江戸巡礼古道 (1) 札所20番【岩之上堂】から札所21番【観音寺】
秩父札所20番の岩之上堂から、25番九昌寺まで「江戸巡礼古道」というものがあります。
車の道を外れた山道も残っているので、江戸時代の巡礼道の面影を残しています。トレッキングにはいい道ではないでしょうか。江戸時代は、秩父札所巡りがブームになったそうですが、純粋な観音信仰のほかに、現代のトレッキングやスタンプラリーに通じる、娯楽の意味合いもあったようです。
しかも、札所の番号が、何度か変更されたとのこと。江戸から来る巡礼者の便宜を考えてのことだったらしいのですが、営業努力もあったわけですね。
21番の観音寺(写真上)は、県道72号線にありますが、県道に上がる直前に、ふたつの道しるべ石(写真下)がありました。どちらも江戸時代に設置されたものだそうです。
道しるべ石は、風雨にさらされて、趣があります。「江戸巡礼古道」の途中、ところどころに、こういった道しるべ石、庚申塔、弁財天碑などが点在しています。
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