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2009/03/10

飛行機で北海道

090310
撮影の仕事で、北海道にやってきました。

羽田発のエアバス。定員はどのくらいでしょうか。今日の乗客は40人程度。がらがらでした。客室乗務員は、客が少ないからでしょうか、やたらサービスがよくて、それほど飲みたいと思ってなかった飲み物を2度もお代わりさせられてしまいました。(ふたりがかりできたので、断りきれなかった)

まぁ、これはいいです。サービスがいいのは大歓迎です。

窓外の空をボーっと見ていて、この巨体を飛ばすにはそうとうな燃料を使っているだろうなぁと、頭に浮かびました。環境問題からみたら、これほど無駄使いはないかもしれません。今日使った燃料を、お客の頭数、40で割ったら、そうとうな量になるのではないかなと思います。昨日、分別して出したゴミなんか、いっぺんで帳消しです。

でも、俺はこういう空いている飛行機が好きです。なにしろ、席をあちこち移動して、外の写真を撮って過ごせるのは幸せです。「あれは岩手山ですか?」と客室乗務員に聞いたり、「あっ、阿寒岳だ!」と地図と照らし合わせながら興奮する。

「定期便だから、空いているときもあるし、満席のときもあるんだから」と理屈をつければ、この無駄な燃料の使い方にも心が痛みません。

環境を良くしようとすれば、不便さを受け入れること、不快さを我慢することも必要です。でも、人間はいったん知った便利さや快適さからなかなか抜け出せません。

「そんなこと言ってる場合ではない!」と、お叱りを受けそうです。いや、実際、何が何でもCO2を減らせ、ゴミを出すな、マイハシを使え、レジ袋を断れ、と叫んでいる人たちがいます。

でもねぇ、あんまり押し付けられると、俺は反発したくなるんですよ。だいたいにして、無理強いして長く続くはずはないと思います。無理強いは迷惑です。そういう環境の過激派は「良いことをやっている」と思い込んでいるフシがあります。仮に良いことだとしても、「良いことをする」ことは、すべての人にとって、「幸せであること」あるいは「生きる意味になる」とは限らない、そこをわかってほしいものです。

とにかく、本人の気持ちがそういうふうにならなければ、意味はない、と思っています。自然に、ゆっくりと、です。環境問題なんて、そう簡単に解決なんてできません。大多数の人の、環境に対する感覚や、考え方が変わるには、それなりに時間が必要なのではないでしょうか。あまり急ぎすぎると、失敗するかも。

自分への言い訳なのでしょうか。


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