秩父夜祭 (2) 笠鉾と屋台の行列
日もとっぷりと暮れ、暗くなると、ますます夜祭りの熱気を感じてきます。
午後7時ころ、秩父神社から1kmはなれた御旅所に向けて、6台の笠鉾と屋台の行列が出発します。
昼の屋台・笠鉾も色彩鮮やかで、「非日常」を演出するに十分ですが、夜、ちょうちんの明りで飾られた屋台・笠鉾は、黄泉の世界に迷い込んだような雰囲気があります。祭りの本来の姿は、やっぱり「夜」なのかもしれません。
沿道には、たくさんの見物人。交差点にさしかかり、屋台を90度に回転させるのは、見せ場のひとつです。男たちは長い棒で、てこの原理を使って屋台の片側を持ち上げ、回転させます。屋台がギシギシときしむ音が響きます。
無事に回転が済むと、「すごい! すごい!」と拍手が沸き起こり、大興奮でした。
花火も打ち上げられて、秩父市全体が、幻想的な光の世界になるのでした。
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