振り込め詐欺を減らす方法 「だまされたふり作戦」
振り込め詐欺が増えています。定額給付金に関する新手の詐欺も出始めました。
この前、振り込め詐欺を未然に防いだ女性が、警察から感謝状を贈られていました。たしか、電話がかかってきたとき、「これは詐欺だ」と気がついたのに、そのまま、だまされたふりをして警察に連絡し、犯人逮捕に結びついたのではなかったでしょうか。「だまされたふり作戦」と呼ぶらしい。
これはなかなかいい作戦かもしれません。毒には毒、詐欺には詐欺。むこうがだましてくるなら、こちらもだましてやれということです。
それで、一歩進めて、だまされたふりをして、犯人逮捕に結びついたら、懸賞金を出すということにしたらどうでしょうか。懸賞金が出るなら、もっと注目を引きます。日本の被害総額を考えたら、50万、100万の懸賞金なんか微々たるものでしょう。
そうすると、詐欺グループの連中は、相手をだましたつもりでも、「もしかしたら、だまされているふりをしているんじゃないだろうか」と心配になるわけです。
もっとも、突然電話がかかってきたとき、まず、「これは詐欺だ」と気がつくこと、そして同時に「だまされたふりを続けよう」と、一瞬のうちの判断しなければならず、自分の息子が使い込みをしたとか、交通事故を起こしたと聞いて、動転しているとき、とっさの判断が出来るなんて、現実的ではない、と言われるかもしれません。
だから、「詐欺グループに、だまされたふりをして懸賞金を稼ごう!」というキャンペーンを大々的に展開するのです。「だまされたふり作戦」を日本中でブームにしてしまうんです。
全員が機転を利かせられなくてもいい。でも、何人かにひとりは「だまされたふり作戦」を実行するかもしれないという詐欺グループ側の「思い込み」が大切です。そうすると、詐欺グループも、いつだまされるかという恐怖心から、数は減っていく・・・。
どうでしょうか? ありえません?
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