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2010/05/29

電子書籍で写真集

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iPadが日本でも発売されて、大きくニュースに取り上げられていますが、やっぱり気になるのは、電子書籍がどうなっていくかです。

電子書籍出版で、写真集がたくさん作られることになるのでしょうか。今、写真家仲間で、自前で写真集を作ろうと計画しています。

いずれこのブログが窓口になると思います。


Champur_books

写真家になったら、写真集を、というのが、俺たちの願いでした。でも、現実は厳しかったですね。とくに、アジアの少数民族などのドキュメンタリー写真集は、「作っても売れない」と、言われ続けてきました。かなり有名な写真家でも、そうです。(もちろん、お金がある人なら自費出版という手があったのですが)

写真集を作ったからといって、印税なんて微々たるもので、それで食べていけるほど甘いものではありませんでした。写真集は、写真家の名刺みたいなもので、作ること自体に写真家としてのこだわりと、写真家として認められるひとつの指標みたいなものでした。

でも、インターネットが普及し、デジカメで誰でも「いい写真」が撮れるようになった今、プロとアマチュアの境界線は、あいまいになっています。写真家だけではなく、いろんな業種でプロとアマの境はなくなってきています。

いや、「プロ」と「アマチュア」、こういう2つの言葉に分けることが、今の時代に合わなくなってきたといったほうがいいかもしれません。いろんな「仕事の状態」が生まれてきたわけです。

電子書籍なら、紙代などの制作費が安くなるので、誰でもが写真集を出版しやすくなると思います。ただ、それをみんながほしがるかどうか、つまり売れるかどうかは、まったく別の問題ですが。

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福井昭夫 「旅の絵画展」 アジアの風景を描く

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友人の画家、福井昭夫の「旅の絵画展」が始まっています。

2010年5月27日〈木〉~6月8日〈火〉 【2日(水)は休み】
10:00 A.M.~7:00 P.M.(最終日5:00P.M.まで)

場所は、日本茶中心の喫茶・ギャラリー「楽風」です。

楽風(らふ。青山茶舗敷地内)
埼玉県さいたま市浦和区岸町4-25-12
Tel/Fax 048-825-3910

今回もアジアの風景を描いています。↑のDMの絵は、中国貴州省肇興の町並み。瓦屋根の民家の軒下には、藍染の綿布が干してあります。ここは、トン族の多い町で、釘を1本も使わない、トン族の伝統的な建築物「鼓楼」も残っていました。

本人は、毎日会場にいるかもしれません。お問い合わせは、楽風まで。

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2010/05/25

危険なホームページのイメージを与えられた

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ホームページやブログを運営している人も多いと思うので、参考になればと思い、この1ヶ月間のバトルについて書いておきたいと思います。

googleで「アジアの棚田」を検索すると、

「電網写真館 オリザ館 アジアの棚田メニューページ 」

が出ますが、その下に、

「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」

という表示に初めて気がついたのは、去年11月。秩父の写真展をやっているときでした。「なんだろうな」と思いながら、クリックすると、アラートが出て、前に進みません。どうも、ホームページが、「マルウェア」というものに犯された疑いがあるというのです。

もちろんまったくこころあたりはなく、再審査を請求すると、2、3日後、この「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります。」という表示は消えて、一安心。やっぱり誤解だったんだと。

この再審査は、googleの「ウェブマスターツール」の「サイトの再審査」というところから出します。でも、最初は、説明が分かりにくいし、専門的すぎるし、たまには英語表記で、難しいのは覚悟しなければなりません。でも、まぁ、何とか、これで回復できて、やれやれと思っていました。

ところが、今年3月頃、またこの表示が出ていることに気がつき、再び審査請求をしました。また表示は消えました。

そして4月。またまたこの表示。再審査のあと、消えたのですが、3日後、再び出始めました。これは深刻だと、今さらながら気がつきました。この半年、いや、もっと前から、この表示が出て、「オリザ館」は見てもらえなかったのではないか、ということなのです。

自分で自分のサイトを検索することはあまりないので、気がつくのが遅れてしまいました。

「オリザ館」を移転しようと思ったのは、このことも原因です。別のサーバー(新しくしたasia-photo.sakura.ne.jp/oryzaの方です〉にデータをコピーして移したものには、「マルウェア」は発見されませんでした」と出ます。つまり、俺のサイトも、パソコンも問題がないことがわかりました。ということは、サーバー側に問題があるのではないか。

そしてよくよく調べてみると、どうも、googleのロボットが巡回して、「何か」を発見するらしいのですが、問題のサイトと、俺のアドレスの一部が、同じだかららしいということに気がつきました。(独自ドメインではなく、プロバイダーから与えられたアドレスでした)

今、サーバー側に、同じ症状がある人がいるか調べてもらっているところですが、もう移転してしまったので、結果として、もう原因がわからなくても平気なのですが。(前のやつはデータを消去しても、表示が消えるまで時間がかかるでしょうが) そもそも、難しくて、俺にはさっぱりわかりません。「マルウェア」とかも。駆除の仕方など、英語で書かれても読めないし。

いかにも危険なホームページを運営しているような悪いイメージを与えられてしまい、残念です。損害は大きいといわざるをえません。

何の連絡もなく、確かめもせず、知らない間に、こっそりと、「このサイトは危険だ」とレッテルを貼られるのはどうかと思います。もちろん、ホントにウイルスに感染していたら、当然googleの対応は間違ってはいないのですが。

今回の件で、googoleに変な扱いを受けると、とんでもない損害をこうむるのだ、googleは今の時代、大きな権力者なんだということがよくわかりました。もちろん、意図的にやっているのではなく、機械が勝手に判断しているらしいのですが。

皆さんも、気をつけてください。(と、言って、注意しようもないかもしれませんが)

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2010/05/19

『オリザ館』 移転しました

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棚田の写真館『オリザ館』を移転しました。

新しいURLは独自ドメインで、

http://asia-photo.sakura.ne.jp/oryza/

asia-photo.sakura.ne.jp/oryza


「アジアの棚田」から「世界の棚田」に範囲を広げて、写真を増やしていきますが、解像度も、順次大きいものに代えていきます。

日本の「棚田百選」の棚田の、ナンバーが若い方(現在110番付近まで)から、ほぼ、大きな写真になっています。

今後ともよろしくお願いいたします。

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2010/05/14

ギャラリー『雲南省の風景』 リニューアルしました

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ギャラリー『雲南省の風景』 リニューアルしました。

Ya_2『雲南省の風景』

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2010/05/11

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (198) 京都 先斗町と河原町通

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狭い路地の先斗町は、京都における代表的な花街のひとつ。べにがら格子の飲食店や民家が両側に建ちならぶ。

慶応三年(1867年〉11月15日、坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された場所、河原町通の近江屋(醤油商)はもう残っていない。今はコンビニになっていて、「遭難之地」の看板が立つ。


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2010/05/09

80年代中国のモノクロ写真

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上海万博が華々しく開幕しましたが、予想入場者数は下回っているそうです。

とは言え、やはり中国の発展ぶりには驚かされます。

初めて中国へ行ったのは、1984年のことでした。

香港で中国の個人ビザ(華僑用だったかもしれません)を取り、香港に3日ほど滞在してから国境へ向かい、歩いて国境を越え、シェンチェンの駅から列車で広州へ。

駅前の人の多さと匂いと騒音でカルチャーショックを受けました。初めてヨーロッパへ行ってもまったく感じなかったカルチャーショックというものを、同じアジアの中で受けた衝撃は、また特別なものがありました。

「似てるのに、まったく違う」 それが初めての中国の印象です。

そんな80年代の中国のモノクロ写真をこれから少しづつアップしていくつもりです。急激な発展をしている中国では、20数年も経つと「古写真」と言ってもいいくらいかもしれません。まず第一弾として香港・広州・陽朔など。

Ya_2a-Gallery 「80年代の中国〈1〉」


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妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (197) 京都祇園 夜の花見小路通

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三条通 りから安井北門通りまで続く全長約1kmの花見小路通。祇園の中心だ。

竹矢来に格子作りの古い茶屋や料理屋が建ち並び、夜になると、多くの観光客でにぎわっていた。

一歩裏通りに入ると静かなたたずまいの民家もある。

人を掻き分けて入ってきたタクシーの後部座席には、芸妓さんの姿が。


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2010/05/08

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (196) 京都府美山かやぶきの里「北村」

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京都府南丹市美山町にある集落「北村」。茅葺き屋根の民家が多く残る。その多くは江戸時代中頃から末期にかけて建てられたものだそうだ。

集落の茅葺数でいうと、岐阜の白川郷、福島の大内宿についで全国3位。

ただ、ここを歩いて、他とは決定的に違う点に気がつき、そして「よく考えられているなぁ」と感心させられた。

白川郷や大内宿のようなレストランやみやげ物屋が、集落内にないことだ。(駐車場のところにはある) しかも自動販売機もまったくない。「空間」そのものを演出している点で、他の茅葺集落とは違って見える。


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2010/05/05

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (195) 兵庫県 「天空の城」竹田城跡

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「天空の城」の異名をもつ中世の山城「竹田城」。

築城年は1431年(永享3年)で、 廃城から約400年経っているが、石垣がほぼそのままの状態で残っている。


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2010/05/04

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (194) 島根県宍道湖

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2010/05/02

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (193) 島根県出雲日御碕燈台とヤツガシラ

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1903年に完成した出雲日御碕燈台は、島根半島最西端に位置する日本一の高さを誇る石造洋式灯台だ。

灯台の写真を撮っていると、「めずらしいのがいますよ」といって教えられたのが、ヤツガシラ(八頭、学名Upupa epops)という渡り鳥。

ネットで調べてみると、頭の毛が逆立って、モヒカン刈りのようになるらしい。

教えてくれたおじさんは、さかんに「めずらしい」といっていたが、どれほどめずらしいのかは、鳥に疎い俺にはちょっとわからない。


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2010/05/01

妻と犬連れ3匹の、日本一周の旅 (192) 佐賀県唐津市蕨野の棚田

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春には菜の花が美しい唐津市相知町蕨野の棚田。


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