『大韓航空機爆破23年目の真実』を見て、ある怪しい男女を思い出した
おととい月曜ゴールデン特別企画『大韓航空機爆破23年目の真実~独占・金賢姫11時間の告白&完全再現ドラマ・私はこうして女テロリストになった』という番組を見ました。
「番組では金賢姫・元北朝鮮工作員に2日間、合わせて11時間に及ぶロングインタビューを敢行。「大韓航空機爆破事件」「拉致問題」はなぜ、そしてどのように実行されたのか?その謎を解くために、金・元工作員のインタビューをもとに、事件の全貌を日韓合作の再現ドラマとして制作した。
」(TBSホームページより)
この番組は、「当初11月29日に放送される予定であったが、北朝鮮による11月23日の韓国延坪島砲撃、及び緊迫した朝鮮半島情勢を勘案し、放送を延期した。」とのこと。(Wikiより)
この中で、工作員になった金賢姫は、もう一人の工作員、金勝一とともに、日本人観光客を装い、日本語で会話していました。日本人が聞けば、日本人ではないとすぐにバレるのですが、ヨーロッパや中東では日本人に成りすますことはできていたのかもしれません。
それで思い出したことがあります。それは1987年ころだと思いますが、中国広州の中国民航チケット売り場で見た、ふたりの男女のことです。
広州から雲南の昆明へのチケットを買おうとして売り場に並んでいたのですが、俺の前に一組の若いカップルがいました。彼らは日本語で会話していました。しかも二人とも日本のパスポートを持っていました。
ただ、普通であれば、俺も旅先で会った日本人には声をかけるのですが、このときは、なんだか声をかけづらかったのです。
どうしてかというと、彼らが話す日本語がネイティブではなかったからです。日本パスポートを持っている以上、彼らは日本人なのでしょうが、日本人ならどうして日本語が下手なんだ?という疑問です。アジア人が日本に帰化したのだろうか? それとも、外国で生まれ育って日本語がうまくない日本人か? 在日の人だろうか?とか、いろいろ想像しました。
ただ、なんとなく、そのときの勘で、声をかけないほうがいいのではないかと判断したのです。俺のことは当然、現地中国人だと思っているはず、だから、俺の前で堂々と下手な日本語で会話していたのでしょう。当時、そこに日本人がいる確率は、かなり低かったはずです。彼らが「日本人ふう」を装っているように感じました。
今となっては、彼らがどういう人たちだったのかわかりませんが、おとといの番組を見て「もしかしたら彼らも・・・」などと考えてしまいました。大韓航空機爆破事件も、1987年に発生しています。
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コメント
そういえば、そんな事件もありましたね。うっすらと覚えています。
初めて日本からヨーロッパへ行ったときも大韓航空機でした。ソウルからのルートも、カムチャッカ上空を通ったのではないでしょうか。アラスカでトランジットありました。
投稿: あおやぎ | 2010/12/17 20:36
大韓航空機…とタイトルにあったので、青柳さんとどういう関係があるのだろう?と記事を読んだら、北朝鮮工作員のやった爆破事件のことだったんですね。
早とちりの小生は、1983年8月に稚内沖で当時のソビエト軍戦闘機によって撃墜された大韓航空機と勘違いしてしまいました。実は後者の事件当時、出張でアメリカにいてニュースを見ました。で、その3日後に自分の帰りの飛行機もカムチャツカ付近を通るので嫌な感じがしたものです。てな訳で、「大韓航空機」と来ると、すぐに撃墜事件を思い出してしまうのです。お粗末でした。
投稿: T | 2010/12/16 21:25
突然思い出しました。当時はなんだろうな?と思っていましたが、まぁいろんな諜報活動が行われていたんだろうなぁと想像します。
当時は(今も?)、日本人パスポートは北朝鮮以外、どこでも行けるので価値が高かったです。実際闇では高値で取引されていたと聞いています。
別にスパイではなくても、どこでも行きたいアジア人にとっては都合のいいパスポートなのではないでしょうか。当時は偽造もしやすかっただろうし。
投稿: あおやぎ | 2010/12/16 11:49
それは、、、怪しいですねー☆
投稿: Mr.SCHOP | 2010/12/15 19:36