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2009/07/14

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (67) 旭川市博物館

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旭川市博物館は充実していた。2008年11月にリニューアルし、アイヌ文化の紹介を中心に展示している。

まったく知らなかった、アイヌの中国や周辺の先住民族との関係を知ることができた。元の時代には、アイヌは中国大陸まで行って、村を襲い略奪行為を働いていた。また、サハリン先住民のギレミ(ニブフ)から、クイ(アイヌ)が毎年宗谷海峡を渡って自分たちの領土を侵すと、サハリンに政治的影響力を持っていた元に訴えて、元がアイヌと大規模な戦争までしている。

「自然と共につつましく暮らしていたアイヌ」といったような俺の固定した(と、いうより知らないだけだったのだが)アイヌ像をひっくりかえすような内容だ。

これを知っておもしろいと思った。そして交易や侵略というオホーツク海を舞台に活発に活動していたアイヌが、生き生きした集団のイメージに変わってきた。

写真は、アイヌの権力者で、日本刀を刺し、ロシア風の上着に中国製の服を着ている。周りとの関係を象徴するアイヌの姿だ。


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コメント

TKO さん

知らないことだらけなのは、私も同じです。
知ればまた、知らない事が増えたりして・・・・
いつまでたっても、知らないことだらけで。
でも、それがおもしろいのかなぁ。

投稿: あおやぎ | 2009/07/16 22:31

アイヌにそんな歴史があるなんて私も全く知りませんでした。昭和30年代、埼玉県の片田舎の小学校の校庭へアイヌが来て、輪になって民族舞踊(?)を踊ったのをかすかに覚えています。
北海道へ住みついて10年ですが、仕事柄遠くへ行けないので知らないことだらけ。青柳さんのブログで社会勉強してますよ。

投稿: TKO | 2009/07/16 08:49

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