國母選手は8位入賞
國母選手は、残念ながら完璧な演技が出来なくて、8位入賞でした。
99年から02年のソルトレイクオリンピックまで、スノーボードチームのコーチをしていた人の話が、このブログに載っています。とても興味深く読みました。
こちらにも同じ文章が引用されています。
これを読んで、そういわれればそうだよなぁと思いました。なんだか選手たちの現実を知って悲しくなってしまいました。
「国母君の服装のみだれって何処が基準なんでしょうか? ユニフォームの日の丸をはぎ取った訳じゃないし、一個人の価値観を押しつけすぎ何じゃないでしょうか? 世界の頂点に立てるような選手に普通の価値観を押しつける方が無理ってものです。」という言葉、わかります。
今回の件でも、大学側が國母選手を応援しないことを決めてしまいました。本来なら、大学の宣伝にもなるんだから、「これからは本人も気をつけると反省していますから、応援よろしくお願いします」とでも言って、彼を擁護してもいい話だったと思いますよ。批判されたから、すぐ突き放すとは、あまりにも冷たい仕打ち。
オリンピックへ行く選手の背中に、俺たちはすぐ日の丸を見てしまいます。競技そのものならまだしも、服装・態度にさえも。
選手本人にとって本音は、「日本代表」というより、世界最高の大会で優勝したいということだけなのでしょう。
でも、俺たちは日本を背負わせてしまうし、本人は、「違います」といえない状況に追い込まれる(そのプレッシャーが良い方向に作用することもあるでしょうが)ということなのかもしれません。
國母選手は、そういう意味で、あまりにも正直過ぎたということでしょうか。
試合後のインタビューで、自分のスタイルは貫けたから悔いはない、みたいな話をしていました。批判に負けず、自分のスタイルを貫くのも、またかっこいいかな。
「國母くんの足は短いんで、ズボンをずり下げていたわけではありません」(2010/02/16)
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