行き3.5mほど。

境内に立っていた看板によると、「神明社神楽は安政年間(1854年~1859年)上州新町の水車大工徳丸が白久の人達に伝授したものといわれる。徳丸流神楽は、従来の伊勢神楽に加え、歌舞伎の所作を多く取り入れて一つの形として出来上がったものである」 神楽は、3月15日、7月28日、11月23日に演じられます。

午後演じられた『蛇打座』では、鬚面の男(写真)が登場しますが、この男が手を前に出して小刻みに動かしながら歩く姿が、インドネシア・バリ島で観たガムランの『バリス』の踊りとそっくりでした。『バリス』 は男の舞踏で戦士の姿をしています。

『蛇打座』のこの男も、たぶん(詳しいことは聞いていないのですが)、蛇を退治する戦士のようです。どこかで共通するものがあるのかもしれません。

今まで秩父の神楽を観て、インドネシア・ガムランの舞踏と似ていると思ったことはなかったので、先日は、新鮮な驚きでした。

最後には、ヒョットコたちが、モチやリンゴを紐にくくりつけ、子どもたちを釣ろうとします。子どもたちは歓声を上げながら、モチやリンゴを取ろうとします。

子どもたちがモチやお菓子を取ろうとする姿は、先月観た東秩父村の「神代里神楽」でも共通するものでした。

ところで、神楽殿のまん前には、野菜売り場が設けられていました。名札と値段が付いています。名前はこの神社の氏子さんたち。

「野菜が売れたお金は、神社のものになるから「奉納」されたものといってもいいでしょうね」と、係りの人は言っていました。

白菜3個200円、柚子5個200円、馬鈴薯8個150円などです。昔は、野菜の出来を競っていたそうです。いい出来のものは、表彰されたようです。俺は馬鈴薯を買ってみました。

神楽を観に来たおばあさんによると、前は、棚が2段になるほど、野菜が多かったとのこと。子どもの数も、野菜の数も、年々少なくなっているのかもしれません。


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