「ゆとり世代」の次に現れた「さとり世代」
「ゆとり世代」の次の「さとり世代」がネットで話題になっているようです。
結果がわかっていることに手は出さない。過程より結果が重要。草食系。浪費をしない。などがその特徴だそうです。
そういえば、妙に物分りが良く、俺よりも大人に感じる若い人たちが実際います。
でも、俺に言わせれば「さとり世代」ではなくて「さとり時代」なのではないか、影響を受けやすい若い世代が一番目立つというだけではないかとも思ったり・・・。
「さとった人」というのは、聖人以外、普通の凡人に対して言うとき、皮肉が込められた、あまりいい意味でもないように感じます。(凡人だから、さとっていないわけですが) 当の「さとり世代」の人はどう思っているのでしょうねぇ。
老成したようで「若者らしくない」という意味も込められているのかもしれません。でも、そういう意味があるとすれば、「若者」はこうあるべき、という固定観念というものがあるからでしょう。
ただそれは、今まではこうだったということに過ぎません。これからの若者は、すべて「さとった人」になってしまうかもしれないのです。
冗談をいっているのではありません。情報化社会が発展していけば、当然行き着く世界かもしれないですよ。
たとえば、研究によって、最近では将来患う可能性がある病気がわかったり、なんと、寿命までわかりかけています。
要するに、「運命」さえ、生まれた時点でわかっているなら、「さとった人」にならざるをえないということです。なんだか俺の感覚からすると、これはあまりバラ色の世界にも見えません。「先がわからないから不安だけどおもしろい」、「結果より過程が好き(とくに旅はそうです)」とも思っているからです。俺は古い人間かもしれません。将来は絶滅する方の人間でしょう。
だから俺はもちろん「さとった人」ではないし、今まで食べられないものがなかった「雑食系」だし。ただ、「浪費をしない」だけは同じですが、「しない」ではなくて「できない」というのが悲しい現実です。
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コメント
けろさん
コメント、ありがとうございます。
私も、確実に絶滅する古い人間です。「さとったような人(ホントは、さとってなんかいないと思いますが)」を見ると、いらいらします。「エセさとり世代」の人たち。若者には、さとったりぜず、夢を見て、現社会を壊してほしいですね。
だから、私は、朝青龍のような「さとってない人」に妙にひかれてしまうのかもしれません。
投稿: あおやぎ | 2010/02/05 10:06
はじめまして。興味深く読ませていただきました。
「さとり世代」ですか(笑)。頭の中で悟るだけでは、結局のところ身にはなっていない・・・なんて考えるのは所詮、私も古い人間ってことなんでしょうね。
私は「さとらない世代」もしくは「夢見たがりの世代」」で居続けたいと願います。
ゴールできたかどうかより、ゴールするまで(私のゴールがどこなのかもわからないままですが・・・)にどんな経験をしたのかを、自分自身は大切にしたいと日々に思います。
他の人々には強制できませんけど・・・・
投稿: けろ | 2010/02/05 00:25