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2009/09/30

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (106) 志賀高原

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かつて善光寺から草津まで旅人が往来した草津街道は、志賀草津高原ルート(国道292)として、全長46kmの山岳道路に変わっている。

標高2172mの地点は、日本の国道の最高地点。雄大な景色が展開する。

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2009/09/29

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (105) 集落

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なぜ集落は美しいのか。

民家がある特定の場所に、ほど良い間隔で固まってあること。そして統一感があること。

それはたぶん、物理的な意味ばかりではなくて、精神的な意味でもあるかもしれない。

集落に住む人たちの、精神的な距離感と統一感が、集落の「まとまりの美しさ」を作り上げているのではないだろうか。


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妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (104) 松之山

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松之山の友人宅(写真下)をしばらくぶりで訪ねた。当然ながら(?)、前もって連絡などしていかなかったので、留守だった。

友人とは、17年ほど前、中国新疆ウイグル自治区のサリム湖で偶然いっしょになった。当時彼は報道カメラマンとして活躍していた。

数年前、彼は松之山のこの村が気に入って移住してしまった。今は、農業をしながら、茅葺職人としても、忙しい日々を過ごしている(らしい)。


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2009/09/27

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (103) 白川郷

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休日ということもあって、白川郷の混雑はすごかったが、今は、田んぼが黄色で美しい時期だ。

ハサ掛けされた稲の香りが、濃厚な秋の気配を感じさせる。


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2009/09/26

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (102) 野麦峠

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野麦峠を越えて、長野県から岐阜県へ。

野麦峠といえば、『あゝ野麦峠』に代表されるように、明治から昭和初期にかけて飛騨の農家の娘さんたちが、この峠を越えて諏訪、岡谷の製糸工場へと働きに出たことで有名。


乗鞍岳を見て、九十九折の坂道を数キロ下ると、野麦集落があった。ひっそりとした集落の中に、りっぱな旧学舎。廃校を利用した施設らしい。


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2009/09/24

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (101) 安曇野ほりがねの里

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安曇野の、道の駅ほりがねの里では、手作りかあさんのおにぎりの店があり、1個100円でいろんな種類のおにぎりが買える。

ここは、地産地消優良表彰地域振興部門で、農林水産大臣賞を受賞した。

地元の新鮮な野菜売り場は、朝7時から営業しているが、おにぎりを買えるのは11時から。山菜おこわ風、紫米のもの、梅入りなど買って昼食に。あったかくてやわらかいおにぎりは最高だ。

午後、穂高の町と郊外を歩き、夕方山際にある穂高温泉郷の穂高温泉健康館で入浴。400円。


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2009/09/22

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (100) 稲穂と犬

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今の時期は、稲穂が垂れた田んぼが美しい。

そういえば、中国南部、ヤオ族の祖先は盤古という犬だった。

また、ミャオ族には、人間界に稲をもたらしたのは、犬だったという民話もあった。犬の尾が垂れた稲穂と似ているからという説があったと思う。

そのときはもちろん犬を飼ってもいないし、むしろ嫌いだったので、この民話を聞いて、納得することはなかった。でも、今見ると確かに犬の尾は、稲を想像させる。

どの少数民族だったか、犬が天上界から人間界に稲を持ってきたのは、尾に種籾をくっつけて盗んできたという話もあったように思う。うちの犬は、籾ではなくて、雑草の種はよくくっつけてくる。

そんな犬と稲との関わりが多い中国南部の少数民族地帯の旅を思い出してしまった。


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2009/09/21

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (99) 嬬恋村キャベツ畑

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山内から草津温泉に抜けたが、連休の志賀高原はひどい渋滞だった。草津から嬬恋村に入ると、車も少なくなった。さすがにキャベツ畑を見たいと思ってくる行楽客は、そう多くないということだ。

それにしても、山すそに広がるキャベツ畑はすごいの一言。

農家の直販売所が点々とあって、新鮮な高原野菜を買うことができる。

おばあさんは、朝収穫した野菜を、平日は10時ころから、休日は9時ころから店を開けて販売しているという。

俺たちは、キャベツとブロッコリーとレタスを買った。今日の夕食は、道の駅みまきで、野菜三昧。この道の駅は、温泉付き。夜10時まで。400円。連休なのに意外と静かな雰囲気の道の駅。


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2009/09/20

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (98) 長野県栄村

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新潟県津南から長野県栄村へ抜けたとき、美しい集落があって、思わず車を停めた。


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2009/09/19

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (97) 只見川

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会津柳津から只見川に沿って西へ進む。とちゅう、稲刈りをしていた集落が川向こうに見えた。


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2009/09/18

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (96) 会津柳津

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今日は、喜多方のコインランドリーで洗濯をしたり、原稿を書いたり、CD-Rをコンビニから送ったりして、移動は短距離。

会津坂下のツタヤで休憩。雑誌売り場で、『山と渓谷』を立ち読み。10月号は「おいしい風景」で、伝統食「つとっこ」とか、棚田の写真を使っている。

会津柳津の道の駅で今日は泊まる。

道の駅に車を置いて橋の向こう岸に見えたりっぱな寺、福満虚空蔵尊まで行ってみた。ここは1200年の歴史があり、「虚空蔵さまに年3回お参りすると、お金に不自由しない」といわれ、年間100万人の参拝客が訪れているという。3分の1でいいから(たぶんあと2回は来れないと思う)、俺もそのご利益にあずかろうと、お参りをした。

柳津温泉が近くにあり、つきみが丘町民センターで入浴することができる。300円。安い割には、ちゃんとシャンプー、ボディーソープ、ドライヤー付き。ナトリウム温泉で塩辛い。そのせいか体が温まった。


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2009/09/17

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (95) 川西の散居集落(虚空蔵山の棚田から)

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昨日、新潟県胎内の道の駅に泊まろうといったら、なんとつぶれてなくなっていた。道の駅がなくなったという例を他には知らない。これからもっと増えていくのだろうか。道の駅がなくなるのは、車中泊の旅にとっては困った問題だが、でも、経費削減の波は、道の駅にも影響を及ぼすのは確実だろう。

それで、胎内からさらに北へ10kmの、村上市の手前、神林の道の駅に泊まった。

今朝は、日本海に出て岩船港に行った。岩船から10kmほど新潟市方向へ戻り、国道113号線を山形県の方向へ折れる。道は快適で、吹き込む風もさわやかだ。ほんとにいいドライブ日和。犬も嬉しそうに車窓から鼻を出して匂いをかぎまくる。

県境を越え、飯豊から川西に出た。ここで、山形の棚田20選にも選ばれている、虚空蔵山の棚田に上った。狭い農道を登っていくと展望台がある。田んぼが黄色くなった川西の散居集落は美しい。もうすぐ稲刈りのシーズンだ。

去年もちょうど今の時期来たが、そのときは棚田にコメを作っていたはずの田んぼは、豆畑に変わっていた。

米沢の上杉神社で犬の記念写真を撮ったあと、福島県喜多方市へ抜ける。市内で、喜多方ラーメンを食べたとき、テレビでちょうど酒井法子の記者会見が行われていた。

記者会見を開いたのは、自分の口から話をしないことには、自分の子どもを含めた周りの関係者が迷惑すると思ったことも理由のひとつだろう。それほどマスコミ取材のひどさは想像できる。弁護士がくれぐれも関係者に対する取材を控えてほしいと懇願していたことでもわかる。こと、このことに関しては、たとえ「犯罪者」でも、同情してしまう。

車中泊は、喜多方の道の駅で泊まる。ここは今年の5月にも泊まった。温泉付き。午後5時以降は、300円と安い。休憩室も大きくてゆっくりできる。温泉は午後9時まで。


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2009/09/16

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (94) 出雲崎

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十日町を出て北へ。小千谷市、長岡市の郊外を迂回して、西へ向かい日本海に出た。

そこは、「越後出雲崎天領の里」だ。なかなかのんびりしていいところだ。古い家並みが立ち並び、日本海の漁村独特の暗さを持っている。佐渡の金銀を運び込んだり、コメを積み出したり、重要な港だったことで、幕府直轄領「天領」となった。

どことなく北海道の江差と雰囲気が似ている。木造家屋が、ニシン御殿とそっくりだ。

出雲崎は、例の演歌歌手ジェロの『海雪』にも登場する場所でもあった。ジェロのポスターやチラシがやけに目に付いた理由はこれだった。

「歌碑かなんかあるんですか?」と、地元の人に聞いたら、「ここに来たわけじゃなくて、想像で作った歌で、歌碑なんかもないです」と、少し迷惑そうにいわれた。想像で歌を作っても悪いことはなにもないのだが、もしかしたら、地元の人には不満なのかもしれない。ジェロは、出雲崎観光大使に任命されているらしい。


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2009/09/15

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (93) 土合駅

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群馬県上野村から妙義山を経由して、昨日の夜は、沼田市の西、白沢の道の駅に泊まる。ここは温泉付。「露天風呂が開放的で気持ちよかった。

今日は、沼田市から水上温泉を通り越して北上し、谷川岳の麓にJRの土合駅へ。ここは、「日本一のもぐら駅」。

「もぐら駅」とはどういう意味かというと、駅舎は地上にあるが、改札を抜けて、486段の階段を下りていかないとくだりホームに出ることができないのだ。地下に続くトンネルが、なんとなく怖い。駅舎と下りホームとの標高差は70.7m。

無人駅で、しかも電車が来る時間帯ではなかったので、ホームもひっそりとしていて寂しい。いや、ちょっと不気味。


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2009/09/14

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (92) 志賀坂峠から群馬県へ

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昨日からまた「犬連れ日本一周車中泊の旅」が始まった。

今年前半は、東北、北海道を回ったので、その続き。群馬、新潟、長野、岐阜、石川、福井、滋賀、京都・・・と、西へ向かう予定。でも、あいかわらず、予定があってない旅なので、実際どこまでいけるのかわからない。

そして昨日、再開第一日目は、去年から通い続けている秩父から、国道299号をさらに西に走った。志賀坂トンネルを越えると群馬県。上野村の道の駅に泊まる。


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2009/09/10

テレビドラマ 『北の国から』

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6月7月と北海道を旅して、後半には富良野に立ち寄りました。

俺はどちらかというと、富良野より、その北側にある美瑛の畑に興味があった(写真のために)のですが、妻が『北の国から』のロケ地に行きたいというので、富良野の麓郷というところへいったら、ドラマのことを思い出しました。

第1回目は1981年放送だったらしく、その年は、俺が大学を1年遅れて卒業したあと関東でバイトをして、またヨーロッパから、アフリカ、アジアへと、半年間の旅をした年であり、『北の国から』を断片的にしか観ていないのは、そのせいかと分かりました。

それでも、当時からなんとなく惹かれるものがあって好きなドラマだったのですが、今回、北海道から戻ってから、DVDを借りて、第1話から全部通して見たら、なんて先進的なドラマだったんだと、今観てもぜんぜん古さを感じさせないのはすごいなと思ったわけです。

「環境問題」、「エコロジー」、「モッタイナイ思想」など、今の方がむしろ理解されるテーマを内に秘めたドラマだったということを知って、原作・脚本の倉本聰さんのすごさをあらためて知ったのです。

麓郷、富良野の町、純と蛍が通っていた分校、住んでいた小屋などが出てくると、さすがに時間の流れを感じます。3軒目の小屋はかなり老朽化が進んでいました。もう30年も前なんだから、当然です。

俺が一番好きなシーンは、夜の森で純、蛍、正吉の3人がUFOと遭遇し、原田美枝子演じる分校の先生が、『365歩のマーチ』を歌いながら現れ、3人が、先生は宇宙人かもと疑い、暗い森を逃げ帰るところです。子どもの目線で語られるそのエピソードが好きです。しかも、あとで「なんだ勘違いだった」などというオチはなく、「もしかしたら宇宙人かも」という話で続いていくのがまたすばらしいところですね。

連続ドラマは24回で終わりますが、ドラマが好評だったので、その後も、、『2002遺言』まで、スペシャルドラマが8回続きました。

DVDで、連続ドラマ24話から、スペシャルドラマを続けて観ると、当然、純と蛍の成長の変化が激しいということもあるのかもしれませんが、スペシャルドラマでは、どうも登場人物のキャラクターが「おとなしくなった」と感じたのは俺ばかりでしょうか。実際、純と蛍は小学生から中学生になっていくので、当然としても、彼らの元叔母さんに当たる竹下景子演じる雪子のキャラクターは、明らかにおとなしくなりました。

音声も聞き取りやすくなり、技術的な進歩も感じますが、キャラクターがおとなしくなったというのは、より「自然な」演技が求められるようになったからか、それとも俳優たち(スタッフも)が成長して「おとなしくなった」ということなのか。連続ドラマとスペシャルドラマにちょっとした断絶を感じてしまいます。

もちろん、その断絶も気にしなければ気にならない程度なので、どうってことないのですが。ドラマ自体のすばらしさに変わりありません。


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2009/09/05

11月の写真展

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11月の写真展の打ち合わせに行ってきました。まだ先ですが、今週からまた「犬連れ日本一周車中泊の旅」を再開し、帰りは10月末ころになってしまうので、帰ってからでは間に合わないので、DM用の写真や資料などを預けてきました。

タイトルは、雑誌連載と同じ『秩父桃源 2008-2009』。

場所は、さいたま市浦和の楽風(らふ)。お茶屋さん(旧中仙道に面した青山茶舗)の敷地内にある土蔵を改造した和風ギャラリー。1Fは喫茶店で、2Fが写真展会場です。壁面は土壁の展示スペースになっています。

こちらでは過去、「雲南」「メコン河」「棚田」のテーマで3回やらせてもらっているので、今回で4回目です。

会期は11月19日から12月1日まで。会期中の11月27日(金曜日)にはスライド&トークショーもあります。

詳細は、次のホームページでどうぞ。
Ya_2FLASH
Ya_2HTML

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2009/09/01

時代劇を見るような、世襲議員たち

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政権交代が実現しました。

「自民党には不満、民主党には不安」と言われていましたが、新しいことをするときは、不安は伴うもので、いや、今はそれどころではないというのが実態でしょう。

そもそも、新人に期待するのは、しがらみがないからであり、その過去のしがらみが日本を、これだけがんじがらめにした元凶なのです。

長野県の自民党の小坂憲次氏が落選しました。彼は世襲議員の権化のような人で、4代に渡り、120年間も議員をやってきた家系の人だそうです。

彼が以前のインタビューで答えていました。もともとサラリーマンで、政治家を目指していたのではなく、父親が死んで、後援会や周りの人たちに頼まれて出馬して議員になったらしいのです。やりたくなくても、やらざるをえなかった。そういうことですか?

まるで江戸時代ですね。殿様が死んだら、子どもを殿様に祭り上げる。地元の利権を守るためなら、「バカ殿」でも平気だという感覚。いや、「バカ殿」の方が、操りやすいのかな? (小坂さんが「バカ殿」だと言っているのではありません、念のため。あくまでも一般論です。そして俺は世襲議員が必ずしも悪いとも思っていません。やる気さえある人ならば)

昔は、国会議員になって、地元に仕事や金を持ってくるのが仕事だったのかも知れませんが、その地域だけ良くなればいいというのは、あまりにも狭い考えで、古すぎます。もっと全体を見なければ。その地域だけに良いことが、必ずしも日本全体にとっては良いとは限らず、結局は、日本全体が悪くなったらその地域も悪くなってしまうということです。

だから今回、しがらみのない若い人たちの当選が目立ちました。自民党が大敗したのは当然の結果でしょう。小坂憲次氏の落選後のインタビューに、悔しさとか、次はがんばるぞとかいった必死さは感じませんでした。内心は、落ちてホッとしているのかもしれません。

あの4年前に国民的人気を一心に集め、自民党が圧勝したときの立役者小泉さんは、引退するとなったら、ちゃっかり自分の息子に後を継がせるという、あの「自民党をぶっ潰す」と言っていた爽快な姿とのギャップを感じてしまいます。なぁんだ、結局そういうことね、とますます小泉さんに対する幻滅感だけがつのりました。

小泉さんはちゃんとわかっていたんでしょうね。今回の選挙で自民党が大敗することを。非難されることを避けるように、さっと身を引き、それだけだと支援者が許さないので、代わりに息子を差し出しました。かろうじて息子は勝ちましたが。

意外と俺は好意を感じていた小泉さんさえ、こういうことをやってしまうんだから、自民党もここまで落ちたかという思いは強いですね。

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