新潟県十日町市まつだい 星峠の棚田(4)
「田毎の月」に挑戦してみました。
絵で描かれ、俳句で詠われる「田毎の月」はイメージなんです。全ての田に月が映ることはありません。月はひとつです。
ただし、自分が動き回ったり、長時間露光すれば、複数の田に映ることになります。結果的に、すべてに映るということにはなるかもしれません。でも、「同時に」ではありません。
俺はだから「田毎の月」は、観るものではなくて、体験するものだと常々思ってきました。
でも、写真を見てもらうとわかりますが、田んぼが遠い場合、複数が光ります。それは、田んぼの水が風で波立っていたり(この夜もそうでした)、ゴミや藻がいろんな角度になっているので、月に近い部分が光るわけです。
なんだか理科の解説ふうになってきたので、もうやめます。情緒がなくなります。「田毎の月」、それはそれで俺も好きなイメージなので。
毎日天気が良くて、いや、良過ぎて、月さえも強烈です。多少は薄雲がかかっていたほうが、もっと幻想的な写真になるかもしれません。
それと月齢です。三日月に近いほうが、空の明るさも多少あっていいと思います。
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