2009年の干支 「牛・丑・うし」のトンパ文字 (2) マダガスカルのゼブ牛
マダガスカルの中央高地、アンバラヴァウ郊外では、水曜、木曜の午前中を中心にゼブ牛を売買する市「ゼブ・マーケット」が開かれます。マダガスカル第二の規模だそうです。
ところで、アジアを旅していて、牛に襲われたという話を聞いたことはありません。メコンの水牛だろうが、チベットのヤクだろうが、牛というものは、おとなしい動物だというイメージが焼きついています。闘牛を別として。
ところが、この感覚で、マダガスカルのゼブ牛に接するのは時に危険です。俺たちが、ある農家に立ち寄ったとき、ちょうど牛車から牛をはずしているところでしたが、「危険だから近づくな」と注意されたことがあります。
実際、ゼブ牛は、気性が荒く、暴れていました。「かわいい~」などと言って近づいたら大ケガをしそうです。もし、マダガスカルへ行かれる方は、注意してください。
ネパールへ行ったときは、「バフ・テキ」を食べました。「バッファロー(水牛)・ステーキ」のことですね。マダガスカルでも、ゼブ牛の肉料理はもちろんあります。「ゼブ・テキ」とは言わなかったようですが、アゴを丈夫にできるくらいの、程よい硬さのステーキを食べることができます。
アンチラベ郊外で食べた、ゼブ牛のタンの煮込み料理はうまかったですよ。(昨日触れたアニマル・ライツの信奉者からは怒られてしまうんでしょうねぇ)
「2009年の干支 「牛・丑・うし」のトンパ文字 (1) 貴州省の闘牛」 (2008/11/30)
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