神明社夏祭り(川瀬祭り)
7月 26日、秩父市荒川白久の神明社で夏祭り(川瀬祭り)が行われました。
このときは、ちょうど北海道の旅から戻ったばかりで、暑くて死にそうでしたが、神輿がようやく荒川の川原に下りてきたのは、暑さがピークを越えた5時ころ。
神事のあと、お供え(?)の野菜や果物を川に流すと、それを下流の子どもたちが拾っていました。そして川の中で「神輿洗い」が行われ、悪疫退散を願います。
今年の夏は、秩父の「川瀬祭り」、「虫送り」、「灯篭流し」、「百八灯」などを見てきましたが、共通しているのは、最後は川に流して祭りが終わるということでした。流すのは、悪疫だったり、悪い虫だったり、あるいは、果物や野菜だったりするわけですが、どうもバリ島の祭りを思い出してしまいます。
バリ島では、祭りや火葬式の最後は川(あるいは海)へいって、ヒンズー教の僧侶のお祈りがあり、お供えや、遺灰を流すのです。
バリ島と秩父の夏祭りは、それぞれ意味も形も違っていますが、川には浄化作用があり、「水に流してさっぱりする」という感覚は、人間に共通する感覚なのかもしれません。
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