韓国映画 『ほえる犬は噛まない』、『南極日誌』 など、DVD鑑賞
最近韓国映画を観ています。『グエムル 漢江の怪物』、『母なる証明』、『ほえる犬は噛まない』、『南極日誌』。
どれも観ている間中「胸騒ぎ」を覚えながら、という映画でした。何か得たいの知れない緊張感が漂っています。この緊張感がたまりません。
とくに『ほえる犬は噛まない』は、犬好き人間にはつらいシーンもあります。もちろん映画なので、すべて「演技」なのですが、でも、犬は「演技」を理解していないでしょう。犬にとっては、撮影はすべて「現実」です。と、いって、映画の面白さには変わりありません。
『南極日誌』も、最初、ホラー映画かなと思ったくらいでしたが、これを、南極で最もたどり着くのが困難な「到達不能点」を目指す探検隊6人の、極限状態での人間ドラマと観ると、なかなか奥深いものを感じさせます。不思議な映画でした。
狂気に満ちた行動をするようになるソン・ガンホ演じる隊長。探検の初期に、どうして「到達不能点」を目指すのか?という話になったときの隊長のセリフ。
俺たちのような人間はそこを目指すしかない。死ぬためじゃない、生きるために(危険な場所を)目指すんだ。
まともじゃない人間の生きられる場所は「到達不能点」くらいしかないんだな。納得。
ただ、最後のシーンがわかりにくい。でも、わからないから「不思議な映画」になっているのかもしれませんが。
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