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2009/07/29

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (79) 青函フェリーで出会ったアメリカ人親子

090730
函館から青森までの青函フェリーで出会ったアメリカ人親子は、連結した自転車で日本縦断中だった。

現在ニューヨークに在住のチャールズ・スコットさんと息子のショー(翔)くん、8歳。以前スコットさんは日本に2年間住んだことがあり、奥さんも日本人なので、日本語はぺらぺら。

北海道の宗谷岬を出発し、11ヶ所の世界遺産を訪れ、九州の佐多岬が最終目的地。2ヶ月以上かけて、約4700kmを走りぬくそうだ。(間に合わないときは、途中フェリーも使う)

スコットさんに、犬連れ旅行をしたジョン・スタインベックの『チャーリーとの旅』(愛犬チャーリーとアメリカ一周、16000kmの旅に出た)の話したら、彼も読んだことがあり、話が盛り上がった。とくに、年を取って落ち着くかと思いきや、そんなことはなく、旅人はいつまでたっても旅人だ、年齢なんて関係ないというスタインベックの言葉に、お互い共感している。

「車中泊」という旅のカテゴリーはアメリカにはない。車で長期旅するときは、キャンピングカーで旅するのが一般的だ。駐車スペースに困るような日本のキャンピングカー事情とは程遠い。

狭い車内をうまくベッド・ルームに変えてしまうなどの特殊技能は、さすが日本人だ。「ウサギの寝床」だとか「鳥小屋」だとか揶揄されてもひるまない「伝統」がある国民なのだ、俺たちは。

また、アメリカのキャンプ場で「犬禁止」は見たことがないらしい。ある意味、車中泊は、きわめて日本的な旅の仕方なのかもしれない。とくに犬連れの場合は。(この件に関してはまた日を改めて書くつもり)

スコットさんたちの旅のホームページは、こちら。

http://www.japanbikeride.com/1.html

フェリーが青森港に着いてから、犬といっしょに記念写真。

  ☆

このときの冒険旅行が本になりました。

チャールズ・スコットさん家族のトークショー(2015/01/09)


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コメント

図書館には、主要な雑誌も置いてあるのではないでしょうか。「山と渓谷」はきっとあると思いますよ。

天気が悪かったことが多少残念ですが、でも一応、写真に撮りたいなぁと考えていたものは撮れたので、北海道には満足です。
またいつの日か、来たいと思います。

投稿: あおやぎ | 2009/07/29 23:39

青柳さんの動きが早くて追いかけるのに苦労します。
やっぱり、もう青函連絡船ですか。
最後に晴れて良かったですね。今年の夏は北海道だけでなく本州もおかしいようで、日照不足で野菜が不作とか今日のニュースでやっていました。値段も上がってるようです。我が家の菜園でも全般に伸びが悪いです。
ところで、先に町の図書館にリクエストしていた「棚田を歩けば」が本日届き、早速借りてきて見ました。
確かに、棚田を見ていると、整備された田んぼと違って何となく懐かしいと言うかほっとする気分になります。
建物に例えると、コンクリートのビルと白川村の合掌造りの家とでも言いましょうか。残りの2冊が待ちどうしいです。
「山と渓谷8月号」は、隣町の本屋2軒で探しましたが、売れないので置いてないとのこと(トホホ)
取り寄せしようか迷ってます。

投稿: TKO | 2009/07/29 21:34

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