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2009/02/11

ハドソン川に不時着して、乗客の命を救った英雄

090211
鳥の群れに突っ込んでエンジントラブルになり、ニューヨークのハドソン川に不時着して、乗客全員の命を救った、USエアウェイズ1549便のチェスリー・サレンバーガー機長が、インタビューの中で語った言葉にハッとしました。

「あの瞬間に対処するために、これまでのキャリアがあったのだと思う」

わかります。いや、俺は人の命を救ったことはありませんが、その感覚、なんとなくわかります。

今までの経歴、経験、感情の蓄積が一気に生かされたと感じる瞬間。機長ほどすごくはないですが、俺も、写真を撮るとき、ちょっとそんな感じがするし、いいことだけではなくて、悪いことが起きたとき、「これに遭遇(体験)するために生きてきたんだな」と、感じるときが、たまにあります。

ただ、この機長のように、これだけのことをやると、それまでの経歴ばかりではなくて、もっと大きな「力」が働いているのではないかと感じるかもしれません。その「力」によって私が今まで生かされ、そして乗客たちの命を救ったと。

これを単なる幸運といってしまうことは、たぶん、耐えられないからです。この機長も、事故後の数日間は、フラッシュバックが何度も起きて、 ショック状態だったといいます。

もし、判断を間違えていたら? 違うことを判断していたら? もしかしたら全員死んでいたかもしれないと想像する怖さから逃れるために、どんなことがあろうとも、結果はこうなっていたんだと確信したいために。俺が同じ体験をしたら、きっとそう思います。


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