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2009/06/04

都会での危ない話

090604
仕事の打ち合わせが終わった後、ひとりで入ったファーストフード店で、危ない会話を聞いた。

その店は3階まであって、すいていた3階の席に座っていた。すいているにもかかわらず、ふたりの男がやってきて、俺の近くに座った。

そして一人の男(Aとする)が、「もう会うのは今日だけにしてくれない?」と、もう一人(Bとする)に切り出した。

「どうしてそうなるの?」と、BがAに聞いた。「ちゃんと説明してよ」

別に聞こうとしていたわけではない。すいているので、声がよく通るのである。だから、嫌でも聞こえてしまうのだった。

「もう会わないなんて、俺たちホモじゃないんだから」とBが言う。Aはそれを聞いて、不自然に笑った。

どうも、Aは最近ヤクザになったらしく、Bに迷惑がかかるから、もう会わないようにしようという話らしい。Aは、しきりに、オヤジをカツアゲしたことを自慢していた。捕まらない、いい方法があるという。それをBに説明している。

でも、どうも妙なのだ。Bは、それを聞いてひるむどころか、Aに対して高圧的で、むしろ、静かに答えるBの方が、凄みがあって怖ろしい。

一席置いてふたりが座っていたので、顔を見ようと思えば見れたのだが、目を合わす勇気はなかったので、会話だけ聞いていた。

Aがハイテンションで声高に話せば話すほど、何か弱みをつかまれている(たとえばお金を借りている)のが分かってくる。ヤクザに入った話をしたが、嘘かもしれない。Bから逃れるためだ。

だいたいにして、Aがヤクザになったのは、「試しにやってみるか?」と言われたので入ったらしい。大手(@@会とか)ではなくて、個人でやっているところ(?)らしい。俺はヤクザの世界を知らないので、個人営業のヤクザがあるのかどうか知らないが、ちょっと胡散臭い。

もしAの話が本当のことなら、警察に通報されたらやばいんじゃないか?と思うのだが、俺のことを人とも思っていないのか、延々と危ない話をしているのである。こういうところから考えても、Aの言っていることは半分嘘なんだろう。Bから逃れたい必死さだけは伝わってきた。

それにしても、Bの落ち着き払った態度と声。こっちが本物じゃないかと思ってしまった。

都会には、いろんな人がいるねぇ。

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